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2020プレイヤーズツアーファイナル
2020プレイヤーズツアーファイナル トップ8プロフィール
2020年7月26日 / 2020年7月31日更新
2日間14回戦にわたる予選ラウンドを経て、「2020プレイヤーズツアーファイナル」王者の座を懸けて戦う最後の8人が決まりました。パトリック・フェルナンデス/Patrick Fernandes選手、マイケル・ジェイコブ/Michael Jacob選手、熊谷 陸選手、クリストファー・ラーセン/Christoffer Larsen選手、ラファエル・レヴィ/Raphaël Lévy選手、クリストフ・プリンツ/Kristof Prinz選手、ベン・ウェイツ/Ben Weitz選手、アレン・ウー/Allen Wu選手、おめでとうございます!
2020プレイヤーズツアーファイナル決勝ラウンドの模様は、8月1日午前9時(PDT)よりtwitch.tv/magicにて生放送でお届けします。どうぞトップ8デッキリストをご確認の上、お楽しみください。
2020プレイヤーズツアーファイナル・決勝ラウンド 日本語版放送ページ・放送日程
パトリック・フェルナンデス
パトリック・フェルナンデス選手は、ブラジルが誇る才能あるプレイヤーの1人です。ワールド・マジック・カップ2016で国の代表として戦った経験を持ち、2019年にはブラジル国内で上位の好成績を収めたプレイヤーとして名を上げた彼は、厳しい戦いを乗り越えて2020プレイヤーズツアーファイナルの舞台へ登りました。分水嶺となるプレイヤーズツアー・オンラインの試合で、フェルナンデス選手は1ゲーム目を落としながらも冷静さを失わず戦い続け、今大会の出場を決めました。そして今大会では現環境最強の一角である「ティムール再生」を手に薄氷の勝利を重ね、自身のキャリア初となるトップ8入賞を果たしたのです。
「努力と練習の賜物です。ともに練習している仲間がどれだけ大切か、改めて知ることができました」と、今大会を振り返って彼は言います。「自分自身と自分の技術への自信を深められましたよ」
マイケル・ジェイコブ
マイケル・ジェイコブ選手はマジックの配信者の中でも古参の1人であり、そのキャリアも長きにわたります。世界選手権2008ではアメリカ代表チームの一員として優勝を果たし、プロツアー・アムステルダム2010ではトップ8入賞も経験。決勝ラウンドの大舞台を知るプレイヤーです。久しぶりのトップ8入賞となりましたが、彼は《軍団のまとめ役、ウィノータ》で「ティムール再生」の脅威を乗り越え、トップ8への道を切り開いたのです。
「本番前にバントを使ったら0-5して、『《成長のらせん》は違う』と決心した」と、彼は言います。「単色デッキもしっくりこなかった。《軍団のまとめ役、ウィノータ》は、ルーレット的なスリルを感じられるビートダウンってところが気に入ったんだ。『再生』デッキには7回当たって7勝。ほとんど苦戦しなかったよ」
熊谷 陸
熊谷 陸選手は長年にわたりハイレベルな舞台での戦いを続けており、その熱意はトップ8入賞という形で報われました。グランプリ・東京2016での初戴冠から4年、グランプリ・名古屋2019での2度目の優勝からおよそ半年での決勝ラウンド進出です。
そして今大会を観戦している皆さんも、彼のデッキについての話題で盛り上がるTwitchのチャットに参加せずにはいられないでしょう。
これまで何度も決勝ラウンドでの強さを見せてきた熊谷選手は、この週末にただ1人「黒単アグロ」を選択し、隙を突くことに成功しました。彼はアグレッシブなデッキを好むと語っており、その経歴にまた1つ大きな勝利を加えることに不安はありません。
クリストファー・ラーセン
ラーセン選手は、長年にわたる実績に裏打ちされた実力者です。ミカエル・ボンデ/Michael Bonde選手、トーマス・エネヴォルドセン/Thomas Enevoldsen選手とともに果たしたグランプリ・リヨン2017の優勝を含め、グランプリ・トップ8入賞は複数回達成。先月のプレイヤーズツアー・オンライン2では、自身初となる最高峰の舞台でのトップ8入賞を果たし、とりわけタイブレーカーでの滑り込み入賞は大いに話題になりました。
「ジャンド・サクリファイス」自体は全体的に振るわない結果でしたが、ラーセン選手はその例外となりました。生け贄に捧げる効果とライフ・ドレイン、カードを引くことやダメージを与えること、さまざまな要素がシナジーを織りなす「サクリファイス」デッキはどんな相手にも消耗戦で勝てる力を持っています。ラーセン選手は厳しい戦いを幾度となく切り抜け、最後にはピオトル・グロゴウスキ/Piotr Glogowski選手とのトップ8入賞を懸けた決戦に挑みました。今、トップ8の舞台にはラーセン選手が立っています。見据える先は、自身初の個人戦タイトル獲得です。
ラファエル・レヴィ
ラファエル・レヴィ選手は「殿堂の中の殿堂」とも言える偉大なプレイヤーです。彼の実績については、もはやここで語るまでもないでしょう。彼は最も安定して結果を残すプレイヤーの1人であり、長年にわたり何度もハイレベルな大会で好成績を収めてきました。最高峰の舞台でのトップ8入賞はこれまでに3回、グランプリ・トップ8入賞回数は歴代11位に名を連ねるほどです。レヴィ選手はここ数年マジックに熱心に取り組んでおり、昨年は数々の大会で活躍を見せ、マジック・プロリーグに招待されました。
今大会に向けては、友人であり同じ殿堂顕彰者であり、またMPL選手でもあるガブリエル・ナシフ選手に助けを求め、彼と共有したデッキでトップ8入賞を果たしました。
「今大会に向けていろんなデッキを試したけれど、どれもうまくいかず、好きになれなかった」とレヴィ選手は振り返ります。「だからデッキリスト提出期限の直前にガブリエル・ナシフへ救難信号を送ったんだ。共有されたデッキをMTGアリーナで使ったら15連勝できたから、使うことに決めたよ」
「練習量はいつもより足りていない」と認めながらも、レヴィ選手は今大会を通して素晴らしいとしか言いようのないプレイを見せてくれました。なんと第1回戦からナシフ選手と対峙し、この世界最高の「アゾリウス・コントロール」の名手との同系戦を制しているのです。
クリストフ・プリンツ
クリストフ・プリンツ選手は、彼の住むドイツ・ハノーバーで就寝時間を過ぎても戦いを続け、ついに7-0という完璧な成績を記録した唯一のプレイヤーとなりました。リード・デューク/Reid Duke選手とセス・マンフィールド/Seth Manfield選手の2人の殿堂顕彰者をも打ち破ったプリンツ選手は、勢いそのままにトップ8入賞を果たしたのです。
プリンツ選手はきっと、決勝ラウンドでも私たちを驚かせてくれるでしょう。彼が使う「4色再生」デッキは「ティムール再生」との「ほぼ同系戦」に有利であり、《時を解す者、テフェリー》や《ドビンの拒否権》が予選ラウンドと同様に輝くことが期待されます。
ベン・ウェイツ
ベン・ウェイツ選手は、長年にわたりこのゲームの名手として知られています。しかしグランプリ・トップ8入賞を9回も記録しながらも、これまで最高峰の舞台での上位入賞は果たせていませんでした。そしてこの週末、ついに転機が訪れます。ウェイツ選手は予選第1位で決勝ラウンド進出を成し遂げたのです。彼には、以前から公言している長年にわたる目標がありました――「グランプリ優勝とプロツアー・トップ8入賞」です。
グランプリ優勝は、今年はじめのグランプリ・フェニックス2020にて達成しました。そしてもう1つの目標も、今大会で果たしました。《荒野の再生》デッキは好みでないそうですが、ベスト・デッキだと感じたものは自信を持って使うと言います。トップ8入賞を果たし、タイトル獲得が見えた今、彼は新たな目標を達成するべく臨みます
アレン・ウー
グランプリ・トップ8入賞4回のうち3度優勝しているアレン・ウー選手は、最高峰の舞台でも2度のトップ8入賞経験を持っています。グレッグ・オレンジ/Greg Orange選手とベン・ハル/Ben Hull選手とともにチームで挑んだ「マジック25周年記念プロツアー」では優勝。そして今年はじめに開催されたプレイヤーズツアー・フェニックス2020では、14勝1敗1分という圧倒的な成績でトップ8入賞を記録しました。
プレイヤーズツアー・フェニックス2020のときと同様に、ウー選手は今大会でも環境最強の一角であるデッキを手に挑み、最高峰の舞台で3度目のトップ8入賞を果たしました。初日を開幕から6連勝で飾ると、勢いそのままに12回戦が終わる頃にはトップ8入賞を確定させ、最終日へのチケットを手にしたのです。さらに、同じくトップ8に入賞した熊谷 陸選手の革新的な「ティムール殺し」デッキと予選ラウンドで対峙した際に、ウー選手は勝利を収めています(ティムールで熊谷選手に勝てたのは2人だけです)。
RESULTS 本大会の対戦結果・順位
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