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マジックフェスト・京都2019

インタビュー

グランプリ・京都2018王者 ベ・デギョン インタビュー

小山 和志
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 初のグランプリ参加にして、なんと優勝を果たしたベ・デギョン。準々決勝ではペトル・ソフーレク、決勝では渡辺雄也というプロプレイヤーたちを立て続けに破っての快挙だ。

 この戴冠は勢いだけによるものではない。観戦したプレイヤーが、解説陣が、ギャラリーが次々と彼のプレイを称賛した。MTGアリーナで300回もデッキを回したという努力が彼にトロフィーを届けたのだ。

 一躍時の人となったデギョンに、優勝者インタビューをお願いしたところ、彼は流暢な日本語で、笑顔で応じてくれた。

ベ・デギョン インタビュー
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――まずは、優勝おめでとうございます! 日本語でインタビューを受けていただいてありがとうございます。一時期日本に住んでいらっしゃったと聞きました。

「ありがとうございます!前は、もともと日本好きなんで、ワーキングホリデーで来たら楽しくて、そのまま日本語学校に入って、1年半ぐらいいて、韓国に帰ったんです」

――マジックには最近復帰されたんですよね?

「はい。最初は『ラヴニカの回帰』で始めて、それで日本に来たので続けたかったんですけど、日本語も上手じゃないし、一人では不安だったから(韓国に)戻ってもともと一緒にやっている友達がいて、また始めました」

――今回「グルール・アグロ」を使うと決めたのはいつ頃だったんでしょうか? ずっと前から使っているのですか?

「えーっと…2週間前!です!」

――そこからMTGアリーナで300回もデッキを回したんですか?

「はい!」

――ということはランキングは……

「ミシックです(笑)」

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――ですよね(笑)。ところで、韓国のお友達とプレイされているとのことですが、韓国のマジック事情を教えていただけますか?

「ソウルは日本の東京みたいなところで、僕が住んでいないので分からないんです。僕が住んでいるのは釜山(プサン)の隣、大阪の近くみたいなところなんですけど、多分(マジックプレイヤーが)20人ぐらいしかいないです。お店も多くないです。グランプリもないし、大きな大会があってもあるのはソウルですから、そっちに行くのなら優勝できないといけないですから」

――今回グランプリが初めてとのことですが、以前から興味はあったのですか?

「グランプリはずっと出たかったんですけど、ちょっと恥ずかしいんですけど、元々はグランプリ・静岡2018(スタンダード)に出ようとしてました。それが、友達と飛行機を取った日付を後でカレンダーを見たら、1週間ずれていて(笑)。飛行機もキャンセルできなくて、それが悔しくて今回来ました」

――そこから初めてのグランプリで優勝、というのは最高ですね!

「ビックリしました。勝つと『大丈夫かな?』と思いながらプレイしていました」

――いえいえ、素晴らしいプレイでした! これでミシックチャンピオンシップの権利を得ましたね。目標などは今の時点でありますか?

「考えてないです(笑)! 優勝すると思ってなくて! 知り合いが出場して、『うらやましいな』と思って僕もここに来たんですよ。行けるようになると思ってないですから、嬉しいですけど目標までは今はまだ分からないです」

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――では、これからも日本のグランプリに出場する予定はありますか?

「はい! 時間ができたら絶対! 日本のプレイヤーはみんな優しくて、めっちゃ楽しいです!」

――お疲れのところありがとうございました。また日本で会えるのを楽しみにしています!

「ありがとうございます!」


 類まれなる練習量をもって初のグランプリで優勝を果たしたベ・デギョン。日本のグランプリには今後も参加したいとのことで、会場で見る機会もあるだろう。

 その時は、大舞台を経て成長した彼の姿を見ることができるはずだ。

 改めて、グランプリ・京都2019優勝おめでとう!

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RESULTS

対戦結果 順位
15 15
14 14
13 13
12 12
11 11
10 10
9 9
8 8
7 7
6 6
5 5
4 4
3 3
2 2
1 1

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