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日本選手権2019

インタビュー

インタビュー:森山 真秀 ~日本一を目指す人たちへ~

今泉 陸

 「マジックをプレイして何年目ですか?」という問いに、「2年です」と答えた日本一がいる。

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 森山 真秀。

 2018年9月に「日本選手権2018優勝」のタイトルを手に入れ、ミシックチャンピオンシップをはじめとした世界の舞台へ進出。ワールド・マジック・カップ2018では、チームメイトとともに世界5位入賞を成し遂げている。

 これだけの実績を持ちながら、マジック経験は2019年現在で3年目。マジックのプロシーンで活躍するプレイヤーとしては異例のキャリアと言えるだろう。

 いわば新進気鋭のプレイヤーとして、彼にかかる注目度は高い。とりわけ、彼と同様にマジックのプレイ経験が少ない人や、競技マジックに打ち込んでいるプレイヤーにとっては気になる存在ではないだろうか。

 競技としてマジックをプレイすればするほど「自分はなぜ勝てないのか?」と自問する機会は多くなるだろう。

 前回優勝、2018年日本一。今大会での活躍も期待される森山に、その答えを求めた。

日本選手権2018優勝者として

――前大会優勝者として、日本選手権とはどのような意味を持つタイトルだと思いますか?

森山「やはり日本一です。グランプリやThe Finalsなど、国内のイベントにもいくつかタイトルはありますが、その中でも特にシンプルですね。その分、取りたい気持ちがあります。……まあ、実際とってる自分に日本一の実力があるとは思ってないですけど(笑)」

――引き続きとりたいタイトルなんですね。では、今回の意気込みなどはありますか?

森山「今年もぜひ勝ちたいなと思ってます。でも、そんなに甘い世界ではないだろうとも思いますね。厳しいけれどもチャレンジしたいです」

――去年のインタビューではマジックを始めて2年とお聞きしました。大きな舞台への憧れがあったとおっしゃられていましたが、実際にその大きな舞台はどのような場所でしたか?

森山レベルが格段に高い。高すぎます。上には上がいるということを痛感しました」

――具体的にはどのようなシーンでそう思いましたか?

森山「『ラヴニカの献身』のドラフトの際、クリーチャーを全然入れずにデッキを修復して戦う青白コントロールに当たったときのことでした」

――《精神純化》入りの青白コントロールですね。

森山「はい。ドラフトで《精神純化》を使うところまで自分は全然到達していませんでした。上手い人はいろいろ考えているんだなと思いましたね。日本勢でもこういう指針でプレイしている人はあまりいなかったので、勉強になりました」

――なるほど。憧れの大きな舞台への出場を経験した今、マジックをプレイするスタンスや目標に変化はありましたか?

森山「始めた時から継続して大きな舞台に出たいという目標がありました。現在はミシックチャンピオンシップの権利も持っていないので、ミシックチャンピオンシップ予選を回りながら、引き続きもう一度出られるように頑張っています。より一層、モチベーションが高まりましたね」

――やっぱり、大きな舞台は楽しかったということですね。

森山「そうですね。ぜひまた出たいと思います」

憧れの舞台に上がるための方法とは?

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――去年のインタビューで、マジックの練習はMagic Onlineや地元の友人との調整が主だとおっしゃられていましたが、その中でも具体的に上達するコツや、効果的な練習方法などはありますか?

森山上手な人に聞くのが一番だと思いますね。もしくは、MPL(マジック・プロリーグ)プレイヤーなど、上手な人の配信動画を見るとか。直接プロ・プレイヤーに聞くことができずとも、参考にできることは多いので」

――例えば、どのプレイヤーのプレイが参考になると思いましたか?

森山「やっぱり行弘 賢さんですね。ワールド・マジック・カップでチームを組んだ時にいろいろ教わりました。構築ももちろんですけど、リミテッドがすごく上手だなと思います。よく参考にさせていただいています。」

――では、動画でもやはり行弘さんのものがおすすめですか?

森山「はい。単純におしゃべりが上手で、見ていて楽しいというのもあります。あと、市川 ユウキさんの配信も面白いです!」

――最近、MTGアリーナなどで初心者が増えてきています。マジック経験3年目のプロ・プレイヤーとして、やはり競技シーンにも新たなプレイヤーが出てきて欲しいと思いますか?

森山「そうですね。どんどん新しい人が出てきて、活気づいたら良いなと思います」

――森山さんの周りには若いプレイヤーはいますか?

森山「地元には自分より年下で、最近マジックを始めた人もいますよ。こういう大会には来ていないですけど、MTGアリーナを始めました、という人も良く見ます。盛り上がってるなと感じますね」

――地元では、森山さんが教えるような形で調整したりしているんですか?

森山「ぼくなんかより上手い先輩がたくさんおられるので(笑)。プロ・プレイヤーの動画配信を観たりしてやってます(笑)」

――最後に、競技プレイヤーとしてマジックに打ち込む人たちに一言いただけますか?

森山「マジックは、練習すればするほど強くなるゲームです。まずは練習をしてみてください」


 マジックのプレイを上達させるためには何をしたら良いか? という問に対する答えを求めるプレイヤーは多いだろう。結果を出せずにいる競技志向のプレイヤーにとってはなおさらだ。

 そんな問いに対し、マジック経験2年目の日本一である森山は、上手な人に聞くことが大切だと語った。プロ・プレイヤーと直接話せずとも、彼らの配信する動画を見て、学ぶことは可能である。

 また、同時に「(マジックは)練習すればするほど強くなるゲーム」であるとも語る。

 森山が語ったこれら2点は、どちらもマジックの上達において欠かせないポイントだろう。森山は去年のインタビューで「とにかく練習をしてマジック歴の浅さを解決している」いると教えてくれた。なんとその練習方法には「(結果を出した)デッキ検索にあがるデッキをひたすら全部見る」というものまで含まれている。

 上達の近道は「上手な人に学ぶ」ことというのは間違いない。ただし、時間が許す限り練習をしたという森山の努力こそ、彼が日本一に輝いた理由だろう。

 今大会でも、その努力の成果を見せてほしい。

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RESULTS

対戦結果 順位
13 13
12 12
11 11
10 10
9 9
8 8
7 7
6 6
5 5
4 4
3 3
2 2
1 1

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