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岩SHOWの「デイリー・デッキ」

2018.01.22

岩SHOWの「デイリー・デッキ」:白黒吸血鬼(スタンダード)

by 岩SHOW

 新環境のお時間だぜ! 『イクサランの相克』が発売されたことで、スタンダードは新たな環境へと突入した。

 『イクサラン』は部族をテーマにしたセットではあったのだが、各々何かしらのパーツが足りていない、そんなクリーチャー布陣になっていた。冒険の末に黄金都市にたどり着いた『イクサランの相克』ではその足りていなかったパーツが満を持して登場し、さあ○○の本気を見せてやれと言わんばかりだ。

 いつも通り、Magic Onlineでは販売よりも先にプレリリースイベントでカードを手に入れることができるようになっており、それを即座にスタンダードで使用することも可能だ。というわけで、リアルの販売よりも一足お先に結果を残した、新環境の部族デッキを今日は紹介しよう! 「白黒吸血鬼」だ!

Deburca - 「白黒吸血鬼」
Magic Online Competitive Standard Constructed League 5勝0敗 / スタンダード (2018年1月13日)
5 《平地》
6 《沼》
4 《秘密の中庭》
4 《イフニルの死界》
4 《手付かずの領土》

-土地(23)-

4 《空渡りの野心家》
2 《薄暮まといの空渡り》
4 《アダントの先兵》
4 《才気ある霊基体》
4 《軍団の副官》
3 《薄暮軍団の盲信者》
2 《薄暮の使徒、マーブレン・フェイン》
2 《不死の援護者、ヤヘンニ》
3 《聖域探究者》
2 《黄昏の預言者》

-クリーチャー(30)-
4 《致命的な一押し》
3 《軍団の上陸》

-呪文(7)-
2 《配分の領事、カンバール》
4 《強迫》
2 《領事の権限》
1 《沈黙の墓石》
2 《失われた遺産》
2 《イクサランの束縛》
2 《黄昏+払暁》

-サイドボード(15)-
MTGO Standings Competitive Standard Constructed League より)

 『イクサラン』の時点で《アダントの先兵》や《薄暮の使徒、マーブレン・フェイン》など構築でも活躍するレベルの吸血鬼は登場していたものの、黒と組ませることのメリットがやや薄く、白単や白緑で組まれることが多かった吸血鬼。『イクサランの相克』にて、ついに白黒で組む十分な理由となる《軍団の副官》が登場したことによって、このデッキも成立した。

 この白黒多色の吸血鬼は、他の吸血鬼のサイズを1段階上昇させる、いわゆる「ロード」能力持ち。本人のスペックも2マナ2/2と大変扱いやすく、ややサイズの弱かった吸血鬼もこれで積極的に攻撃に参加できるようになると、良いことしか書かれていない。黒を使うとなれば、能力はとんでもなく強力ながら出番のなかった《聖域探究者》も日の目を浴びる時がきたってなもんだ。並べて強化して殴って吸い取る、シンプルながらシナジーも盛り込まれた、これが新たな吸血鬼の戦い方だ!

 実際に使用してみると、引き出しの多さに驚かされる。《不死の援護者、ヤヘンニ》への生け贄は《薄暮の使徒、マーブレン・フェイン》などのトークン生成カードで簡単に用意することができ、攻撃もブロックも破壊不能持ちがどうにかしてくれるという展開になることがあった。生け贄により《致命的な一押し》の紛争を達成させて、クリーチャーを除去するとヤヘンニがサイズアップして......と、いろいろと噛み合っている。

 《軍団の上陸》を《一番砦、アダント》に変身させれば、新能力・昇殿により「都市の承認」を得ることも容易い。《空渡りの野心家》が飛行を得て相手のブロッカーを飛び越え残り数点を削りきる、という形で勝利することは多々あった。

 《黄昏の預言者》は都市の承認を得ている状況ではすぐに対処されたので、その能力で気持ちよくなることはできなかったが......サイズと飛行が役に立つゲームが多かった。《軍団の副官》で3/5とか4/6にしてやると、戦場を支えるし攻撃にも行けるしで頼りになった。リミテッドのような話になっているが(笑)、お互いにらみ合う状況でのトップデッキ勝負となれば最高の仕事をしてくれるはずだ。

 回していて少々気になったのが、やけに土地事故、中でも色事故が発生する点。白マナ土地が13枚+《軍団の上陸》で実質16枚、黒マナ土地が18枚。数字で見るとバランスは悪くなさそうだが、そう簡単に《軍団の上陸》を変身させてもらえるわけでもないし、4ターン目に4マナ出ずに負けという展開も少なくなかったので、土地を増やして24~25枚にするのが良いかもしれない。このあたりは各自の使用感を信じて、自分に合ったものに調整してほしいところ。

 新しい環境で新しいデッキを使う、これがスタンダードというフォーマットの醍醐味! この感覚、新鮮なうちに味わってほしいね。お近くのショップに、新カードを携えて遊びに行こう!

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