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グランプリ・名古屋2018

インタビュー

一年の計は秋にあり(!?) あなたの2018-2019シーズンの目標は?

Hiroshi Okubo

 2018年9月16日を節目に、いよいよ幕を開けた2018-2019シーズン。競技マジックプレイヤーにとって、年間シーズンの節目はある意味元旦(?)並みに重要な区切りと言えるだろう。

 さて、「一年の計は元旦にあり」の言葉もあるが、ともすればマジックプレイヤーに一年の目標を聞くのにこのタイミングほど適したものはない。そこで、本記事では昨シーズン誕生した新たなスター、あるいはさらなる飛躍を果たしたプレイヤーたちにショートインタビューを行った。

宇都宮 巧
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 プロツアー『ドミナリア』をマネーフィニッシュで終えると、続くマジック25周年記念プロツアー・地域予選を突破して連続でプロツアーへ参加。さらにグランプリ・香港2018では準優勝という好成績を収め、「草の根の強豪」から一躍シルバーレベル・プロへと躍進を遂げる。今、最も注目されている若手プレイヤーの1人だ。

宇都宮「昨シーズンはシルバーレベルに到達することができたので、次なる目標はゴールドレベルです。プロツアーの制度も変わりましたが、現状いいポジションにいるので頑張りたいですね」

宇都宮「もちろんシルバーからゴールドへの道のりは一筋縄にはいかないと思いますが、幸いにも『武蔵』の調整チームに入れていただいたり、より良い練習環境にも恵まれました。これまで以上に努力して、積極的にプロポイントを獲得していきたいです」

 
リー・シー・ティエン/Lee Shi Tian
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 アジアを代表する香港のトッププロ・プレイヤー。過去には5回のプロツアートップ8入賞と10回のグランプリトップ8入賞(うち1回は優勝)を果たしており、その輝かしい戦績の数々とアジアのマジックコミュニティへの尽力が認められて2018年にプロツアー殿堂顕賞者に選ばれた(※参考)。

リー「長年の目標だったという殿堂入りというタスクを成し遂げたばかりだから、うーん……次の目標と言われても『すぐには思いつかない』というのが本音かな。僕にとって、殿堂入りを果たしたというという出来事はそれだけ素敵なことだったんだ」

リー「でも、これからもコミュニティに貢献していきたいとは思っているよ。プロツアー制度の変更があったから多少の軌道修正は必要かもしれないけど、アジアのプレイヤーの実力が世界に認められるようにチャレンジを続けていきたいね」

 
佐藤 レイ
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 昨シーズン活躍したプレイヤーの話をするならば、佐藤 レイの話は外せない。日本のプロコミュニティでもリミテッド巧者として知られた存在だったが、グランプリ・香港2017で優勝。さらにグランプリ・シンガポール2018ではトップ8に入賞し、プロツアーでの活躍も相まってノンレベルから一躍プラチナレベル・プロへと上り詰めた。

佐藤「プラチナレベル維持とか世界選手権出場……っていうのは目標っていうより夢になっちゃうね。あまり高望みしても仕方ないけど、やっぱりプロツアーには出続けたいからゴールドレベル維持あたりかな。それだって簡単な目標ではないけどね」

佐藤「プレイヤーとしての目標っていう話とは少しズレるけど、今シーズンはもっといろんなことにチャレンジしたいと思ってるよ。先日インタビューでマジックのオンライン・サロンを開きたい(参考)っていう話をしたように、たとえば記事を書いたり配信したり、そういった活動もしてみたいな」


 昨シーズン大きな戦果を挙げた3人に話を聞いたが、競技シーンの第一線をひた走る彼らはまだまだ立ち止まったりはしない。

 もちろん、ここに登場しなかったプロプレイヤーたちにとっても新たなシーズンはすでに始まっているのだ。今シーズンもプロプレイヤーたちの活躍から目が離せない。

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RESULTS

対戦結果 順位
14 14
13 13
12 12
11 11
10 10
9 9
8 8
7 7
6 6
5 5
4 4
3 3
2 2
1 1

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