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EVENT COVERAGE
チャレンジャー / ライバルズ / MPLガントレット
MPLガントレット 最終日ハイライト
2021年9月5日
(編訳注:埋め込み動画は英語実況のものです。)
MPLガントレットとライバルズ・ガントレットの初日9回戦を終えて、両イベント参加者合計48人の中で、トップ8を確保したのはたったひとりのプレイヤーだけだった。伝説的プレイヤー、カイ・ブッディ/Kai Buddeは金曜日にライバルズ・ガントレットを無敗で駆け抜けたのだ。
これが意味するところは、プレイが再開された時点でMPLガントレットのトップ8の枠はすべて空席だということだ。3回戦のラストスパートが終われば、最後のスタンダードの天王山、トップ8が行われ、第27回世界選手権へ出場権を得る3名のプレイヤーが決定する。
MPLガントレット トップ8
緊迫した数試合のプレイイン・マッチを終えて、トップ8が決まった。
- 熊谷 陸(「ジェスカイ変容」)
- ルカ・マーニ/Luca Magni(「ナヤ・ウィノータ」)
- 佐藤 レイ(「ジェスカイ変容」)
- クリス・ボッテロ/Chris Botelho(「グルール・アドベンチャー」)
- ジェイコブ・ウィルソン/Jacob Wilson(「グルール・アドベンチャー」)
- 井川 良彦(「ジェスカイ変容」)
- ハビエル・ドミンゲス/Javier Dominguez(「スゥルタイ根本原理」)
- ジャン=エマニュエル・ドゥプラ/Jean-Emmanuel Depraz(「ディミーア・ローグ」)
「解き明かされた」メタゲームにおいて、トップ8は非常に5種類の多様性豊かなデッキであふれた。その中でも、「ジェスカイ変容」はこの週末にブレイクしたデッキで、その成功は多くの人を驚かせた。
3 《島》 2 《山》 4 《ラウグリンのトライオーム》 4 《河川滑りの小道》 4 《連門の小道》 4 《針縁の小道》 -土地(21)- 4 《伝承のドラッキス》 4 《雷の頂点、ヴァドロック》 4 《黄金架のドラゴン》 -クリーチャー(12)- |
4 《棘平原の危険》 4 《表現の反復》 3 《非実体化》 2 《燃えがら地獄》 2 《火の予言》 1 《本質の散乱》 1 《乱動への突入》 1 《否認》 1 《セジーリの防護》 3 《プリズマリの命令》 3 《戦利品奪取》 1 《神秘の論争》 1 《ヴァラクートの覚醒》 -呪文(27)- |
2 《灰のフェニックス》 3 《幼獣守り》 1 《レッドキャップの乱闘》 4 《精神迷わせの秘本》 1 《バーニング・ハンズ》 1 《燃えがら地獄》 1 《才能の試験》 2 《襲来の予測》 -サイドボード(15)- |
そのテストチームは、明らかにスタンダードのフィールドにおいて最高のデッキを手にした。そして、メタゲーム上で最大のあらすじは、熊谷、佐藤、そして井川の全員が長いコンボターンと、最適なプレイをするために長い手順がある「ジェスカイ変容」を手に、トップ8入賞を果たしたことだ。
特に、日本から参加した3人にとっては、時間が深夜帯に及ぶこともあり、大きな挑戦だった。
このフォーマットを克服することによって彼らはトップ8へと入賞した。だが、そのことが彼らを世界選手権出場へと導くだろうか?
勝者側ブラケット ― 「変容」の支配
マジックの歴史には、伝説的なデッキ構築の物語が詰まっている。黎明期から昨今の「カウブレード」や有名な「チェコの家」が昨年作り上げた「ケシス・コンボ」まで、根源的な秘密の計画は時折輝きを放ち、多くのプレイヤーをマジックプロまで導いてきた。つまり、最高のデッキとプレイがあれば、誰もがどんな週末でも勝つことができるということだ。
佐藤、井川、そして熊谷のデッキはいまやそういったマジックの伝承における著名なチームの仲間入りを果たした。他の誰よりも一歩先を行くデッキを持ち込み、トップ8を支配したのだ。
3人の「変容」プレイヤーたちが1回戦でお互いに対戦する組み合わせを避けたことにより、このことがトップ8のテーマを定めた。ブレイクを果たしたデッキは、トップ8でのプレイに耐えうるのか?ということだ。
3試合後に、疑いの余地はなくなった。熊谷はルカ・マーニの「ナヤ・ウィノータ」を倒し、佐藤はクリス・ボッテロの「グルール・アドベンチャーを破った。そして井川はジェイコブ・ウィルソンの「グルール・アドベンチャー」を一掃したのだ。「ジェスカイ変容」はその時点でゲームカウント6勝2敗となった。
残った1試合では、ジャン=エマニュエル・ドゥプラが「ディミーア・ローグ」を手に、ハビエル・ドミンゲスの「スゥルタイ根本原理」を相手に2-0での勝利を収めた。これにより、熊谷と佐藤が第27回世界選手権の席をかけて、ミラーマッチでにらみ合うことになり、井川はふたつめの席をドゥプラと争うことになった。
トップ8に食い込みチームメイトとミラーマッチで対戦することは、これ以上ない喜びではあるのだが、まさにそれこそが佐藤と熊谷が最初の決定戦で実現した夢だった。試合は長期戦になった。佐藤は3ゲーム目で熊谷と少なくなった残り時間と戦うことになったが、彼はまさに《黄金架のドラゴン》の「変容」ループと、世界選手権出場の夢を完成させた。
もう一方の試合は井川とドゥプラの「ディミーア・ローグ」の争いとなったが、この決定戦はトーナメント全体でも最高峰のものになった。井川が開幕戦を取った後、ドゥプラは盤面上で巨大な《幼獣守り》の後塵を拝することになった。だが彼は決定的なリソースでリードしていたのだ。ライブラリーの残りカードだ。《空飛ぶ思考盗み》の誘発が井川のデッキを封じイーブンに持ち込み、予期せぬ天王山へとなだれこんだ。
6 《島》 3 《沼》 4 《欺瞞の神殿》 4 《清水の小道》 1 《ゼイゴスのトライオーム》 3 《目玉の暴君の住処》 4 《寓話の小道》 -土地(25)- 4 《マーフォークの風泥棒》 4 《遺跡ガニ》 4 《盗賊ギルドの処罰者》 4 《空飛ぶ思考盗み》 -クリーチャー(16)- |
4 《湖での水難》 3 《軽蔑的な一撃》 3 《パワー・ワード・キル》 2 《無情な行動》 1 《心を一つに》 2 《アガディームの覚醒》 4 《物語への没入》 -呪文(19)- |
1 《夢の巣のルールス》
-相棒(1)- 4 《スカイクレイブの影》 1 《死より選ばれしティマレット》 2 《塵へのしがみつき》 2 《レイ・オヴ・エンフィーブルメント》 1 《無効》 1 《神秘の論争》 2 《激しい恐怖》 1 《絶滅の契機》 -サイドボード(14)- |
第3ゲームは、それまでのゲームを上回るものになった。さらに、ジャン=エマニュエル・ドゥプラは失敗すればその場で井川に世界選手権の枠をプレゼントするようなブラフをやってのけた。
ありえないプレイだった。そして、その心理戦がドゥプラに存在しなかった、回答を見つけるためのドローステップをもたらした。しかし、それが叶うことはなかった。井川良彦が世界選手権の枠を手にする「ジェスカイ変容」2人目のプレイヤーとなったのだ。
The emotional swings are real at the #MPLGauntlet!
— Magic Esports (@MagicEsports) September 4, 2021
"Three of our team members made it to the Top 4, and two players have won. I'm proud of it." - Rei Sato
Congratulations to @r_0310, our second player to earn a seat at the World Championship.pic.twitter.com/XkweiwUcXC
感情の揺れが#MPLGauntletを語る!
「チームメイトの3人がトップ4に入り、ふたりが勝利を収めました。誇りに思います」― 佐藤レイ
おめでとう、@r_0310。世界選手権出場の座を手に入れた2人目のプレイヤー。
敗者側ブラケット ― ドゥプラが雪辱を果たす
これ以上の敗北は許されない。敗者側ブラケットのすべての試合は、負ければ終わりの戦いだ。そして、その戦いはマジックの世界における新たな才能、ルカ・マーニとクリス・ボッテロの戦いから始まった。アグレッシブな決戦となり、マーニの《軍団のまとめ役、ウィノータ》デッキがボッテロの「グルール・アドベンチャー」を激烈な3試合を経て組み伏した。
ふたつめの試合では、数多の上位入賞経験を持つ、世界でも指折りの経験豊富なプレイヤーたちが争い、ハビエル・ドミンゲスがジェイコブ・ウィルソンを敗退に追い込んだ。
勝者側ブラケットから残りのプレイヤーが繰り下がり、ドゥプラがマーニと、ドミンゲスが熊谷と相対することになった。
後者はこれまた名勝負となった。ゲーム終盤における「スゥルタイ根本原理」のパワーと、熊谷が変容クリーチャーを無限といっていいほど積み上げた束のぶつかり合いとなった。最終的に、熊谷が「スゥルタイ根本原理」を打ち消し、勝利を明確にし、スタンダードシーズンから送り出した。
世界選手権の決定戦敗北から立ち直ることは想像しえないことだが、まさに熊谷がやってのけた。そしてドゥプラも同じように復活して見せた。彼はマーニを倒し、熊谷とドゥプラはあの場に戻ってきた。世界選手権をかけた戦いだ。今度は、次のチャンスはない。
最後の試合は、スタンダードで最も魅力的なゲームを目の当たりにすることになった。まったく異なるふたつのデッキが、世界選手権をかけた瀬戸際で対決したのだから。熊谷が《雷の頂点、ヴァドロック》で「変容」のチェインに入ろうとするが、ドゥプラは打ち消し呪文と「瞬速」クリーチャーを駆使して「ローグ」を完璧にプレイし、1ゲーム目を先取した。
だが、熊谷が黙ってやられるはずがなかった。彼は2ゲーム目を取り返し、決着は最後の試合へもつれ込んだ。そして、最後の試合では、ドゥプラにとってこれ以上ない理想的な序盤戦になった。2枚の《盗賊ギルドの処罰者》が攻撃を開始し、打ち消し呪文《湖での水難》で熊谷を軌道に乗らせない。まさに、ドゥプラが「ジェスカイ変容」デッキに番狂わせを起こすのに必要としていたものだった。そして、ドゥプラは最後のMPL有資格者として、世界選手権に出場することになった。
I made it to Worlds!!! #MPLGauntlet #laplusbelle
— J-E Depraz (@JEDepraz) September 5, 2021
世界選手権出場だ!!! #MPLGauntlet
#laplusbelle
先を見据えて
ガントレットも、残るは1日だけとなった。そして、世界選手権に名を連ねる選手もあと一人。ライバルズ・ガントレットが太平洋時間の日曜午前9時に帰ってくる。伝説のカイ・ブッディ/Kai Buddeは金曜日の完璧なパフォーマンスでトップ8入りを決めている。つまりトップ8の席に残されたのは、あと7席。そして、そのプレイヤーたちは第27回世界選手権のひとつの枠を懸けて戦うことになる。
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