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お知らせ

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2024年5月13日 禁止制限告知

Andrew Brown
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2024年5月13日

 

告知日:2024年5月13日

レガシー・ヴィンテージ・パウパー

 ステッカーやアトラクションを用いるカード 禁止(対象カードは以下の通りです)

ステッカーを用いるカードの一覧

アトラクションを用いるカードの一覧

パウパー

きらきらするすべて》 禁止

発行日

テーブルトップおよびMagic Online:2024年5月13日

 次回の禁止制限告知は2024年6月24日予定です。禁止カード、制限カードのフォーマット別一覧はこちら


レガシーおよびヴィンテージ

 ステッカーやアトラクションを用いるカードが禁止となります。

 《________ Goblin》はレガシーでの採用が見受けられるようになり、トーナメントにおいて困惑を招いています。ステッカー・デッキは「ゴブリン」デッキのプレイヤーだけでなく、《ファイレクシアの変形者》のようなコピーする効果を使うプレイヤーの多くが、《________ Goblin》をコピーできる場合に備えて用意する義務があると感じているのです。自分のデッキにステッカーと相互作用するカードがあるかどうかに関わらず、ステッカーを使ってプレイするプレイヤーはすべてのマッチの開始時にステッカー・デッキを提示しなければなりません。

 『Unfinity』の一部カードを使用可能にした主な目的は、ステッカーやアトラクションを用いるカードを統率者戦でプレイできるようにすることでしたが、特定のカード群を統率者戦では使用可能でレガシーでは使用できないとする方法は今のところありません。私たちはこれらのカードのパワーレベルについて、レガシーでときどき試されたら楽しいサプライズである程度だと考えていました。しかし《________ Goblin》の存在を見逃しており、トーナメント・プレイヤーの皆さんが「ステッカー」メカニズムと関わる義務感を覚える状況になっています。

 このような状況は、テーブルトップでもデジタルでも健全で楽しいものではないと私たちは考え、ステッカーやアトラクションを用いるカードをすべて禁止する決断に至りました。ゲーム外のデッキをすべて禁止することも検討しましたが、Gathererとデジタル、テーブルトップの機能に整合性を取るのがさらに難しくなります。

 『Unfinity』が発売された当時にも、マジックの幅広いフォーマットにおいてカードを部分的に使用可能とすることがリスクを伴う実験であることを私たちは認識していました。セットの魅力をより多くのプレイヤーに広めるという考え自体は根本的には良いものですが、今後このような実験をすぐに繰り返すつもりはありません。

スタンダード

 この1年、私たちはスタンダードに大いに注目してきましたが、「プロツアー『サンダー・ジャンクション』」閉幕後の環境には満足しています。単体で強力なカードが詰まった「エスパー・ミッドレンジ」がプロツアーで最も高い使用率を誇ったことに驚きはありませんが、大会の結果は「エスパー・ミッドレンジ」が攻略可能なデッキであり、健全なメタゲームの一部であることを示しました。今大会のトップ8には実に6種類のデッキが姿を見せ、「オルゾフ・ブロンコ」や「4色レジェンズ」といった独創的なデッキも高い勝率を記録しました。

 『サンダー・ジャンクションの無法者』がこれまでスタンダードに与えた影響についても、私たちは満足しています。現行スタンダード環境に12番目に導入されたセットということで、収録カードはデッキに採用される枠の熾烈な争いに直面することになりましたが、ファストランドのサイクルをはじめ、多くのカードがサイドボードやメインデッキに採用されています。私たちとしては、よりバランスの取れたマナ基盤が創造性を育む基準をさらに加えることを願っています。

 『モダンホライゾン3』の発売後に予定されている次回の禁止制限告知は、スタンダードのカードの禁止を検討する回となります。私たちの理念を改めてお伝えしておきますと、スタンダードへの変更は極端に歪んだ異常値がない限り1年に1回、夏の時期にのみ行うことにしています。私たちは引き続き、次回の禁止制限告知までのメタゲームを注視していきます。

パイオニア

 パイオニアは、「プロツアー『カルロフ邸殺人事件』」後も健全な状況が続いています。

 プロツアーでブレイクを果たした《血管切り裂き魔》入りの「ラクドス吸血鬼」は、まぐれ当たりでないことを証明し、パイオニアのメタゲームにおいて有力な一角を占めています。またこのデッキが広がっていることで、プロツアーで大きな成功を収めて以来私たちが注視していた「イゼット・フェニックス」の勝率低下に寄与しています。

 『サンダー・ジャンクションの無法者』の導入により訪れた変化の中でも特に大きいのは、《懲罰者、ケアヴェク》を得た「黒単無駄省き」の使用率が大きく増加したことでしょう。《懲罰者、ケアヴェク》は、「悪事を働く」効果や先頭を走る「イゼット・フェニックス」への強力な対策として《真っ白》を4枚採用する戦略と組み合わせることで、巨大なカードアドバンテージ・エンジンとなります。

 現在のパイオニアは、大枠のアーキタイプ(アグロ、コントロール、ミッドレンジ、コンボ)をすべてプレイでき、それぞれの戦略に対応するための手段もある、素晴らしい環境になっています。

モダン

 2024年6月14日に『モダンホライゾン3』の発売を控えているため、現時点での変更なしはおそらく驚くことではないでしょう。

 もちろん私たちは、『モダンホライゾン3』が環境に影響を与えると期待しています。私個人的には、このセットの導入によって生まれるデッキや実験を見るのを非常に楽しみにしています。

 前回の禁止改訂で《暴力的な突発》を禁止したことで、モダンのメタゲームは『モダンホライゾン3』を受け入れられる健全な状況になっています。さまざまな「続唱」戦略の使用率と勝率も、私たちが満足するラインまで戻ってきています。

 前回の禁止改訂の頃にも、《ギルドパクトの力線》がさまざまな形の《ドラコの末裔》戦略を可能にするのではないかという噂や懸念がありました。数多くの《ドラコの末裔》戦略が試されましたが、中でも2色の「イゼット・マークタイド」デッキを5色にした形が特に強力で人気を集め、適切な使用率と勝率を記録するようになっています。

 どうぞ『モダンホライゾン3』のプレリリースをお楽しみください!

レガシー

 ステッカーやアトラクションを用いるカードがすべて禁止されることで、レガシーのメタゲームにも多少の変化が訪れると私たちは予期しています。前回このフォーマットについてお話したときに、私たちは《オークの弓使い》に目を配り、レガシーの核となっている青を中心としたプレイ体験に与える影響の大きさに注視するとお伝えしました。《オークの弓使い》と《悲嘆》が、レガシーのメタゲームにおいて重要な役割を担うカードであることは間違いありません。私たちは引き続き、それらのカードがこのフォーマットに含まれることの長期的な利点や楽しさを観察していくつもりです。

 《悲嘆》は最近になって、「リアニメイト」デッキにおける強力な攻めの代替手段として注目を集めています。《悲嘆》の採用によって、「リアニメイト」戦略は《偉大なる統一者、アトラクサ》のような従来の主力をリアニメイトして一気に畳み掛ける手段に加え、効率良くテンポを取る攻め手も備えています。

 歴史的に見て、「モダンホライゾン」セットはレガシーにも影響を与える力を持っています。『モダンホライゾン3』を受け入れた結果このフォーマットがどのように進化するのか、注目していきます。

ヴィンテージ

 ヴィンテージについては引き続きレガシーと同様の理念を持って取り組んでいくつもりであり、コミュニティの感情もデータや大会結果に負けないくらいの影響力を持ちます。私たちは《夢の巣のルールス》や《ウルザの物語》に目を配り続けており、またレガシーと同様に『モダンホライゾン3』がどのようにヴィンテージに組み込まれるのかを見たいと思っています。私たちは、『モダンホライゾン3』導入後の環境に注視していくつもりです。

パウパー

 《きらきらするすべて》が禁止となります。

 パウパーの禁止に関する説明は、ガヴィン・ヴァーヘイ/Gavin Verheyによる記事をご覧ください。

アルケミー

 アルケミーは現在健全な環境であり、先週の『アルケミー:サンダー・ジャンクション』のリリースにともない新キーワード能力「強奪」が加わりました。アルケミーは、MTGアリーナ限定の変化が早いフォーマットです。間もなくローテーションを迎え、これまでで最大の変化を体験することになるでしょう。多くのカードがこのフォーマットを去り、再び環境が定義されるまでの数か月は驚きに満ちたものになると思われます。

エクスプローラー

 パイオニアで禁止されているカードでMTGアリーナに実装済みのものは、エクスプローラーでも禁止となります。

ヒストリック

 『サンダー・ジャンクションの無法者』で強力な新規カードが多数追加されたヒストリックでは、引き続き多様性に満ちたデッキの数々が見受けられます。例えば《石鍛冶の神秘家》を用いる装備品に注目したデッキなどは、以前はほとんど見受けられなかったアーキタイプです。

 『モダンホライゾン3』は、ヒストリックに新たなツールを大量にもたらすでしょう。引き続きこのフォーマットのパワーレベルを管理するために、このセットでもいくつかのカードをリリース前に禁止する予定ですが、ほとんどのカードがヒストリックにやってきます。リリース前の禁止告知は、『モダンホライゾン3』の全収録カードが公開された後に行います。

タイムレス

 『サンダー・ジャンクションの無法者』がリリースされて以来、このフォーマットには新しいデッキがいくつか登場しています。《再活性》は新たなアーキタイプを複数サポートし、《カザド=ドゥームのトロール》のようなカードを戦場に戻したり、《傲慢な血王、ソリン》と《血管切り裂き魔》とともに使われたりして、強力な脅威を繰り出しています。《書庫の罠》も多くの使用者を集め、タイムレスにおける切削を中心にした戦略が探求されています。《マナ吸収》もまた強力な戦力としていくつのデッキに加えられているものの、今のところは抑えられているようです。

 ヒストリックと同じく、『モダンホライゾン3』は間違いなくこのフォーマットを大きく変えるでしょう。『モダンホライゾン3』のリリースまでは禁止/制限カードを出すつもりはありませんが、リリース後の状況に応じて適切な変更を行っていきます。

ブロール

 私たちは最近、ブロールのバランス確認に集中する時間をとり、人気の統率者が適切にマッチメイキングされていることを再度確かめました。それから、デッキに含まれる統率者以外の強力なカードについても、プレイ体験への影響を調査しました。今回の確認には、《マナ吸収》のような新たに加わったカードや《パラドックス装置》のような長年の議題も含まれています。現在のところ、私たちのマッチメイキングに注目した方策はそれらのカードをうまく管理できており、プレイヤーの皆さんが適切な相手とマッチメイクしていることがデータで示されています。私たちは今後もマッチメイキングの監視を続け、強力なカードがさらに追加されていくにつれて追加の措置が必要になるか確認していきます。

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