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グランプリ・名古屋2018
グランプリ・名古屋2018 注目チーム紹介 Part1
グランプリ・名古屋2018は約1年ぶりにチームリミテッドでの開催となる日本国内グランプリだ。『ラヴニカのギルド』発売直後に行われる本イベントでは664チームという多数の参加者を集めるに至っている。
本記事では、そんな大イベントの注目チームをご紹介しよう。観戦の一助としていただければ幸いだ。
※プレイヤー名は左からプレイヤーA/B/Cの順で記載
※受付時に記載があったチームのみチーム名を記載
石村 信太朗/瀧村 和幸/市川 ユウキ「the sun」
写真左から石村 信太朗/瀧村 和幸/市川 ユウキ「the sun」 |
グランプリ・京都2016を制した瀧村和幸と市川ユウキが「the Sun」の新たなメンバーとしてプロツアー・パリ2011トップ8入賞経験を持つ強豪プレイヤー、石村信太朗を迎え入れた。
瀧村と市川はともに複数回のグランプリ優勝を成し遂げている、近年の日本のマジックシーンを引っ張るトッププレイヤーだ。そして、そのふたりとチームを組む石村は「rizer」のハンドルネームの方がご存知の方が多いかもしれない。彼は前述のプロツアー・パリ2011以降も継続してプロツアーへ参戦している。何より、彼はシールドのスペシャリストとして知られており、リミテッドトーナメントのトップ8経験を多数経験している猛者なのだ。
また、瀧村は過去にチームリミテッドフォーマットでのグランプリで決勝ラウンド進出を3度経験しており、このフォーマットでは無類の強さを誇る。
そして何より市川と瀧村が持つ、決勝戦まで勝ち抜いたという経験は何物にも代えがたいものだ。
太陽は再び昇るか――
「the Sun」の快進撃に期待したい。
渡辺 雄也/中村 肇/八十岡 翔太「日本の裏ボス、カカオ」
写真中央が「裏ボス」中村肇。左が渡辺雄也、右が八十岡翔太 |
昨年のグランプリ・静岡2017秋と同じく「Musashi」の渡辺雄也と八十岡翔太が、古豪であり彼らの友人である「カカオ」中村肇とチームを組んだ。
中村はかつて新セット発売直後にプレイヤーたちを自宅に招いてのドラフト合宿を主催していた経験を持ち、チーム名にもなっている通り、首都圏周辺のプレイヤーたちを裏から支えていた存在でもある。
裏のボスに王冠を――
特に長年の友人である渡辺にとっては中村とともにグランプリ王者に輝きたい気持ちは強いだろう。そして、それを成し遂げたとき、自らもグランプリ優勝回数世界記録更新という大記録を歴史に刻むこととなる。
実際、この3人はグランプリ・静岡2017秋でもトップ4進出という好成績を残している。今度こそグランプリを制覇し、トロフィーを掲げられるか。
快挙に期待がかかる。
行弘 賢/佐藤 レイ/山本 賢太郎
写真左から行弘 賢/佐藤 レイ/山本 賢太郎 |
「Musashi」のチームメイトであり、3人チームフォーマットのプレミアイベントでコンビを組み続けていたプラチナレベル・プロの行弘賢とゴールドレベル・プロの山本賢太郎。彼らが今回チームメイトとして招致したのは、昨シーズングランプリ・香港2017での優勝から一気にプラチナレベル・プロに駆け上がった佐藤レイだ。
三者ともにリミテッドスキルは世界トップクラスであることは疑いようがなく、本グランプリにおいて間違いなく有力な優勝候補と言える。また、チームワークについても、長年コンビを組んでいる山本と行弘は言うに及ばず、ふたりと旧知の仲である佐藤であれば問題なく溶け込めるはずだ。
世界レベルの化学反応――
プラチナレベル・プロふたりにゴールドレベル・プロという世界でも稀に見る高いレベルを持った彼らのパフォーマンスから目が離せない。
齋藤 友晴/リー・シー・ティエン/ケルヴィン・チュウ
写真左からケルヴィン・チュウ/リー・シー・ティエン/齋藤 友晴 |
先日、日本人以外のアジア在住プレイヤーとして初のマジック殿堂入りが決定したリー・シー・ティエン(香港)。ともに今シーズンからHareruya Prosに加入したプラチナレベル・プロ、ケルヴィン・チュウ(シンガポール)とともに、そのHareruya Prosの代表、齋藤友晴とチームを組んだ。
そして、リーとチュウにとっては昨年決勝戦でタイトル目前にして敗れたグランプリ・静岡2017のリベンジマッチでもある。
殿堂入りへ、打ち上げ花火を――
11月に行われるプロツアー『ラヴニカのギルド』ではセレモニーが行われ、リーの殿堂入りが華々しく祝福される予定だ。昨年取り逃したチーム戦グランプリというタイトルをひっさげて臨みたいところだろう。
松本 友樹/中村 修平/井川 良彦「Nakashu, the Limited Master」
写真左から松本 友樹/中村 修平/井川 良彦 |
渡辺雄也と同じく歴代グランプリ優勝回数で最多の7回を誇る殿堂プレイヤー中村修平の本グランプリにおけるチームメイトは、「the sun」でのチーム戦グランプリ優勝、そして何より日本で最も多い人数を集めたグランプリ・千葉2015の王者として名前を刻んだ松本友樹と、プロツアー決勝ラウンド経験者であるシルバーレベル・プロ、井川良彦だ。
3人合わせてグランプリ優勝9回、プロツアー決勝ラウンド進出7回というのは、強豪が集まるこのグランプリにおいても最多クラスとなる。
そして、何より中村は前述の渡辺雄也とともにグランプリ最多優勝記録更新にリーチをかけている状態だ。このチームで唯一プレミア・イベントの優勝経験がない井川は長年に渡りマジックを愛するプレイヤーであり、是が非でもグランプリの王者として名前をマジック史に残したいところだろう。
歴史に名を刻め――
悲願達成へ邁進する。
Part2へ続く。
RESULTS 本大会の対戦結果・順位
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