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企画記事
スクウェア・エニックスで「マジック体験会」を開催!?『マジック:ザ・ギャザリング——FINAL FANTASY』に向けたインタビューも
どうも!ウィザーズ・オブ・ザ・コーストのタソガレです。先々月となる今年10月、MagicCon: Las Vegasの会場にてマジックの2025年における展望が発表されました。その中でも日本で、そして世界で大きな話題を呼んだのが……そう、あの名作RPGシリーズ「FINAL FANTASY」とのユニバースビヨンド・セット、『マジック:ザ・ギャザリング——FINAL FANTASY』です!
今回は2025年6月13日のセット発売に先駆け、なんと「FINAL FANTASY」シリーズの開発・販売元であるスクウェア・エニックスさんのオフィスでマジックの社内体験会を実施いたしましたので、その様子を記事にてお届けします!さらに会場では「FINAL FANTASY」シリーズ作品のプロデューサーである市川翔一氏にもお話を伺いましたので、ぜひ最後までご覧ください。
約50名ものスクウェア・エニックス社員の方々が集結!
『マジック:ザ・ギャザリング——FINAL FANTASY』の発売前から、現在セット開発にご協力いただいている方々以外にもマジックを知ってもらおうと立ち上がった本企画。スクウェア・エニックス社内にマジックで遊ぶコミュニティがあるとのお話から始まったこちらですが、体験を希望する初心者の方を含めて、なんと約50名もの社員の方々にお集まりいただきました!
まずは、先日公開した動画にもご出演いただいた市川翔一氏よりご挨拶が。FINAL FANTASYとマジック:ザ・ギャザリング、このふたつが今後織り成すコラボレーションのためにマジックを知ってもらいたいとの有り難いお言葉をいただきました。そして弊社シニア・ブランド・マネージャーの岩崎からは、これまでの、そしてこれからのマジックにおける想いについてスクウェア・エニックスの皆さまへと改めて共有させていただきました。
そしていよいよ交流会フェイズに。卓は「初心者」「中級者」「ガチ」の3つに分かれており、初心者卓では弊社メンバーによるティーチングが、中級者卓では『ファウンデーションズ』ジャンプスタートを使った対戦が、ガチ卓では『ファウンデーションズ』シールドを実施!3時間以上の長丁場でしたが、皆さまお楽しみいただきながらマジックについての理解を深めていただいた非常に有意義な会となりました。
スクウェア・エニックス 市川翔一氏 クイックインタビュー
お時間を頂戴し、本イベントの開催にもご協力いただいた「FINAL FANTASY」シリーズ作品のプロデューサー、市川翔一氏にお話を伺いました。今回『マジック:ザ・ギャザリング——FINAL FANTASY』に表立ってご協力いただいている市川氏とは、一体どのような人物なのでしょうか?
――今回はインタビューをお受けいただき誠にありがとうございます。まずは簡単に自己紹介いただいてもよろしいでしょうか。
市川:「FINAL FANTASY VII」シリーズの1つである「FINAL FANTASY VII EVER CRISIS」のプロデューサーをしております市川です。
今回「FINAL FANTASY」シリーズが「マジック:ザ・ギャザリング」とコラボレーションさせていただくということで、昔からマジックが好きだったこともあり最初はサポート的な形で本件に関わらせてもらっていたんですが……自分が持つ両タイトルへの知見や熱意を活かしたいということで積極的に動いていたら、いつの間にか割りと目立つ立ち位置になっていたという次第です(笑)
――FINAL FANTASYとマジック、その両方に対して愛を持っていただいている方にご協力いただいているというのは本当に心強いです。ぜひ市川さんのマジック歴を伺わせてください。
市川:出会った頃は、中学生の頃に校内で流行っていたんですよね。セットとしてはミラージュ・ブロックからウルザ・ブロックの頃でしょうか。もうどっぷり遊んでいましたね。その後は進学にあわせてプレイはいったん休止してしまったのですが、ブースターパックだけはちょこちょこ買ってカードをコレクションしていました。
本格的に復帰したのはスクウェア・エニックスに入社した後ですね。現在入社して10年ほどなのですが、しばらく経ったタイミングで社内のマジックプレイヤーに誘われて、2016年の『異界月』のプレリリース・イベントで復帰しました。その時は久々のプレイだったのですが、《約束された終末、エムラクール》を引けたおかげで無事3連勝し、非常に気持ちの良い復帰戦だったのを覚えています。
――スクウェア・エニックス社内にもマジックプレイヤーの方がいらっしゃるとのことでしたが、現在どの程度の人数がいらっしゃるのでしょうか。
市川:プレイヤーズコンベンションなどの遠征に出かけるような熱量のメンバーだと10名ほどですね。静岡や大阪などのイベントにも、車を出して皆で向かったりしています。
――本日の体験会にはそちらの普段から遊んでいただいている方々も含めて50名ほどのスクウェア・エニックス社員の方々にご参加いただきまして弊社としても有り難い限りなのですが、改めてご感想などあればお聞かせください。
市川:自分が把握している範囲でのプレイヤーは先程の人数だったのですが、今回のコラボレーションをきっかけに社内に体験会の参加募集をかけたところ、各所から「私も知ってるよ!」とか「やったことあるよ!」という声が挙がってきまして。潜在プレイヤーも含めて社内にこんなに人数がいたというのを、イベント準備の際に初めて知りました。
マジックは高い戦略性を持つ分少々歯ごたえのある要素も持っていると思うのですが、そういったところも含めて復帰者や初心者にも楽しんでもらえたので良かったです。パック開封の際には歓声もあがっていましたし、本当に良い雰囲気で会を進行できました。ぜひ来年のセットリリースに向けて、もっとたくさんの関係者の方にも遊んでもらえるようになると嬉しいですね。
――市川さんがマジックで普段プレイされているフォーマットや、好きなカードなどはありますか?
市川:普段はパイオニアやモダン、統率者戦をプレイしていて、統率者戦ではずっと《始祖ドラゴン》デッキを使っています。やはりマジックには強くて格好良いドラゴンがたくさんいますからね。『マジック:ザ・ギャザリング——FINAL FANTASY』発売後はスタンダードで遊ぶのも楽しみです。
市川:好きなカードは本当にたくさんあるんですが……強いて挙げるなら『カラデシュ』の《反逆の先導者、チャンドラ》ですかね。当時のスタンダードでマルドゥ機体デッキを使用していたんですが、このカードのおかげでだいぶ勝たせてもらいました(笑)メインデッキの段階ではアグロとして立ち回って、サイドボーディング後にプレインズウォーカー・コントロールとして立ち回る動きには非常に思い入れがあります。
――「FINAL FANTASY」シリーズのことについてもお伺いできればと思います。以前ご出演いただいた動画で「FINAL FANTASY VII」のクラウドがお気に入りだと仰っていましたが、今回のコラボレーションはひとまずおいておいて、他にも思い入れのあるタイトルやキャラクターなどがあれば教えていただけますでしょうか。
市川:やはり一番となると「FINAL FANTASY VII」なのですが、それと同じくらい「FINAL FANTASY XIII」がお気に入りですね。主人公であるライトニングが好きというのもあるんですが、特にバトルミュージック(戦闘曲)……BGMが素晴らしいんです。作業中に音楽を聴くことも多いのですが、結構な頻度で流している気がしますね。明るくテンポの良い曲が多いので読者の皆さんもぜひ聴いてみてください。
あとは、どちらかといえばヒーロー的なキャラクター以上に、サボテンダーやトンベリのようなモンスターのデザインがとても好きなんですよね。可愛らしさと恐ろしさが同居している、そんな魅力的なモンスターたちが揃っているところも「FINAL FANTASY」シリーズの良さだと思っています。
――最後に「FINAL FANTASY」、そして「マジック:ザ・ギャザリング」のファンの方々に向けて、『マジック:ザ・ギャザリング——FINAL FANTASY』への思いを一言いただけますと幸いです。
市川:『ファウンデーションズ』が発売されてマジックも非常に盛り上がっているタイミングかと思うのですが、その流れに続く形で『マジック:ザ・ギャザリング——FINAL FANTASY』が来年の6月に、しかもマジックの中ではもっともメジャーなスタンダード・フォーマットにやってきます。
「FINAL FANTASY」を愛してくださっている方々にとってはしっかりとシリーズらしさが体現されたファン・アイテムとしてもかなり完成度の高い製品になっているかと思いますし、「マジック:ザ・ギャザリング」プレイヤーの方々にとっては、マジックのカードに落とし込まれたキャラクターや世界観、ゲームシステムのクオリティや再現度に満足していただけるセットになっていると感じています。
まだ現段階では言えないことだらけではあるのですが……情報が解禁になるタイミングでは、まさに「ワァオ!」と口に出して喜んでいただけるようなあっと驚く内容をお届けできるかと思いますので、ぜひ今後のカードプレビューにご期待ください!
2025年6月13日の公式発売日に向けて、『マジック:ザ・ギャザリング——FINAL FANTASY』プロジェクトは着々と進行中です。今後もスクウェア・エニックスの皆さまと協力し様々な盛り上げを行っていく予定ですので、各種発表をどうぞお見逃しなく!
それではまた、次回の記事でお会いしましょう。スクウェア・エニックスの皆さま、ご参加・ご協力ありがとうございました!
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