- HOME
- >
- EVENT COVERAGE
- >
- 『ストリクスヘイヴン』チャンピオンシップ
- >
- 『ストリクスヘイヴン』チャンピオンシップ 2日目の注目の出来事
EVENT COVERAGE
『ストリクスヘイヴン』チャンピオンシップ
『ストリクスヘイヴン』チャンピオンシップ 2日目の注目の出来事
2021年6月5日
(編訳注:埋め込み動画は英語実況のものです。)
「『ストリクスヘイヴン』チャンピオンシップ」の2日目を前に、250人いた参加者の約半数(126人)がふるい落とされた。スタンダードとヒストリックという2つのフォーマットで行われた初日の対戦では、7勝0敗のプレイヤーが2名現れた。マジック・プロリーグの実力者、セス・マンフィールド/Seth Manfieldと、Magic Onlineの雄、ローガン・ネトルズ/Logan Nettlesだ。
しかし彼らだけではなく、その背後にも「ジャーマン・ジャガーノート」カイ・ブッディ/Kai Budde、フランスの殿堂顕彰者ラファエル・レヴィ/Raphaël Lévy、「プロツアー『アヴァシンの帰還』」チャンピオンのアレックス・ヘイン/Alex Hayne、「プロツアー『運命再編』」のチャンピオンのアントニオ・デル・モラル・レオン/Antonio Del Moral Leónなど、マジックの偉人たちが何人も続いていた。
そしてヒストリックとスタンダードそれぞれ4回戦ずつの戦いを経て、トップ8が決定した。
- ジョン・ジラルド/John Girardot
- デイヴィッド・イングリス/David Inglis
- マティ・クイスマ/Matti Kuisma
- ラファエル・レヴィ
- セス・マンフィールド
- ローガン・ネトルズ
- サム・パーディー/Sam Pardee
- マット・スパーリング/Matt Sperling
「『ストリクスヘイヴン』チャンピオンシップ」トップ8入賞に称賛を! ここで8人のプレイヤーがどのように残ったかを紹介していく。
2日目のメタゲームブレイクダウン
スタンダードとヒストリック両方の成績が加味されてはいるが、2日目に残ったものを見ることで、成果が出たものとそうでないものをいつものようにうまく確認できるだろう。
アーキタイプ | 初日人数 | 初日占有率 | 2日目人数 | 2日目占有率 | 2日目進出率 |
---|---|---|---|---|---|
スゥルタイ根本原理 | 53 | 21.2% | 27 | 21.4% | 50.9% |
イゼット・ドラゴン | 41 | 16.4% | 22 | 17.5% | 53.7% |
ナヤ・アドベンチャー | 23 | 9.2% | 12 | 9.5% | 52.2% |
サイクリング | 17 | 6.8% | 9 | 7.1% | 52.9% |
ディミーア・ローグ | 17 | 6.8% | 6 | 4.8% | 35.3% |
グルール・アドベンチャー | 17 | 6.8% | 9 | 7.1% | 52.9% |
赤単アグロ | 16 | 6.4% | 6 | 4.8% | 37.5% |
白単アグロ | 16 | 6.4% | 8 | 6.3% | 50.0% |
ジェスカイ変容 | 15 | 6.0% | 12 | 9.5% | 80.0% |
ティムール・アドベンチャー | 9 | 3.6% | 5 | 4.0% | 55.6% |
マルドゥ・サクリファイス | 4 | 1.6% | 1 | 0.8% | 25.0% |
ボロス・ウィノータ | 3 | 1.2% | 0 | 0.0% | 0.0% |
スゥルタイ・コントロール | 3 | 1.2% | 0 | 0.0% | 0.0% |
ディミーア・コントロール | 3 | 1.2% | 0 | 0.0% | 0.0% |
緑単アグロ | 3 | 1.2% | 2 | 1.6% | 66.7% |
ラクドス・サクリファイス | 2 | 0.8% | 1 | 0.8% | 50.0% |
4色ブリンク | 2 | 0.8% | 2 | 1.6% | 100.0% |
スゥルタイ巨獣の巣 | 2 | 0.8% | 1 | 0.8% | 50.0% |
アゾリウス・ブリンク | 2 | 0.8% | 2 | 1.6% | 100.0% |
ラクドス・ミッドレンジ | 1 | 0.4% | 0 | 0.0% | 0.0% |
ナヤ・フューリー | 1 | 0.4% | 0 | 0.0% | 0.0% |
合計 | 250 | 100.0% | 126 | 100.0% | 50.4% |
ヒストリックでの成績の影響はあるが、使用率上位のデッキの推移が一定であることから、「ディミーア・ローグ」や「赤単アグロ」という選択には疑問が残る。除去や派手な呪文(《出現の根本原理》)、すぐに出てくるドラゴン(《黄金架のドラゴン》《ガラゼス・プリズマリ》)、そして小型クリーチャーを伴いつつ一足飛びで決着をつけるために用いられるとんでもない火力(《天頂の閃光》)などを考えると、アグレッシブ・デッキの時代は過ぎ去ったと思えるかもしれない。
しかし、《軽蔑的な一撃》だけを軽く足したカイ・ブッディの構築などを含む「グルール・アグロ」あるいは「グルール・アドベンチャー」、アレックス・ヘインやミカエル・ベルナー/Michael Bernatが用いた「白単アグロ」などの他のアグレッシブ・デッキの成功は、見た目以上にメタゲームによる影響が大きいことを示している。そして、そのすぐ後ろに控えていた「ジェスカイ変容」という意外なデッキは予想をはるかに超える成功を収め、スタンダード全体の対戦を通してマティ・クイスマを上位へと押し上げた。
ヒストリックもまた、呪文を連鎖させて何度も利益を得させるものが占有率を高めていた。
アーキタイプ | 初日人数 | 初日占有率 | 2日目人数 | 2日目占有率 | 2日目進出率 |
---|---|---|---|---|---|
イゼット・フェニックス | 88 | 35.2% | 50 | 39.7% | 56.8% |
ジェスカイ・ターン | 45 | 18.0% | 22 | 17.5% | 48.9% |
ジェスカイ・コントロール | 24 | 9.6% | 12 | 9.5% | 50.0% |
ジャンド・フード | 18 | 7.2% | 9 | 7.1% | 50.0% |
黒単アグロ | 13 | 5.2% | 6 | 4.8% | 46.2% |
セレズニア・カンパニー | 12 | 4.8% | 6 | 4.8% | 50.0% |
グルール・アグロ | 11 | 4.4% | 3 | 2.4% | 27.3% |
5色ニヴ=ミゼット | 5 | 2.0% | 4 | 3.2% | 80.0% |
ドラゴンストーム | 4 | 1.6% | 2 | 1.6% | 50.0% |
アゾリウス・オーラ | 4 | 1.6% | 3 | 2.4% | 75.0% |
ディミーア・ローグ | 2 | 0.8% | 0 | 0.0% | 0.0% |
ボロス・ミッドレンジ | 2 | 0.8% | 0 | 0.0% | 0.0% |
赤単アグロ | 2 | 0.8% | 2 | 1.6% | 100.0% |
ディミーア・パクト | 2 | 0.8% | 0 | 0.0% | 0.0% |
グリクシス・コントロール | 2 | 0.8% | 1 | 0.8% | 50.0% |
エルフ | 2 | 0.8% | 0 | 0.0% | 0.0% |
ディミーア・コントロール | 1 | 0.4% | 1 | 0.8% | 100.0% |
オルゾフ・オーラ | 1 | 0.4% | 0 | 0.0% | 0.0% |
アタルカ・レッド | 1 | 0.4% | 0 | 0.0% | 0.0% |
ティムール・マーヴェル | 1 | 0.4% | 1 | 0.8% | 100.0% |
ネオストーム | 1 | 0.4% | 0 | 0.0% | 0.0% |
ボロス魔技 | 1 | 0.4% | 0 | 0.0% | 0.0% |
オルゾフ・シャドウ | 1 | 0.4% | 1 | 0.8% | 100.0% |
アゾリウス・コントロール | 1 | 0.4% | 0 | 0.0% | 0.0% |
ティムール・ターン | 1 | 0.4% | 1 | 0.8% | 100.0% |
ティムール・ランプ | 1 | 0.4% | 1 | 0.8% | 100.0% |
無色ランプ | 1 | 0.4% | 0 | 0.0% | 0.0% |
スゥルタイ根本原理 | 1 | 0.4% | 1 | 0.8% | 100.0% |
シミック・ターン | 1 | 0.4% | 0 | 0.0% | 0.0% |
青単スピリット | 1 | 0.4% | 0 | 0.0% | 0.0% |
合計 | 250 | 100.0% | 126 | 100.0% | 50.4% |
ヒストリックも同様の推移を見せており、採用率の高いデッキグループの比率はそのまま反映されている。しかしこの数字には少々のごまかしがあるようだ。「イゼット・フェニックス」と「ジェスカイ・ターン」が全体的に人気だったということは、ヒストリックの対戦では《表現の反復》、《渦まく知識》、《信仰無き物あさり》、そして《時間のねじれ》があふれていたということになる。
トーナメントが進行するにつれて「ジェスカイ・ターン」は当初に考えられていたよりもずっと復帰力が高いことが明らかとなり、また「イゼット・フェニックス」は2日目開始時の上位陣にも採用者が多数存在していた。多くのデッキがお互いに歩調を合わせている中で、『ヒストリック・アンソロジー5』や『ストリクスヘイヴン:魔法学院』の「ミスティカルアーカイブ」を得たヒストリックの新たな環境は、2日目もその広がりを保っていたようだ。
トップ8集結
この2日目の開幕、第8回戦でローガン・ネトルズに敗れたマンフィールドは、ともあれその後は勝ちを重ねて一気に10勝2敗の成績に持っていった。ヒストリックではネトルズに敗れたが次はスタンダードで再び相まみえることになり、9度の大型イベント優勝経験を持つ元世界チャンピオンは、このリベンジマッチでは異なる結末を迎えた。
そして次の対戦は、ライバルズ・リーグ首位のマット・スパーリングとの、お互いに勝てばトップ8入りとなる大一番となった。この日のヒストリックでの対戦で彼に敗れていた「2020ミシックインビテーショナル」の優勝者は、またしてもこのスタンダード勝負で勝ち星を取り戻し、最初のマリガンから持ち直してトップ8の席を最初に確保した。
この「『ストリクスヘイヴン』チャンピオンシップ」トップ8入りでマンフィールドは大型イベント上位入賞10度目となり、上位入賞2桁の生涯戦績を持つ7人目のプレイヤーとして、桁違いの強者たちの仲間入りを果たした。
それに加えて彼は私生活でもここ最近、婚約という実績を達成している。
「正直に言えば、婚約したことでマジックについて考えることから少し離れられた」と彼は言う。「時には休息も必要で、戻ってきたときには集中力が増しているものだ。今回のイベントではそうできたと思う。根を詰めすぎるほどに準備するのではなく、うまく取り扱えるとわかっているデッキを選択することにしたんだ」
マンフィールドがそのように意識を分割したことは、結果としてすべてがうまくいったとはいえ、良いことばかりというわけでもなかった。「デッキ選択がギリギリまで決まらなくて、最後に違うデッキを選んだこともあって、一緒にテストプレイしてくれていた仲間はやきもきしていたかもしれない」
第14回戦でトップ8入りを決めたマンフィールドが暫定トップ、とはならなかった。ローガン・ネトルズは成績を8勝0敗に伸ばしたのちにつまづいたものの、最初に築いたリードと抜きんでたプレイングにより、土曜日の後半にはマンフィールドと同舟していた。
マッチの勝利とトップ8の権利がかかった第3ゲーム、ネトルズの持ち時間はどんどん少なくなっていく。対戦相手のジョン・ジラルドもトップ8入りを目指しており、諦める様子はなかった。迅速かつ明快なプレイで、ネトルズは自身の残り時間がなくなるよりも早くクリックしていった。
タイマーの残り時間は1分となり、ネトルズが勝つための状況はついに整った。
2010年の「Magic Online Championship」から2020年6月開催の「2020プレイヤーズツアー・オンライン3」まで、大型イベントでの上位入賞に10年の間があるネトルズだが、そこから12か月で2020年11月開催の「2019 Magic Online Championship」、そしてこの「『ストリクスヘイヴン』チャンピオンシップ」と2度の上位入賞を果たした。
「今までで一番高い水準でプレイできていると思う」とネトルズは語る。「いま私は30代だが、マジックプレイヤーとして成熟するために長い時間がかかったと思う。平常心、忍耐力、そしてあらゆる精神的要素が私の最大の欠点だったが、今はこれらの領域で大きく前進しており、自分のゲーム運びやハイレベルなマジックで成功するための工程すべてに安定感を覚えている」
土曜の最終戦、配信外の戦いでは、ラファエル・レヴィとマット・スパーリングが再び対決した。ヒストリックではスパーリングが勝利を収めていたが、スタンダードではレヴィがやり返してトップ8の座を勝ち取った。レヴィはチーム「ChannelFireball Ultimate Guard」のメンバーとともに調整することでテストプレイが捗った、と彼らの功績を認めた。
「マジック・プロリーグからの降格が決まってからは、ルイス・スコット=ヴァーガス/Luis Scott-Vargasや『ChannelFireball』チームとともに戦略を練ることができるようになった」とレヴィは言う。「そうなっては、私のグルール・デッキをプレイせずにはいられなかった。どんなデッキとの対戦もわかっている。あらゆる使い方を知っている。私にとっては簡単なことだったよ」
「皆でヒストリックを数多くプレイしていったが、これだというものは見つからなかった」とレヴィは続ける。しかし今シーズンの「ChannelFireball」チームが何度も経験したように、今回もブレント・ヴォス/Brent Vosの助けがあった。ヴォスが持っていたのは《不屈の独創力》デッキだったが、それがレヴィの目に留まる別のデッキへの扉を開いたのだ。「ガブリエル・ナシフ/Gabriel Nassifが、先週末に4勝0敗の成績を残したティエリ・ランボア/Thierry Ramboaのデッキについて知らせてくれた」
そのデッキこそが「ジェスカイ・ターン」で、それがチーム内で好感触となるまでには少し時間が必要だった。「組んで少し使ってみて、『これはとんでもないぞ』と言いながらずっと使い続けてたよ」とレヴィは語る。「いや、本当にいい感触なんだ」とその良さをチームに再三伝え続けた結果、メンバーも試してみることになった。「彼らも使い始めて、『これはいいかもしれない』となった。フェニックスはチームが最も使われると考えていたデッキだったが、ブレントはサイドボードに《原初の潮流、ネザール》が効果的だと考えた。多数の《サメ台風》と合わせて、サイドボード後の第2・第3ゲームはとても有利になった。最も使われているデッキに有利を取れるのはよかったと思う」
「チームのうち12名がこのデッキを選択したよ」 レヴィがヒストリックで負けたのはマット・スパーリングとの同型対戦でのみだ。このデッキは今週末を通してチームに素晴らしい結果をもたらした。
もう1人のフランスの傑物、ジョン・ジラルドもまた「『ストリクスヘイヴン』チャンピオンシップ」でトップ8への道を歩んだ。Magic Onlineでは「dftleonidas」の名で活動しているジラルドは、オンラインのトップレベルで戦い続けている競技プレイヤーで、先だって2019年に行われた「2019ミシックチャンピオンシップⅦ」にも参戦していた。
しかし彼がトップ8入りするには、この2021年に流行したデッキの誕生にかかわった立役者の1人であり、ライバルズ・リーグのメンバーでもあるブレント・ヴォスに壊滅的な敗北を与える必要があったのだ。
サム・パーディーが上位入賞を果たしたのは久々のことで、そのために長年のチームメイトでありライバルズ・リーグのメンバーでもあるマット・ナス/Matt Nassとの対戦を切り抜けなければならなかった。
チーム「ChannelFireball」でテストプレイに参加していた多くのプレイヤーと同じく、Pardeeも強力な「ジェスカイ・ターン」デッキを選択した。とはいえ彼がそうしたのは、「『ジェスカイ・ターン』を選んだのは、使う楽しさととんでもない爆発力が見事に組み合わさっていたから」というシンプルなものだった。
このデッキの完成度とデッキパワー、そして追加ターンに助けられ、マット・スパーリングを含む多くの選手がトップ8入りして日曜日へとコマを進めた。
スパーリングは自身のチーム内でのプレイテスト中に「悪役」を演じ、この強力な「ジェスカイ・ターン」を打ち破れる可能性を持つデッキで相手をし続けた。そしてスパーリングとチームは、「ジェスカイ・ターン」デッキを「打倒するのは極めて困難」だということに気づき、このトーナメントに持ち込むヒストリックのデッキとして最適であると判断した。第1回戦でのケンジ・エガシラ/Kenji Egashiraとの対戦では敗北を喫したものの、初日はこのデッキと「スゥルタイ根本原理」デッキで勝ち抜いている。
2日目では第12回戦でネトルズに、第14回戦でマンフィールド、第15回戦でレヴィにそれぞれ打ち負かされ、スパーリングがトップ8入りできるかは最後の最後までわからなかった。結果的に、序盤の勝利と対戦相手の勝率が高かったことで、トップ8入りとなった。
トップ8の席を確保したことで、スパーリングは賞金総額250,000ドルの中からより多くの賞金を獲得できるだけでなく、「マジック:ザ・ギャザリング世界選手権」の参加権利がかかったライバルズ・リーグの現トップとして、2位以下との差をさらに広げることとなった。「このリードは私にとって本当に重要だ」とスパーリングは言う。「1マッチや2マッチ分ではなく、5マッチや6マッチ分の備えがあることが私には大きく思える。まだ上手くいくとは限らないが、何ポイントであっても追加のポイントは本当に助かるよ」
マティ・クイスマとデイヴィッド・イングリスは、今週末を通してスタンダードで話題を集めた2人組だ。マナを得るため、それからあらゆるものを再利用して利益を得られるよう一連のカードを変容のために組み込んだ、強力な「ジェスカイ変容」デッキを持ち込んだ。これは予想外だったが、予想通りに思われた環境を揺るがす歓迎すべき驚きだった。
4 《島》 2 《山》 4 《ラウグリンのトライオーム》 4 《河川滑りの小道》 4 《連門の小道》 4 《針縁の小道》 -土地(22)- 4 《伝承のドラッキス》 4 《雷の頂点、ヴァドロック》 4 《黄金架のドラゴン》 -クリーチャー(12)- |
4 《棘平原の危険》 4 《表現の反復》 4 《非実体化》 2 《火の予言》 2 《否認》 1 《本質の散乱》 1 《焦熱の竜火》 1 《セジーリの防護》 3 《プリズマリの命令》 3 《戦利品奪取》 1 《神秘の論争》 -呪文(26)- |
2 《灰のフェニックス》 3 《レッドキャップの乱闘》 1 《希望の光》 3 《精神迷わせの秘本》 2 《燃えがら地獄》 1 《本質の散乱》 1 《ガラスの棺》 2 《神秘の論争》 -サイドボード(15)- |
イングリスはこのデッキで見事に勝利しトップ8入りを果たした。
クイスマは11勝4敗で2日目を終え、予選終了後のタイブレークでトップ8に入るに十分な成績を残した。このデッキはどこで生まれたのか、そしてこれは本当にとんでもないデッキなのだろうか? 「チームメイトのデイヴィッド・イングリスは」とクイスマは話を切りだす。「5月の『「ストリクスヘイヴン」リーグ・ウィークエンド』のリストからこのデッキに注目して、調整してみたところ、今大会(のスタンダード)で最も使われるであろう『スゥルタイ根本原理』に対してとても相性が良いとわかったんだ。これはメタゲームに適した選択であることに加えて、さらに今まで私が使ったスタンダード・デッキの中でも最も楽しいものの1つだったので、この選択には大満足だよ!」
彼自身とイングリスをトップ8に送り込んだことからも、このデッキの面白さを実感できたに違いない。
ヒストリックの一大決戦が待ちうける
勝ち残った上位8名のプレイヤーによる決勝トーナメントがすべて終われば、「『ストリクスヘイヴン』チャンピオンシップ」のタイトルホルダーが決定する。
トップ8の戦いは、ジェスカイとフェニックス・デッキが多数登場するヒストリック・フォーマットのダブルエリミネーションで行われる。2020-2021年マジック・ポストシーズンを前に、誰が最後のチャンピオンシップ・トロフィーを獲得するのか見届けよう。勝ち残ったプレイヤーの集結は、日曜午前9時(PDT)からだ!
(Tr. Yuusuke "kuin" Miwa)
RESULTS 本大会の対戦結果・順位
RANKING ランキング
-
戦略記事
教えて!ヤソ先生!! ―正しいサイドボードのやり方とは?―|マジックフェスト・京都2019
-
インタビュー
八十岡 翔太のマジック:ザ・ギャザリング解説 ~メタゲームの正体~|プレイヤーズコンベンション静岡2024
-
戦略記事
八十岡 翔太のスタンダード解説 ~ミッドレンジの正体~|プレイヤーズコンベンション横浜2023
-
観戦記事
気軽に! お得に! マジックを楽しむ1日!!「マジック大戦祭TOKYO GO!GO!マジック:ザ・ギャザリング」フォトレポート|マジック大戦祭 2024 TOKYO GOGO!! MAGIC: THE GATHERING
-
戦略記事
八十岡翔太の寿司ドラフト|グランプリ・千葉2015
NEWEST 最新の記事
-
2024.11.12観戦記事
The Week That Was: 熱烈な勇者の帰還|第30回マジック:ザ・ギャザリング世界選手権
-
2024.10.27観戦記事
第30回マジック:ザ・ギャザリング世界選手権 決勝戦|第30回マジック:ザ・ギャザリング世界選手権
-
2024.10.26トピック
第30回マジック世界選手権 トップ8プロフィールとデッキリスト|第30回マジック:ザ・ギャザリング世界選手権
-
2024.10.26観戦記事
Magic World Championship 30 Day Two Highlights|第30回マジック:ザ・ギャザリング世界選手権
-
2024.10.25観戦記事
Magic World Championship 30 Day One Highlights|第30回マジック:ザ・ギャザリング世界選手権
-
2024.10.25戦略記事
The Spiciest Decklists of Magic World Championship 30|第30回マジック:ザ・ギャザリング世界選手権