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グランプリ・名古屋2014

戦略記事

『中村修平のGP直前攻略ガイド』を聞いてきました!

By Hisaya Tanaka

 今回のグランプリ名古屋では1785人ものプレイヤーが集まって、『テーロス』『神々の軍勢』のシールドにチャレンジします。プロプレイヤー達のようにシールドデッキ構築に慣れているプレイヤーもいれば、普段は構築戦を行っているというプレイヤーも多くいます。

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 そんな「シールドはあまり慣れていない」というプレイヤー達に向けて、金曜日の夜に『中村修平のGP直前攻略ガイド』が開催されました。

 主催した「東京MTG」の代表者・園田ハイコさんは、「ブースを出すだけではなく、プレイヤーの皆さんに、盛り上がるようなイベントをお返ししたかった」と、開催した理由を語ってくれました。

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 軽く数えて150人は超えるプレイヤー達がスクリーンの前に集まっていると、中村さんが登場。大きな拍手で迎えられました。

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 まずは中村さんからシールドデッキの構築の基本的な概念が語られます。1色で組めることはまれで、多くが2色や、2色タッチ1色になるといった色配分の話から始まり、土地配分例や速いデッキと遅いデッキの概念や区分など、シールドデッキ構築の基礎となる部分が次々に解説されていきます。

 基礎的なシールドデッキ構築解説の次は、『テーロス』と『神々の軍勢』のカードプールを用いて、具体的に中村プロがカードを取捨選択した際の判断の解説が始まります。ここがプレイヤーとして一番気になる部分でしょう。もちろん筆者も気になるところですので、真剣に耳を傾けます。

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 実際のデッキ構築の思考を、そのままトレースして解説してくれる中村プロ。土地配分の問題から《解消》ではなく《阻まれた希望》を選ぶ、といったような、普段強いけどこのデッキでは弱い、といった部分を詳細に説明してくれます。

 中村プロのデッキ構築例の解説が終わると、待ちに待った最終イベント。希望したプレイヤーが自分でシールドデッキを構築し、それを中村プロが添削してくれます。もちろん筆者も参加です。

 まずは中村プロが解説してくれた通りに取捨選択をしていきます。パッと目を引いた《殺人王、ティマレット》《死の国のケルベロス》。これを軸に赤黒のカードを並べてみます。

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 先ほどのレア達に加え《形見持ちのゴルゴン》や《宿命的復活》など強そうなカードが並ぶものの、少しもの足りない感じになってしまいました。仕方なく他の色を眺めると、青はクリーチャーもバウンスもなく見るまでないレベル。そして残った白と緑に目を向けてみます。

 どうも英雄化が多くオーラも多いのでまとまるのでは...と並べてみると、

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 すごく良さそうに見えます。

 気になる所は{G}{G}と{W}{W}の共存の部分ですが、《ケンタウルスの武芸者》と《セテッサの誓約者》を少し後ろのターンにプレイする形になったとしても十分なのではと思い、これを中村プロに添削してもらうことにします。

 中村プロはカードプールを軽く通し見て赤黒のカードを並べると、「ちょっと細いし枚数が足りてないですね。」と言って片付け、そして緑のカードを並べていきます。

「緑はカード枚数があるので、このプールだと使わざるを得ないですね。」といい青、そして白と合わせていきます。そして最終的には「白緑になりそうですね。」と一言。筆者の色選択は正しかったので、後は細かい所が気になるところ。筆者の組んだリストに並べ替えてチェックしてもらいます。

 すると中村プロ。まずは《ケンタウルスの武芸者》の{G}{G}が厳しいので《旅する哲人》への変更を指摘を受けました。「{G}{G}が4ターン目にでたとして3/2では弱いですね。《天馬の乗り手》2枚と《勇気の元型》《ヘリオッドの槍》があって白に寄せることは確定なので、《旅する哲人》に変えるべきです。」

 続いて多すぎるエンチャント破壊と入れ替えで《悪戯と騒乱》を採用。「英雄化スペシャルになるので、このプールだと《悪戯と騒乱》は悪くないです。多いエンチャント破壊が手札で腐るのも嫌なので、入れ替えましょう。《セテッサの星砕き》も活躍できない場面が多いので《フィーリーズ団のケンタウルス》と入れ替えですね。」

 そして中村プロによって細部の修正を受けたデッキがこちら。

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「このカードプールはちょっと弱いですね。しかしサイドボードが豊富なので、メインは一番前のめりなデッキにして、2戦目からサイドボーディングで相手に合わせましょう。」と指導いただきました。

 1プレイヤーがこのようにプロにデッキ構築を添削してもらえる機会はそうそうありません。友人と何人かでデッキ構築を討論するだけでも視野が広がると思うのですが、もしそこにプロが混じっていたらすごい経験値になるのではないでしょうか。そんな機会を与えてくれるこの企画。これからも続けていって欲しいですね。

 中村プロ、ありがとうございました!

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