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世界選手権2014 出場日本選手インタビュー

世界選手権2014 出場日本選手インタビュー

渡辺 雄也(わたなべ ゆうや)

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1) 去年(昨シーズン)のマジックの活動の中で、一番印象深かったことは?

グランプリ7勝目をして、カイ・ブッティの記録に並んだこと。
どこかでもう1回グランプリを勝って、自分だけの記録にしたいです。

あとは今の形式になって初めてプロツアーで初日落ちしたことですね。

2) どれくらい(何年)マジックをプレイしていますか?

『インベイジョン』の頃から。もう14年やってると思うと感慨深い。

3) マジックを始めたばかりの頃の思い出の中から、お気に入りのものを教えてください。

学生の時、マジックにのめり込みすぎて学校行事をサボってマジックしてました。
(準備とかはしっかりやりましたよ!)

あと時間を持て余してたので、《嘘か真か》の最適な分け方の練習を毎日2時間くらいしてました。

4) あなたがここに立つプレイヤーへと至る、影響を与えた人物、または経験があれば教えてください。

人物なら中村修平。
僕がルーキー・オブ・ザ・イヤーを取れたのは間違いなくあの人のおかげ。
彼が居なかったら、恐らく自分はマジックのプロプレイヤーになっていないでしょう。

経験なら日本選手権2008の大礒正嗣との準決勝。
デッキ構成・プレイともに自信を持って臨んだが、ともに相手の方が上回っており完敗。
世界の壁の高さを知って、逆にモチベーションが上がりました。

5) マジックのプレイを通して学んだことは、実生活にどう影響していますか?

マジック・オンラインというツールが実生活に影響しまくっていて困ってます。
簡単に一日タイムワープする。恐ろしい。

6) 世界選手権で、ぜひ対戦したい相手、もしくはしたくない相手はいますか?

対戦したい相手はウィリアム・ジェンセン/William Jensen。
実はまだ試合をしたことがないので、対戦してみたい。

対戦したくない相手は市川ユウキ。
顔が怖い。

7) 一番好きなフォーマットを教えてください。構築フォーマットなら、詳細を教えてください。(例、レベルデッキが活躍した『メルカディアン・マスクス』時代のスタンダード、ジャンドデッキが活躍した『アラーラの断片』時代のスタンダード、など)なぜ、そのフォーマットが好きなのかも教えてください。

ブースタードラフト。
勝つためのプロセスにピック・デッキ構築・プレイなどの複数の要素があり、マジックでもっとも実力が反映されるフォーマットだと思うから。

8) マジックをまだ始めていない人や始めたばかりの人に、一つ助言をあげるとしたら何ですか? また、それはなぜですか?

マジックは本当に面白いゲームですが、趣味でやるなら、のめり込み過ぎないように。
はまりだすと抜け出せなくなります。

本気でやるなら、社会的地位を捨てましょう。
本気でやるならいくら時間があっても足りません。仕事してる時間とかないです。
三原槙仁は例外。

9) 世界選手権でプレイすることは、あなたにとってどんな意味がありますか?また、そこで勝つということは、どういった意味を持つでしょうか?

世界選手権でプレイできるということは、自分の1年間の努力が報われるということ。
そこでもし勝てたら、最高にハッピー。


市川ユウキ(いちかわ ゆうき)

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1) 去年(昨シーズン)のマジックの活動の中で、一番印象深かったことは?

小学生の頃から憧れだったジョン・フィンケル/Jon Finkelとプロツアーのバブルマッチを戦ったことです。
それを勝利して、2回連続でプロツアーのトップ8に入ったことは、昨シーズンという枠組みを越えた大きな思い出となりました。

2) どれくらい(何年)マジックをプレイしていますか?

小学生の頃に『メルカディアン・マスクス』ブロックが発売されて、『インベイジョン』が出るまでの約1年間。
その後『ミラディンの傷跡』が発売されて復帰したから、もう4年くらい経ちます。
グランプリやプロツアー予選などの競技イベントに参加し始めたのは、復帰してから1年後くらいです。

3) マジックを始めたばかりの頃の思い出の中から、お気に入りのものを教えてください。

初めて買った『ウルザズ・サーガ』のスターターから、《セラのアバター》が出たことです。
小学生だった僕にはそれがとても魅力的なカードに見えて、《セラのアバター》を軸にしたデッキを何個も作りました。
天使の合唱》と併せてライフを倍にしたり、《想起》で何回だって《セラのアバター》は戻ってくるぞ!とか。

もちろん当時のトーナメントデッキに歯が立たなかったわけだけど、あのころがマジックをやっていて一番楽しかったかもしれないですね。

4) あなたがここに立つプレイヤーへと至る、影響を与えた人物、または経験があれば教えてください。

マジックに復帰してすぐ、私はマジック・オンラインのウェブキャスティングを始めました。
復帰してすぐなので、プレイも構築力もとても酷いものだったけれども、見ていたリスナー達は非常に親身にアドバイスをくれました。
匿名で名もなき彼らだけど、ここに辿り着くまでで私に一番影響を与えた人物であるのは間違いないですね、とても感謝しています。

5) マジックのプレイを通して学んだことは、実生活にどう影響していますか?

全く影響していないよ!マジックというか、カードゲームと全く縁のない仕事をしているし、それも技術職だしね。

6) 世界選手権で、ぜひ対戦したい相手、もしくはしたくない相手はいますか?

いません。
どんなに上手いプレイヤーでも《稲妻》は3点だし、《灰色熊》は2/2です。
全てのプレイヤーは対等だし、そういう気概でマジックをプレイしています。
それは世界選手権でも変わりません。

7) 一番好きなフォーマットを教えてください。構築フォーマットなら、詳細を教えてください。(例、レベルデッキが活躍した『メルカディアン・マスクス』時代のスタンダード、ジャンドデッキが活躍した『アラーラの断片』時代のスタンダード、など)なぜ、そのフォーマットが好きなのかも教えてください。

『ミラディンの傷跡時代』のスタンダードです。
復帰して初めての環境だったし、ヴァラクート、青黒コントロール、青白コントロール、赤白上陸など多様なデッキがしのぎを削っていて、とても楽しかったことを覚えています。
僕はその当時まだトーナメントプレイヤーではなかったのですが、ヴァラクートを愛用していて、メタゲームに合わせてデッキを弄るのが毎日の楽しみでした。
その時の構築ノウハウが今も活きていると考えています。

8) マジックをまだ始めていない人や始めたばかりの人に、一つ助言をあげるとしたら何ですか? また、それはなぜですか?

マジックはとても面白いゲームだから、生活とのバランスを取ることが非常に難しいです。
私は会社員をしながらプロプレイヤー活動をしているので、今年はそれを実感しています。
自分の行える範囲で、生活に支障が出ない程度にマジックをプレイしよう!

9) 世界選手権でプレイすることは、あなたにとってどんな意味がありますか?また、そこで勝つということは、どういった意味を持つでしょうか?

去年の今頃は自分が世界選手権に出られるなんて思ってもいなかった。
なので、私はこのトーナメントでプレイできるだけでも光栄です、勝てたらそれ以上の喜びは無いでしょう。

だけど、それでも、僕にとって趣味の延長に過ぎないね!


山本 賢太郎(やまもと けんたろう)

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1) 去年(昨シーズン)のマジックの活動の中で、一番印象深かったことは?

プロツアー『テーロス』でトップ8に入賞したことです。
「黒単信心」は当時では最高のデッキの1つでした。このデッキを作成した伊藤光英と行弘賢はすごいデッキビルダーですよ。

2) どれくらい(何年)マジックをプレイしていますか?

『インベイジョン』ブロック時代に弟から教えてもらいましたので、もう14年になります。

3) マジックを始めたばかりの頃の思い出の中から、お気に入りのものを教えてください。

昔、日本には「マジック甲子園」というものがありました。これは高校生限定で参加できる3人戦チームスタンダードで、予選に向けて同級生達と一緒に練習したのは、今でもいい思い出です。

4) あなたがここに立つプレイヤーへと至る、影響を与えた人物、または経験があれば教えてください。

影響を受けた人物はあまりに多すぎて1人には絞れません。
経験で言うならば、ここ2年間で費やした膨大なマジック・オンラインのプレイ時間です。
ひとりのPTQプレイヤーだった自分が、この世界選手権に出られるようになった理由は、間違いなくマジック・オンラインのおかげです。

5) マジックのプレイを通して学んだことは、実生活にどう影響していますか?

駄目だった時の原因は、全て自分の中にあるものだということ。
当たり前なことかもしれませんが、僕はマジックの負けからそれを学びました。

6) 世界選手権で、ぜひ対戦したい相手、もしくはしたくない相手はいますか?

本音を言うならば誰とも対戦したくないですよ。皆、実績も実力も格上ばかりなので。
ただ、チャンスはあると思っています。そのための練習もしていますから。

7) 一番好きなフォーマットを教えてください。構築フォーマットなら、詳細を教えてください。(例、レベルデッキが活躍した『メルカディアン・マスクス』時代のスタンダード、ジャンドデッキが活躍した『アラーラの断片』時代のスタンダード、など)なぜ、そのフォーマットが好きなのかも教えてください。

構築全般です。自分の好きなカードを、その時々で自由に組み合わせるのが好きです。
『インベイジョン』~『オデッセイ』時代の《サイカトグ》デッキが、今までで一番のお気に入りのデッキです。《サイカトグ》は軽くて、火力耐性があり、マッドネスとの相互作用もある、まさに完璧なフィニィシャーですよ。

8) マジックをまだ始めていない人や始めたばかりの人に、一つ助言をあげるとしたら何ですか? また、それはなぜですか?

ありきたりな答えかもしれませんが、一緒にプレイする友人とコミニィティを大切にすることでしょうか。決して1人でできるゲームではないのですから。

9) 世界選手権でプレイすることは、あなたにとってどんな意味がありますか?また、そこで勝つということは、どういった意味を持つでしょうか?

1プロツアープレイヤーとしては、1勝でプロポイント1点がもらえるボーナスステージで、
1マジックファンとしては、ジェレミー・デザーニ/Jeremy Dezaniとオーウェン・ツァーテンヴァルド/Owen Turtenwaldの対戦を真近で見られる大チャンスです。


ニコニコ生放送 放送日程

日程放送日放送時間放送ページ
世界選手権1日目12月2日(火)PM5:00~翌AM4:00放送ページ
世界選手権2日目12月3日(水)PM5:00~翌AM4:00放送ページ
ワールド・マジック・カップ1日目12月5日(金)PM6:00~翌AM4:00放送ページ
ワールド・マジック・カップ2日目12月6日(土)PM6:00~翌AM4:00放送ページ
両大会決勝ラウンド12月7日(日)PM5:00~翌AM5:00放送ページ

※終了時間は進行により前後することがございます。

出演
実況鍛冶友浩(司会担当)
金子真実(ウィザーズ・オブ・ザ・コースト マジック・コミュニティ担当)
解説浅原晃 (マジック:ザ・ギャザリング プロプレイヤー)
中村修平(マジック:ザ・ギャザリング プロプレイヤー)

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