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前に出る「時」だ
2021年3月3日
先週、友情を乗り越えて島を選ぶような奴のことを意識して、青をかなりキツく叩いた。青にプレイヤーが好きなことをいろいろできるようにすることはできるが、私は、他の色がもっとスマートに感じられる将来があると確信している。
私はどちらにも偏ってはいない。
『時のらせん』ブロックがデザインされたとき、後に統率者戦と呼ばれることになるものの端緒が芽生え始めていた。モダン、パイオニア、ヒストリックはまだなかった。FNM(フライデー・ナイト・マジック)は、スタンダードとドラフトしか存在しなかった。すべてはその2つのプレイ方法を中心に回っているようだったのだ。(完全に調査しきったわけではないので、間違いはあるかもしれない。)
『時のらせん』ブロックでのドラフトの冒険の中で、私は青と緑を組み合わせることで、長期戦ではほぼ無敵にすることができると見つけ出したことを懐かしく思い出す。『未来予知』の1パック目を開き、《大量の芽吹き》をピックし(マーク/Markがすでに『時のらせんリマスター』の話で語っている)、青には緑の硬いクリーチャーや土地加速呪文を際立たせる長期戦用の上等なカードがある。
リミテッドでは、3マナのクリーチャーが重要だ。それだけのんびりしていれば1マナから2マナのクリーチャーから立ち上がるアグロ・デッキは相手側に何もない戦場を見て喜ぶだろうけども、それらがあれば充分早期にプレイして、おそらくは何らかのおまけも手にすることができる。
《ヤヴィマヤのドライアド》には、理論上いつでも有効になりうる森渡り能力を確実にする賢い方法がある。自分の《森》を1枚相手に渡すことは大体はいい考えというわけではないけれど、《森》を相手側に押し付けて攻撃すること、あるいは味方がいるなら、少なくともその味方に追加の土地を与えることが望ましい場合もあった。2007年、双頭巨人戦が、ドラフト戦略で定義づけられたプロツアーでクライマックスを迎える競技マジックに登場し、そこではもう1つの頭が加速することを助けることができた。
《シタヌールの樹木読み》は、自分のために《ヤヴィマヤのドライアド》をプレイしたい理由の好例だ。緑で《角海亀》サイズの1/4は硬いブロッカーで、待機などの長期戦用作戦が整うまで時間を稼ぐ助けとなるけれど、それにキッカー・コストで《予言》もついている。ゲームの後期にカードを引くことは強烈だ。防御的クリーチャーと2枚のカードを手に入れることができ、相手は顔をしかめることだろう。
戦場に充分な数のクリーチャーがいるようにすることによって利益を得られることも多いので、カードを引くためにキッカーするために《シタヌールの樹木読み》のようなカードを残すことには注意が必要だが、《原基の印章》は後で満足させられるようにする類のカードだ。もともとは《浄化の印章》が『次元の混乱』で緑にカラーシフトしてきたもので、邪魔になるアーティファクトやエンチャントに対するあると便利な除去呪文として『時のらせんリマスター』に戻ってきた。
これらの『時のらせん』ブロックのカードの遺産は、未来、つまり今私たちがいる今日に残っており、どれも統率者戦でプレイされている。
- 《原基の印章》は、エンチャントをプレイすることによる価値を詰め込んだデッキでの、2枚目の《浄化の印章》だ。(そして統率者戦には破壊したくなるようなアーティファクトやエンチャントが大量に存在している。)
- 《ヤヴィマヤのドライアド》は、統率者戦でいつも有用なランプ呪文として入場誘発で働く。(リアニメイトしよう!)
- 《シタヌールの樹木読み》はパワーという意味では誰も振り向かない。しかし人間やドルイドに言及したデッキでは、序盤での価値が跳ね上がる。長期戦では、6マナでクリーチャー1体を出してカード2枚を引くという、6マナ以上の価値があることができる。(デッキを強化するなら最初に外すカードだろう。)
そして『時のらせんリマスター』では、ボーナスシートの旧枠カードには、他の今でも強力な「現代の」カードが反映されている。
3マナのクリーチャーだ。有用な入場誘発がある。旧枠で華麗だ。統率者戦では今も、そしてまず間違いなく今後数年に渡って、使われ続ける。『時のらせんリマスター』で長期戦をプレイすることで有利を得ようと考えているなら、ゲームの後半になればなるほど価値を増すもう1つの方法を評価するだろう。
『時のらせんリマスター』は3月19日に発売される。帰ってきたカードと旧枠カードを見るには『時のらせんリマスター』カードイメージギャラリーと、プロモおよびボーナスシート・カードイメージギャラリーをチェックしてくれ!
(Tr. YONEMURA "Pao" Kaoru)
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