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ドラゴンの迷路シールドの構築
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ドラゴンの迷路シールドの構築
Gavin Verhey / Tr. Yuusuke "kuin" Miwa / TSV testing
2013年4月23日
普段ならReConstructed記事でのデッキの最小枚数は60枚だが――今回は少々違う。
トリック・ジャレット/Trick JarrettはDailyMTG.comの首領であり、裏のウィザーズ・マフィア構成員でもある。先週、彼は私に対して断れない依頼をもちかけるためにウィザーズ本社の4階にある気高き雲間から降臨してこう述べた。ドラゴンの迷路プレリリースのためのデッキ構築について書き記すのだ、と。
《変転充填魔》 アート:Willian Murai |
ウィザーズに入社する前はリミテッドに関することをたくさん執筆していたし、またドラゴンの迷路のリミテッドをすでに数多く体験しているというまれな立場にあったので、それに関して執筆するための特殊な条件に当てはまるというわけだ。というわけで、いつものReConstructedのお楽しみは先の週にお預けとなる。心配ないさ、新しいスタンダードの独創的な設計図を引っさげて来週には戻ってくるつもりだ。そして、そのとおり、これは以前のモダン構築のお題の提出が1週間分伸びたことを意味している。
さて、ドラゴンの迷路プレリリースでのシールドだ。飛び込もう!
迷路のための3つの鍵
ドラゴンの迷路はここしばらくでは最も複雑ではちゃめちゃなリミテッド・フォーマットの1つだ。全てのギルドがこれに含まれているため、これまでの2セットとは何もかもが違う。ドラゴンの迷路プレリリースでのシールドのために、覚えておくべき3つの鍵がある。
1:再評価せよ!
ラヴニカへの回帰を体験し、ギルド門侵犯を体験した。だがドラゴンの迷路は体験していない!
ドラゴンの迷路は(平均的に)かなり遅いフォーマットだ。今ここに至ってこれまでよりはるかに良い働きをするカードが過去2セットの中にあり、そしてこれまでの習慣で深く考えずにそれらを切り捨てたりしないことが重要となる。
例えば、多くのプロ・プレイヤーはギルド門侵犯のリミテッドにおいてディミーアが最弱のギルドであるという意見を持っている。暗号の長期的カード・アドバンテージとライブラリー破壊のサブテーマは超積極的な環境では単純に遅すぎると広く知れ渡った。それでさっさと《散乱する電弧》や《最後の思考》を脇へと追いやるのは簡単だろう。
しかしながら、ドラゴンの迷路は全く異なるガチョウの群れだ! 2/4の門番サイクル、数多くのマナ安定要素、そして遅いデッキを支援するための数多くの仕組みにより、ディミーア・カードの価値はうなぎのぼりとなる。単に過去の経験を生かすのではなく、体験する全てのカードをもう一度評価しなおすことが重要だ――過去に用いたいと思わなかったようなカードの新しくて興奮する使い道に数多く気づくことだろう!
2:相互作用を持たせる
カードの新しくて興奮する使い道に気づくと言えば、このブロック全体は全ギルドのメカニズムがお互いを活躍させるようになっている。最終的にドラゴンの迷路を足すときのために、これらのセットはブロック全体での相互作用を大量に組み込んでおくよう設計されており、あなたの目を見開いたままにさせる相互作用がごまんとある。
アゾリウスのブロッカーを留置する能力や、あるいはデッキに赤や緑を足すことになるとしても、対戦相手がクリーチャーをブロックすることに対して巧妙な返しとなる湧血カードを取り入れることは、暗号とのよい組み合わせとなる。ボロスとラクドスによる超積極的ギルドの組み合わせは遅いデッキをあっというまに足蹴にするだろう。居住はシミックのクリーチャーをより早く進化させる助けとなる。
それらメカニズムの相互作用もさることながら、個々のカードにも相互作用があるだろう! 《サファイアのドレイク》や《冠角獣》は今までもかなり良いものだったが――活用と並び立つことでそれらはさらに致命的なものとなる。《急速混成》はほぼ除去呪文としての存在だったが居住エンジンを開始するものへと変化する......だが《虚無渡り》にはこれまで以上に気をつけることだ、なぜならこいつはトークンの軍勢をばらばらに引き裂いてしまう! デッキを構築するにつれて目が離せない多くのことに気づくだろうね。
3:色を足す
ドラゴンの迷路プレリリースの仕組みは、選んだギルドに秘密の同盟ギルドを加えるという手法だ。これは安定した3色デッキをうまく組めるようにすることを意図している。大抵のカードプールなら、そういう3色へとちょうど正しく進めるだろう――そしてまさにひどいと言えるようなプールであったとしても、依然として80~85%ぐらいは悪くないデッキを3色で構築できるだろう。
しかしながら、ブロック全体におけるマナ安定要素は馬鹿げた数だ! 以下を考慮してくれ。最低でもマナを安定させる土地(ギルド門かレアのギルドランド)6枚が保証される。その上さらに、ときどき2つのギルドパックからそれらのギルド用の魔鍵が出てくるだろう。そしてセットに含まれるコモンの10種の導き石により、同様にいくつかの可能性が広がる。それらとブロックに含まれるその他のマナ安定要素全てが組み合わさることにより、最終的にはおそらくやりたいと望んだ色の組み合わせを実現できるだろう。
もし素晴らしい爆弾レアや除去呪文が「割り当てられた」色の組み合わせに入らないとしても、それをただ選択肢から外したりしないように――それをデッキにちょい足しする様々な方法がカードプールにあるかもしれない。
そして、もちろん、いつだって5色という特別な選択肢もある――だがそれを扱うのは後にしよう......
《税収飲み》 アート:Slawomir Maniak |
オーケイ、じゃあ今は? ああ、実際に本物のドラゴンの迷路シールドプールを使い、いくつかの異なる方法で構築する手法を一通り伝えようと思う。
私は自分のギルドとしてディミーアを選択し、すぐさま秘密同盟がゴルガリになったことを確認した! 彼ら腐敗の迷路の住人は悪い同盟軍ではない、と私は考えている。兵士は他の兵士と出会う――それがよろめくゾンビかどうかは考慮することではないね。
私が開封したのはこのようなプールだった。
ガヴィン・ヴァーヘイのプレリリースプール見本
シールド
1 《精神静電》
1 《打ち上げ》
1 《暴動の長槍使い》
2 《ラクドスの血魔女、イクサヴァ》
1 《利得 // 損失》
1 《つぶやく幻》
1 《短剣広場のインプ》
3 《オルゾフの導き石》
2 《ジェーレンのスフィンクス》
1 《シミックの導き石》
1 《力の合唱》
1 《反射起こし》
1 《ザル=ターのドルイド》
1 《鍵達人のならず者》
1 《地底街の疫病》
1 《上昇する法魔道士》
2 《迷路の急襲者》
1 《敵への処罰》
1 《汚染された地》
1 《夜翼の呼び声》
1 《ラクドスのドレイク》
3 《ハズダーの罠部隊》
1 《欄干のスパイ》
1 《ゴブリンの試験操縦士》
2 《植生噴出》
1 《ひるまぬ勇気》
2 《変転充填魔》
1 《死の接近》
1 《戦導者のらせん》
1 《ギルドへの畏敬》
1 《知力の刈り取り》
1 《空隠しの杖》
1 《呪文裂き》
1 《精神腐敗》
1 《地下墓地のナメクジ》
1 《罪の収集者》
1 《ゴルガリのギルド門》
1 《ディミーアのギルド門》
1 《大織り手》
2 《破滅小径の悪党》
1 《心理的打撃》
2 《甲虫体の魔道士》
1 《ボロスの導き石》
1 《侵入専門家》
1 《シミックのギルド門》
1 《構脚のトロール》
1 《悪意ある占有》
1 《門道の影》
1 《幽霊の特使、テイサ》
1 《天空試合》
1 《汚濁まみれ》
2 《迷路の滑空者》
1 《ゴルガリの魔鍵》
2 《迷路のビヒモス》
1 《ディミーアの導き石》
1 《力線の幻影》
1 《ジャラドの命令》
1 《暴動鎮圧》
1 《コロズダの監視者》
3 《サルーリの門番》
1 《ボロスのギルド門》
1 《死教団のならず者》
1 《門を這う蔦》
2 《ラクドスの導き石》
1 《蠢く甲虫》
1 《残忍な精霊信者》
1 《ラクドスのギルド門》
1 《屑肉の刻み獣》
1 《クロールの戦士》
1 《税収飲み》
1 《殺戮の剣闘士》
1 《見えざる糸》
1 《水路の蠍》
1 《セレズニアのギルド門》
今いきなり全部を把握するにはかなりの量だ。あなたが開封するときもそうだが、ドラゴンの迷路のシールドプールはユニコーンがあなたに向かってオエッと戻すような混乱の様相を呈し始める。それは色とギルドがまちまちに散らばっているからだ。したがって、全てに目を通しやすいように、多少なりともプールを把握しやすくなるよう補助しておく。色とギルドでまとめた同じシールドプールのリストをここに用意した。
ガヴィン・ヴァーヘイのプレリリースプール見本 | |||||
白 | 青 | 黒 | 赤 | 緑 | アーティファクト |
---|---|---|---|---|---|
3 《ハズダーの罠部隊》 | 2 《迷路の滑空者》 | 2 《破滅小径の悪党》 | 2 《迷路の急襲者》 | 3 《サルーリの門番》 | 3 《オルゾフの導き石》 |
1 《反射起こし》 | 1 《精神静電》 | 1 《打ち上げ》 | 1 《暴動の長槍使い》 | 2 《植生噴出》 | 2 《ラクドスの導き石》 |
1 《暴動鎮圧》 | 1 《鍵達人のならず者》 | 1 《短剣広場のインプ》 | 1 《敵への処罰》 | 2 《迷路のビヒモス》 | 1 《ボロスの導き石》 |
? | 1 《呪文裂き》 | 1 《地底街の疫病》 | 1 《ギルドへの畏敬》 | 1 《力の合唱》 | 1 《シミックの導き石》 |
? | 1 《天空試合》 | 1 《汚染された地》 | ? | 1 《コロズダの監視者》 | 1 《空隠しの杖》 |
? | 1 《見えざる糸》 | 1 《欄干のスパイ》 | ? | 1 《蠢く甲虫》 | 1 《ゴルガリの魔鍵》 |
? | 1 《侵入専門家》 | 1 《ラクドスのドレイク》 | ? | 1 《クロールの戦士》 | 1 《ディミーアの導き石》 |
? | 1 《つぶやく幻》 | 1 《精神腐敗》 | ? | 1 《門を這う蔦》 | ? |
? | 1 《力線の幻影》 | 1 《地下墓地のナメクジ》 | ? | 1 《大織り手》 | ? |
? | ? | 1 《門道の影》? | ? | ? | ? |
? | ? | 1 《悪意ある占有》 | ? | ? | ? |
? | ? | 1 《死の接近》 | ? | ? | ? |
アゾリウス | ディミーア | ラクドス | グルール | セレズニア | 混成/分割 |
---|---|---|---|---|---|
2 《ジェーレンのスフィンクス》 | 1 《夜翼の呼び声》 | 2 《ラクドスの血魔女、イクサヴァ》 | 1 《残忍な精霊信者》 | 1 《ひるまぬ勇気》 | 1 《死教団のならず者》 |
1 《上昇する法魔道士》 | 1 《心理的打撃》 | 1 《殺戮の剣闘士》 | 1 《ザル=ターのドルイド》 | ? | 1 《利得 // 損失》 |
? | 1 《知力の刈り取り》 | ? | ? | ? | ? |
オルゾフ | ゴルガリ | シミック | イゼット | ボロス | 土地 |
---|---|---|---|---|---|
1 《税収飲み》 | 1 《水路の蠍》 | 2 《甲虫体の魔道士》 | 1 《ゴブリンの試験操縦士》 | 1 《戦導者のらせん》 | 1 《セレズニアのギルド門》 |
1 《罪の収集者》 | 1 《屑肉の刻み獣》 | ? | 2 《変転充填魔》 | ? | 1 《ボロスのギルド門》 |
1 《幽霊の特使、テイサ》 | 1 《ジャラドの命令》 | ? | ? | ? | 1 《ラクドスのギルド門》 |
? | 1 《構脚のトロール》 | ? | ? | ? | 1 《シミックのギルド門》 |
? | 1 《汚濁まみれ》 | ? | ? | ? | 1 《ゴルガリのギルド門》 |
? | ? | ? | ? | ? | 1 《ディミーアのギルド門》 |
先へと話を進める前に、リスト全体を眺めて出来うる限り内容を把握して欲しい。準備が出来たらイラストの下へと画面をスクロールしてくれ。
《道迷い》 アート:David Palumbo |
提案その1:ギルドに付き従う
かわいそうなフブルスプよりも道に迷ったみたいだって? 大丈夫だ、問題ない――このプレリリースはありがたいことに、この環境全体の混乱の中でもデッキを構築するのを助けてくれる仕組みになっている。
構築に悩むようなら、最も当てになるのはそのままギルドパックがお膳立てしてくれる3色に合わせることだ。(あなたが選んだギルドに秘密同盟を加えればよい。)これはいくつかの理由から有効な手法と言えるだろう。なかでもこの手法は、デッキを完成させるための時間を最大限に与えてくれる。使う色を絞り込むことにデッキ構築時間の半分を消費して、それから必死になって入れるカードを選び始めたり(そしてセレズニア-シミックデッキの中に《従順なスラル》をうっかり入れたまま構築を終えたり)する代わりに、使うつもりの色を何度も確認しながら外すべきカードを把握することができるわけだ。
この手法では、何かしらの本当に強烈なカードや除去呪文をタッチしたい場合を除いて、使う色だけを全て残しておく。その後はかなり容易に構築を開始できる。
今回のプールでは、私なら《幽霊の特使、テイサ》、《敵への処罰》、そして《戦導者のらせん》をタッチ用として残しておきたい。
3体の《サルーリの門番》があり、タッチしたいカードを出せるようにもしてくれるので、ギルド門はこのデッキにとって極めて重要となるだろう。デッキの構成を考えてみると、事実上ディミーアをタッチにとどめたゴルガリが軸になるのは明白だった。そこからのデッキ構築は実際かなり簡単だ! 最後に外す数枚は多少悩ましかったが、どれも悪くはなかった。《精神腐敗》をメインに入れていることについて解説しておくが――この環境はこれまでの2セットよりかなり遅いことを思い出して欲しい。《精神腐敗》はこのような環境ではかなり安定したカードだ!
この道程をたどった場合、あなたのデッキも結局こんな感じになるだろう。厳密には5色デッキではあるが、実際には3つの強力な他色カードをタッチしたディミーア-ゴルガリ-シミック・デッキというだけだ。
5 《森》 4 《沼》 2 《島》 1 《ボロスのギルド門》 1 《ディミーアのギルド門》 1 《ゴルガリのギルド門》 1 《ラクドスのギルド門》 1 《セレズニアのギルド門》 1 《シミックのギルド門》 -土地(17)- 1 《門を這う蔦》 1 《死教団のならず者》 1 《屑肉の刻み獣》 1 《門道の影》 1 《欄干のスパイ》 1 《水路の蠍》 1 《力線の幻影》 1 《大織り手》 -クリーチャー(8)- |
3 《サルーリの門番》 2 《甲虫体の魔道士》 1 《ディミーアの導き石》 1 《ラクドスのドレイク》 1 《幽霊の特使、テイサ》 1 《戦導者のらせん》 1 《敵への処罰》 1 《汚濁まみれ》 1 《迷路の滑空者》 1 《精神腐敗》 1 《夜翼の呼び声》 1 《打ち上げ》 -呪文(15)- |
《ラクドスの血魔女、イクサヴァ》 アート:Aleksi Briclot |
提案その2:ギルドを切り替える
シールドプールによってはギルドが誘導することになっていた色から離れることが正しい場合もあるだろう。今回のカードプールには他の選択肢を検討する価値が間違いなく存在する!
上で組んだデッキは申し分ないものの、このプールで同様に強力な構築ができる可能性があるかもしれない! 脇に置かれたままの2枚の《ラクドスの血魔女、イクサヴァ》というやばさを放っておく気にはなれないだろう。カウンターが置かれているほかのクリーチャーに速攻を持たせる4/4速攻先制攻撃ということで、彼女はたやすく積極的なデッキの主軸となれる。さらに彼女を補助するものもおそらく十分にあるようだ!
この種の戦略は、ドラゴンの迷路が遅めの環境だとは言うものの、積極的なデッキのための余地がまだ十分にあると思い起こさせるよい例となる。プレリリースのために両方の手段を覚えておくのは大事なことだ。強力な積極性のあるカードプールであればマナ展開をしくじったプレイヤー――あるいは良いマナ基盤ではあるものの展開するために序盤の数ターンを費やす必要があるプレイヤーならどんな相手でもぶっ飛ばすことができる、というだけでもその手法を実行する価値があるだろう。
このデッキの主要なカードとして《ラクドスの血魔女、イクサヴァ》、解鎖クリーチャー、そしていくつかの除去呪文を用いるためにラクドスを基盤とした構築を開始する場合、3番目の色として考慮したいのは白と緑の2つだ。緑にはゴルガリ・ギルドパックのおかげでもう少々使えるカードがあるし、白は《戦導者のらせん》、《幽霊の特使、テイサ》、そしてブロッカーを押しのけて通る助けになる3枚の《ハズダーの罠部隊》を与えてくれる。
この2つの選択肢なら、使えるカード基盤がやや多く、それによりデッキを完成するために《ギルドへの畏敬》や導き石といったカードにまで手を伸ばす必要がないという点から、わずかながら黒赤緑ジャンド(あるいはラヴニカで言うところのラクドス-ゴルガリ-グルール)デッキのほうが好ましい。このデッキのマナ基盤は私が希望するよりはやや粗いが、もしそれを回避できるなら導き石を用いないほうが――理想的には別のギルド門を採用できるのが――いいだろう。(積極的なデッキでは3マナのマナ加速は私の理想とするカードではない。)幸運にも、《門を這う蔦》はそのいくつかの粗を埋める助けになる。こんな感じのものを構築してみた。
6 《森》 5 《沼》 4 《山》 1 《ゴルガリのギルド門》 1 《ラクドスのギルド門》 -土地(17)- 1 《欄干のスパイ》 1 《殺戮の剣闘士》 1 《短剣広場のインプ》 1 《死教団のならず者》 1 《屑肉の刻み獣》 1 《蠢く甲虫》 2 《ラクドスの血魔女、イクサヴァ》 1 《門を這う蔦》 1 《門道の影》 1 《コロズダの監視者》 1 《クロールの戦士》 1 《迷路の急襲者》 1 《ラクドスのドレイク》 1 《暴動の長槍使い》 1 《水路の蠍》 1 《ザル=ターのドルイド》 -クリーチャー(17)- |
1 《力の合唱》 1 《汚濁まみれ》 1 《打ち上げ》 1 《精神腐敗》 1 《植生噴出》 1 《敵への処罰》 -呪文(6)- |
《幽霊の特使、テイサ》 アート:Karla Ortiz |
提案その3:全てのギルドと歩む
このシールドプールでの3つ目の方針は、マナ安定要素とともにカードプール内の最良のカード群すべてを使い込むというまさに奇抜な手法だ。最良なカード群を支えるためのマナ安定要素を、基本的には十分に持つことができる、という理由だけをとっても、私はこのシールド環境で5色デッキを使うことが非常に好きだ――実際には、5色に向かわせるだけの強力な呪文が十分にあるかどうかが問題となる。
5色デッキに向かうための鍵は、序盤から動くために必要な呪文群が含まれた基盤となる色の組み合わせを見つけようと努め、その後他の色の強力な呪文をタッチすることだ。そうするための最も簡単な方法は、一緒に用いたいカードを決めた後に、それらの多くを素早く展開するにはどうしたらいいか考察することだ。さらに、全体の中で使いたいカードがその色にどれだけ多いかも調べておきたいだろう。例えば、赤のカードの多くは5色デッキには入れたいと思わないので、それを重視して支援する必要は無い。逆に、序盤から展開したいという意欲を持たせるカードが緑と黒には多くあるので、それらをもっと投入して、それらを確実に唱える助けとなるようマナを寄せたい。
さて、そうは言っても、それは最初の構築の焼き直しになるという意味ではない。その構築でタッチしたのは3枚だけだったが――今回はカードプールの優れたカード全てを用いるために、もう少々マナを引き締めることになるだろう。
このプールで5色のデッキが適切に組めるのは間違いない。しかし、カードパワーの水準がマナ事故の危険を相殺して余りあるほどには高くないため、おそらく私はこの方針を選択することはないとは思う。とはいえ、運良くカードを引くことができたなら、多くのパワーカードを用いることができるので、きっと楽しい経験になるだろう。
もし5色全てを詰め込もうとするなら、こんな感じのものを考えるだろう。
4 《森》 4 《沼》 2 《平地》 1 《島》 1 《ボロスのギルド門》 1 《ディミーアのギルド門》 1 《ゴルガリのギルド門》 1 《ラクドスのギルド門》 1 《セレズニアのギルド門》 1 《シミックのギルド門》 -土地(17)- 1 《上昇する法魔道士》 1 《屑肉の刻み獣》 2 《ラクドスの血魔女、イクサヴァ》 1 《門を這う蔦》 1 《門道の影》 2 《ジェーレンのスフィンクス》 1 《迷路の滑空者》 3 《サルーリの門番》 1 《罪の収集者》 1 《水路の蠍》 1 《幽霊の特使、テイサ》 -クリーチャー(15)- |
1 《ボロスの導き石》 1 《夜翼の呼び声》 1 《ディミーアの導き石》 1 《汚濁まみれ》 1 《打ち上げ》 1 《敵への処罰》 1 《ひるまぬ勇気》 1 《戦導者のらせん》 -呪文(8)- |
(以下のデッキ募集部分は、原文・本日(5月7日)掲載分の記事から収録しております。 この節の文責・編集 吉川)
格安の迷路
2週間後(翻訳の掲載は4週間後)には、『ドラゴンの迷路』入りの格安デッキについて見ていこうと思う! 自分のデッキを投稿したい? よろしい、以下がガイドラインだ。
フォーマット:スタンダード
デッキの制限:ある程度の予算内でデッキを構築すること。ゆるい定義だが、レアは少なく、神話レアはもし使うとしてもごく少数、という予算を考慮してほしい。
締め切り:5月13日(月)午前10時(日本時間)
すべてのデッキリストを英語で、こちらのリンク先のフォームからメールでお送りください。デッキリストの提出時には、以下のようなフォーマットで入力してください。(必ずしも下記のような枚数通りのものでなくてもかまいません。あくまで一般的にデッキリスト記入のレイアウトを示すものです。)
あなたのローマ字氏名+'s+デッキ名(英語)
Standard(フォーマット)
20 Land(土地カード 枚数とカード名・英語で)
20 Land
4 Creature(クリーチャー・カード 枚数とカード名・英語で)
4 Creature
4 Other Spell(その他の呪文カード 枚数とカード名・英語で)
4 Other Spell
4 Planeswalker(プレインズウォーカー・カード 枚数とカード名・英語で)
何か考えたことがあれば、ぜひ聞いてみたい! 気軽にフォーラムへの投稿や私へのツイートを送ってほしい。必ず目を通すことをお約束しよう。
また来週お会いしよう!
Gavin / @GavinVerhey
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