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グランプリ・北京2018

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「歴史的」クイックインタビュー ~『ドミナリア』で、あなたの思い出が詰まったカードはありますか?~

伊藤 敦

 ついに。実に10年以上ぶりに、私たちはこの懐かしい次元への回帰を果たした。

 ドミナリア。25年以上にも及ぶマジックの歴史の中で、最も多くのセットの舞台となってきた次元。

 そんな次元におけるプレインズウォーカーたちの物語をフレイバーとした最新セット『ドミナリア』には、かつて私たちが慣れ親しんだことのあるさまざまなカードや、またその面影を感じさせるカードたちが、数多く収録されている (『ドミナリア』カードギャラリー)。

 ということでここでは、グランプリ・北京2018に参加しているマジックキャリア10年以上のプレイヤーたちに、『ドミナリア』の収録カードにまつわる思い出を聞いてみることにした。

 「『ドミナリア』で、あなたの思い出が詰まったカードはありますか?」

 

諸藤 拓馬 (グランプリ・北京2017トップ8、シルバーレベル・プロ)

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諸藤「そりゃ『ジャガーノート』ですよ!」

諸藤「当時、マナ・コスト以上のパワーとタフネスが備わっているクリーチャーはたとえ多少のデメリットがあっても強いということで、《デレロー》とかが使われていたくらいでしたからね。そんな中でこの《巨大戦車》は4マナ5/3、デメリットは殴らなきゃいけないというだけ! バランスが崩壊してますよ。初めてこのカードを見たときの衝撃ときたら……それもあって大好きでした」

 

高橋 優太 (プロツアー『異界月』トップ8、シルバーレベル・プロ)

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高橋「僕は昔《ナントゥーコの影》をよく使っていたので、戦慄の影ですね」

高橋「『トーメント』のスタンダード当時は黒単を使っていて、メインはノンクリーチャーだったんですが、サイド後からよく《ナントゥーコの影》を投入していました。この1マナを打点に使うか呪文を構えるのに使うか……という風に、今も昔も選択肢のあるカードが好きですね」

 

井川 良彦 (プロツアー『イクサラン』17位、シルバーレベル・プロ)

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井川包囲攻撃の司令官は思い出深いカードですね。《苦花》《ナントゥーコの鞘虫》《大いなるガルガドン》《致命的な激情》といったカードと組み合わせた赤黒トークンデッキを使っていて、草の根大会で勝ったり、同じデッキで友人たちとグランプリに出場したりしました」

井川「あとはマジックを始めたばかりのころに《マハモティ・ジン》と《大気の精霊》をフィニッシャーに据えた青単や青赤のコントロールを使っていたので、ランプのジン、ザヒードも何となく懐かしく感じる1枚です」

 

渡辺 雄也 (プロツアー『アモンケット』準優勝、プラチナレベル・プロ)

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渡辺火による戦いですかね。《ウルザの激怒》が大好きだったので。《稲妻の天使》が入ったトリコロールでよく打ってました」

 

八十岡 翔太 (プロツアー『カラデシュ』優勝、プラチナレベル・プロ)

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八十岡ベナリア史かな。ベナリアといえば『ウェザーライト』とかの頃は弱いクリーチャーばかりだったけれど、今ではこんなに強いカードになってしまって、『一体どこから傭兵を雇ったんだ?』という感じだね」

 

齋藤 友晴 (グランプリ・北京2017トップ4、ゴールドレベル・プロ)

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齋藤スキジック》と《荒々しいカヴーは、『インベイジョン』当時はどちらもエース級のレアだったのに、今では優良アンコモンでも納得のスペックというのが時の流れを感じますね」


 マジックの歴史25年分、さまざまな物語が詰まった『ドミナリア』。カードの1枚1枚に込められた物語に思いを馳せてみると、また違った楽しみ方が見つかるかもしれない。

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