- HOME
- >
- READING
- >
- Making Magic -マジック開発秘話-
- >
- こぼれ話:『Unfinity』
READING
Making Magic -マジック開発秘話-
こぼれ話:『Unfinity』
2022年10月24日
可能な時に、私は、最新セットについての一問一答記事を書いている。『Unfinity』は各地のゲーム店やAmazonなどのオンラインストアで発売中なので、今回はこの最新のアン・セットについての質問にお答えしよう。
私のツイートは次の通り。
It’s time for me to write a mailbag column about #MTGUNF. Please keep your questions about Unfinity to a single tweet, one question per tweet. Thanks. #WotCStaff
— Mark Rosewater (@maro254) September 23, 2022
現在、『Unfinity』の一問一答記事を書いている。この新セットに関する質問があれば、1問1ツイートで送ってくれたまえ。#WotCStaff
いつもの通り、可能な限り多くの質問に答えようと思うが、以下のような理由によって答えられないこともある。
- 文章量の都合で、答えられる質問の数には限界がある。
- すでに同じ質問に答えている場合がある。最初に来た質問に答えるのが通例である。
- 私が答えを知らない質問もあるし、正しく答える資格がないと思われる質問もある。
- 将来のセットのプレビューになるなど、様々な理由で回答できない話題もある。
それでは、質問に入るとしよう。
What card made you laugh the hardest?
— da_ninja_monkey (@da_ninja_monkey) September 23, 2022
一番笑ったカードはどれですか?
デザイン・チームとプレイテスターが一番多く笑っていたカードは、おそらく《Wicker Picker》だと思う。それをボツにする可能性があると考えさせたプレイテストは何度もあったが、いつも全員がくすくす笑っていたので、ボツにするのをやめたのだ。私は自分で、もしこれが笑いを呼ばないプレイテストがあったら、そのときはボツにすることを真剣に検討することにしていたが、そんな日は訪れなかった。
If you had to reprint and de-acorn any previous un-card so it could see play in eternal formats, what card would you pick?
— Dan (@SandwurmFood) September 23, 2022
過去のアン・カードを再録してエターナル・フォーマットでプレイできるように非どんぐり化するとしたら、どのカードを選びますか?
エターナルで使用可能にすることを頼まれたことが一番多いのは、『Unstable』の《Krark's Other Thumb》だ。
『フォーゴトン・レルム探訪』がサイコロをアン世界の外に持ち出して以来、アン・セットのサイコロ操作をエターナル・フォーマットに持ち込んでほしいという声は多く、《Krark's Other Thumb》はその要望の中心にあるのだ。
Q:同一のカードのさまざまなバージョンや変種に関して、丁合はどうなっていますか?
マジックのカードを印刷する場合、大量のカードを1枚の大きなシートで印刷する。通常のシートのサイズは、11枚×11枚である。(合計121枚になる。)シートの印刷後、カード1枚1枚に切り分けられる。通例、シートはスロットに分けられる。通常は、そのスロットはレアリティだが(ブースターには各レアリティごとにいくつかのスロットがある)、アトラクションなどの裏面が異なる特別な場合にはそれ専用のスロットが置かれる。ほとんどのシートには121種類のカードはなく、カードはシート上で繰り返されている。アトラクションを作った時にそれはわかっていたので、それを活かして点灯している数字が異なる変種を作ることができると気がついていた。その特定のカードがシート上で何回繰り返されるかによって、バージョンの数が制限される。コモンのアトラクションは10回、アンコモンは6回、レアは2回繰り返される。
また、点灯している数字の組み合わせが何種類あるかも考える必要があった。1は必ず消灯、6は必ず点灯なので、点灯している数字が2つなら4種類(2-6、3-6、4-6、5-6)になる。点灯している数字が3つなら6種類(2-3-6、2-4-6、2-5-6、3-4-6、3-5-6、4-5-6)になる。点灯している数字が4つなら4種類(2-3-4-6、2-3-5-6、2-4-5-6、3-4-5-6)になる。つまり、コモンやアンコモンは点灯している数字の数に応じて4種類か6種類になるということである。レアはそのアトラクションで点灯している数に関わらず、2種類になる。
Do you look over past Un-Sets to find ideas that can be better implimented a second time? Like Just Desserts & Pie-roclasm?
—(@Krog42) September 23, 2022
過去のアン・セットを見返して、もっとうまく実装し直すことができるアイデアを探しましたか?私は《Just Desserts》や《Pie-roclasm》が好きです。
アン・セットに限らずあらゆるマジックのデザインにおいて、新カードの着想のために過去にうまくいったものを振り返るものだ。『Unfinity』のカードの多くは人気のアン・カードをもとにしている。(《Pie-roclasm》や《Just Desserts》以外の)例としては以下のようなものがある。
- 《Animate Graveyard》は『Unstable』の《Animate Library》から。
- 《Grand Marshal Macie》は『Unhinged』の《Staying Power》から。
- 《It Came from Planet Glurg》は『Unstable』の《Grusilda, Monster Masher》から。
- 《Opening Ceremony》は『Unhinged』の《Booster Tutor》と『Unstable』の《Summon the Pack》から。
- 《Surprise Party》は『Unhinged』の《Cheatyface》と『Unstable』の《Entirely Normal Armchair》から。
- 《Truss, Chief Engineer》は『Unstable』の《More or Less》から。
- 《Vedalken Squirrel-Whacker》は『Unglued』の《Elvish Impersonators》から。
過去のカードから着想は得ているものの、我々は過去のメカニズムを実装する新しい方法を今も探しており、それによって過去のカードとは違う種類のゲームプレイが生まれることはよくあることである。
When Unfinity was conceived, was there feedback to include more specific Magic: The Gathering references compared to Unstable? I got the sense that UST's injoke : original joke ratio wasn't as good as it could be.
— Ashodin, Wayfarer (@riptideprolab) September 23, 2022
『Unfinity』が発案された時点で、『Unstable』よりもマジック内の元ネタを増やすべきだという感想は届いていましたか?『Unstable』で、マジック内のジョークの比率は不充分だったと思ったのですが。
増やしてほしいという感想は特に届いていなかった。常に、我々の第一の目標は楽しく没入できる世界を作ることである。『Unstable』同様、その世界が自己言及的でなくても、我々はマジックを元ネタにする場所を見つけることはできる。幸いにも、世界構築の初期に、我々はこのパークがマジックのIPを使うというアイデアを思いついており、そのためマジックを元ネタにする自由度は非常に高くなっていた。おそらく、アン・セットで作る必要がある量よりも少し多かっただろうが、非常に楽しいものであるのはそのとおりである。
Two of the acorn cards are only acorns because they make pink tokens. If you wanted as much eternal legal stuff as possible why not change the color of the token to something else?
— Jim Harbor (@harbor_jim) September 23, 2022
ピンクのトークンを作ることだけが理由でどんぐりになっているカードが2枚あります。エターナルで使えるカードをできるだけ増やす必要があったなら、なぜこれらのトークンの色を変えなかったんですか?
これは、決定が遅くなったことの副産物であった。その時点で、すでにTeddy Bear トークンの枠とアートは発注されていた。また、《Water Gun Balloon Game》をリリース・プロモにすることも決定しており、そこにはピンクのテディベアが描かれていたのだ。Teddy Bear トークンを使うカードをそれ以外の(できればすでにどんぐりなアトラクションである)カードと入れ替えようとしたが、いい選択肢はなかったのだ。《Gift Shop》に関しては、他の選択肢は、赤の風船に近すぎる1/1か、まったくフレイバー的にふさわしくないもの(飛行する2/2の猫、4/4のタコ・パフォーマー、飛行する1/2の《嵐雲のカラス》など)だった。《Push Your Luck》では、基本が2/2でなければならず、他の2/2のクリーチャー・トークンはゾンビ・従業員しかなく、これはまったく賞品としては筋が通っていなかった。
Q:《Octo Opus》で、通常のマジックのカードの大きさのものを折らなければなりませんか?トークンや宣伝カードでもいいですか?
専用のContortionistトークンがあるが、宣伝カードやトークン・カードを含むマジックのカードならどれを使ってもよい。
What made you want to make some cards legal some not?
— Sora Tonin (@Sora_Tonin) September 23, 2022
(エターナルで)使用可能なカードとそうでないカードを作ったのはなぜですか?
私は、プレイヤーがカードをプレイしたいところで使えるようにしたかっただけである。ルールで扱えないことをしていたり競技プレイではうまく働かないマジックの一面を扱っていたりしているためどんぐりにせざるを得ないカードがあることはわかっているが、アン・セットのカードでも他のセットで印刷されていたらプレイに使えるカードもあるので、プレイヤーがそれをエターナル・フォーマットで使えないようにする理由はなかった。マジックでは、他のセットでもいつもメカニズム的に奇妙なことはしている。他のセットでもコメディ的なカードは作っている。他のセットでも境界を広げている。ただアン・カードという性質だけの理由でアン・カードが使えないのは、私は、時代遅れの概念だと信じている。これが、エターナルで使用可能なカードがこのセットに含まれている理由である。
What were the considerations made to determine if a card was ‘acorned’?
— That Dad, Ranen (@thatguyranen) September 23, 2022
カードが「どんぐり」かどうかを判断する上で検討されたものはなんですか?
私は4人からなるチームを組織した。ルール・マネージャーのジェス・ダンクス/Jess Dunks、プレイデザイン・チームからカルメン・ハンディ/Carmen Handy、このセットのエディターのマット・タバック/Matt Tabak、そして私だ。我々はそれぞれのカードについて、以下の質問をした。
- ルールの枠内で作用するか? これがいいえなら、どんぐりである。
- イベント上で問題を起こすか? これがはいなら、どんぐりである。
- レガシーやヴィンテージで問題を起こすか? これがはいなら、カードを調整した。それでも充分安全だと言えなければ、どんぐりにした。
- カードに収まる形でテンプレート化できるか?(どんぐりカードは通常のカードで許容されるよりもテンプレート化における自由度が高い。)これがいいえなら、どんぐりである。
- エターナル・カードとしてふさわしいと感じるか? これは質問の中で最も主観的なものであるが、《Tug of War》のようにここまでの質問では問題なくても大多数がエターナル・カードとしてはふさわしくないと感じるカードが存在する。それらはどんぐりである。
Were there any cards that you fought particularly hard to make eternal-legal, whether or not they ended up making it?
— Prinrin (@Frosty_mage) September 24, 2022
最終的にエターナルで使用可能になったかどうかはさておき、エターナルで使用可能にするために特に尽力したカードはありますか?
何かをエターナルにするかどうかというものは尽力することではない。私の仕事はどんぐりとエターナルの間に明確な線を引き、そして、妥当な入力を得て、各カードがそのどちら側に位置するかを決めることであった。可能なかぎり多くのカードをプレイヤーが許可を求めることなくプレイできるものにしたいという考えからエターナルでありうるものはエターナルにしたかったが、本質的にそうあるべきでないものをエターナルにしたいとは全く考えなかった。実際、エターナルであるべきかどうか疑問があったら、私はそれをどんぐりにする側に立っていた。
What card(s) were you the most surprised made it into eternal formats?
— Prinrin (@Frosty_mage) September 24, 2022
エターナル・フォーマットになったことで一番驚いたカードは何ですか?
ルール上可能だとジェスが言ったときに一番驚いたのは、《Exchange of Words》だった。私はこのカードは間違いなくどんぐりだと思っていたが、エターナルにできるとわかったときには驚いた。
Were attractions not being pauper legal by virtue of card count an intentional design choice, or did it just happen to turn out that way?
— Michael Loughnane (@MichaelLoughna6) September 23, 2022
アトラクションが枚数不足でパウパーで使えないのは意図的ですか、結果的なものですか?
この質問に答える前に説明しておこう。コモンのアトラクションは10枚あるが、エターナルで使用可能なのは8枚だけである。アトラクションを構築フォーマットで使用するためには、最低10枚からなるシングルトンのアトラクション・デッキを作らなければならない。パウパーではコモンのカードしか使えないので、アトラクション・デッキを作れるだけの適正なアトラクション・カードは存在しないのだ。
意図的に選んだわけではない。我々は単にカードを作り、それをふさわしいレアリティにし、上述の指針に沿ってどんぐりかエターナルかを判断した。一般則として、我々はセットにおいてふさわしい判断をし、ルールに従ってパウパーで使われる。アトラクションは本当に楽しいので、パウパー・プレイヤーがアトラクションを使ってプレイできないのが残念なのは間違いない。
Was there any discussion about separating the Commander Card Pool from Legacy and Vintage to sequester it from Unfinity?
— There is no corndog. (@Grendelsbacon) September 23, 2022
レガシーやヴィンテージと統率者戦のカード・プールを分けて『Unfinity』から隔離することについて議論しましたか?
構築統率者戦での使用可否は統率者戦ルール委員会が決めるものであり、ウィザーズによるものではないので、我々が管理することではない。
With the hopeful continued success of Un sets, would you rather continue to explore new tropes or return to Bablovia or the Astrotorium in a future Un set?
— Logan (@NoCHillDC) September 23, 2022
アン・セットが成功すれば、今後のアン・セットではさらなる新しい元ネタを探すことになりますか、それともバブロヴィアやアストロトリウムへの再訪はありえますか?
アン・セットはそれほど頻繁に作らないので、過去の世界を再訪するよりも新しい世界を探訪する傾向にあるが、『Unfinity』が示した通り、世界と世界のクロスオーバーは可能である。《Urza, Academy Headmaster》や《Spike, Tournament Grinder》はこのセットに顔を出している。
With Unfinity representing various aspects of theme parks and carnivals: such as a specific rides, carnival games, shows, etc. are there any specific aspects that you wanted to translate into cards but didn’t quite fit the theme?
— Matt B (@SquirrelDragon) September 23, 2022
『Unfinity』では特定のライドや謝肉祭のゲームやショーなど、パークや謝肉祭のさまざまな一面を見せていましたが、カード化しようとしたけれどもテーマにうまく当てはまらなかった一面はありますか?
謝肉祭、アミューズメント・パーク、サーカスという元ネタのほとんどはうまく再現できていたと思う。先行デザイン中に広範なリストを作り、製品版ではそのほとんどが表現できていた。あまり掘り下げなかった分野を挙げるなら、ある種の謝肉祭のゲームになるだろう。アトラクションでいくつかのゲームはあるが、フレイバーをプレイヤーが実際にプレイするミニゲームに合うものにしたかったので、射的やスマートボールなどの古典的なゲームは無視されることになった。カードの背景として採用できたもの(《Grabby Tabby》のミルクのボール投げなど)もあるが、リストにあって充分扱わなかった唯一の分野である。もう1つ元ネタの掘り下げが足りなかったのは、空想科学の分野である。最初は、基本的な空想科学の元ネタを扱う余裕がもっとあると思っていた。宇宙船とロボットとエイリアンはいるが、空想科学ネタの多くは置いてきたのだ。
What card was most fun to design?
— Tarsam (@Tarsam06745840) September 23, 2022
デザインするのがもっとも楽しかったカードはどれですか?
ほとんどどのカードもデザインして楽しかったが、問いに答えて1枚選ぼう。セットに残ったカードの中で最も初期にデザインされたカードは、《Animate Object》だったと思う。アニー・サーデリス/Annie Sardelisが先行デザイン中にこの効果を持つ最初のカード(動く除菌ローション)をデザインし、我々はすぐにそれが特別なものだとわかった。数かぎりないプレイテストでどんどんおかしなものを動かしていった。初期は、「ゲーム外の物品」とだけ描いてあったので、私は開発部員を動かした。その後で、「動かない」と書き足されたのだ。
For Gobling Crucervalist, is there any restrictions, does it have to be a sanctioned word in a dictionary?
— Leopokoyo (@Leopokoyo1) September 23, 2022
《Goblin Cruciverbalist》には、何か制限がありますか? 辞書で認められた単語でなければなりませんか?
辞書に載っている単語でなければならない。また、FAQに書かれているとおり、各パーマネントの文字はそれぞれ1回しか使えない。A、B、Nから始まるパーマネントがそれぞれ1つずつあるなら、BANやNABはできるがBANANAはできない。
Numerically, is Unfinity larger or smaller than Infinity?
— Tim Day (@thetday) September 23, 2022
数字上、Unfinityと無限大はどちらが大きいですか?
Unfinityだ。Unfinityは無限大にπを足したものである。
Why aren't the acorn cards silver border while the eternal cards keep black border?
— Agrus Kadeen (@SilverSwag_TCG) September 23, 2022
なぜエターナル・カードは黒枠のままなのに、どんぐりカードは銀枠でないんですか?
どんぐりカードを銀枠にしてエターナル・カードを黒枠にするには、それぞれを別の印刷シートにしなければならない。そのためには現在とは異なるかたちで2種類の文るに角を組み合わせる必要がある。どんぐり/エターナルの判断は工程の終盤で行なわれたので、その変更が可能な時期はすでに過ぎていたのだ。
Is there a reason Clown Car doesn't reward you for crewing it with all your clowns?
— David Smith (@mowdownjoe) September 23, 2022
《Clown Car》に道化師を全部載せることにメリットがないのはなぜですか?
初期のバージョンではそういうものもあったが、まったくうまく働かなかったので現行のバージョンに変更した。これを唱えたときに道化師・トークンを生成することで、道化師が車から登り出てくることを表せていると考えたのだ。
For cover the spot can I use planechase or archenemy cards or only standard Magic sized cards?
— FoFun (@FoFunnies) September 23, 2022
《Cover the Spot》で、『プレインチェイス』や『アーチエネミー』のカードは使えますか、それとも普通のマジックの大きさのカードだけですか?
『Unfinity』FAQにあるとおり、ゲーム外にあるマジックのカードを使うという場合、通常のマジックのサイズのカードでなければならない。ご理解あれ。
For Bar Entry, how did you decide how high to set the bar? Careful measurement of popular staples? Simulations based on popular deck lists? R&D's least favorite creature to face with 3 or less power?
— Magic Data Science (@mtg_ds) September 23, 2022
《Bar Entry》で、バーの高さはどうやって決めましたか? 人気の定番カードを注意深く測定しましたか? 人気のデッキリストに基づいてシミュレーションしたんですか? 開発部が嫌いなクリーチャーが引っかかるようにしたんですか?
奈落にあった大量のクリーチャー・カードをすべて測定した。そして、そのクリーチャーのおよそ4分の1が引っかかるように高さを決めた。非常に科学的だ。
Do you consider Shahrazad part of the subgame super cycle?
— wobbles (@wobbles) September 23, 2022
《Shahrazad》はサブゲームのスーパーサイクルの一部だと考えていますか?
考えている。
- 白:《Shahrazad》(『アラビアン・ナイト』)
- 黒:《Enter the Dungeon》(『Unhinged』)
- 赤:《The Countdown Is at One》(『Unstable』)
- 緑:《Tug of War》(『Unfinity』)
つまり、次のアン・セットにはおそらく青のサブゲーム・カードが入ることになる。
What is your personal favorite “Easter egg” in Unfinity?
— Phyrexian Phelddagrif (@PhyrexianHippo) September 23, 2022
『Unfinity』であなたのお気に入りの「イースター」はなんですか?
《Bag Check》か《Prize Wall》だろう。どちらにもアートに大量のイースターエッグが仕込まれている。
If I choose a character for Vorthos does it also count representations of the character or epithets of that character such as a statue or, for Bolas, cards that mention God-Pharaoh?
— C.R.R.McRae (@CRRMcRae) September 23, 2022
《Vorthos, Steward of Myth》のキャラクターを選ぶなら、その彫像や、ボーラスで言えば王神についてのカードなど、そのキャラクターについての説明や形容詞は考慮しますか?
注:この回答には古いものではあるが物語についてのネタバレが含まれる。(クリックで回答を表示)
考慮する。キャラクターを選んだなら、別名が使われていても、すべてのバージョンを含む。リム=ドゥールを選んだなら、《Vorthos, Steward of Myth》は《鴉の男》も影響を受ける。ウルザを選んだなら、《無明の予見者》も影響を受ける。(現在は名前がないのでかつての名前である)ニコル・ボーラスを選んだなら、王神という単語をカード名に含んだ呪文も影響を受ける。
Why did Brushwaggs get singled out on the Unique Charmed Pants sticker?
— wobbles (@wobbles) September 23, 2022
なぜUnique Charmed Pantsステッカーでブラッシュワグが特に選ばれているんですか?
「ブラッシュワグでない」という表記は《Embiggen》とこのステッカーの両方で使われている。この理由は、単に面白いというだけでなく、この2つの能力が多相を持つクリーチャーを対象にできなくするためである。両方をエターナルで使用可能にしたかったが、多相クリーチャーを対象にできたら強すぎたのだ。「ブラッシュワグでない」は我々の創造的な解決策なのである。
What was the rationale for including shock lands in this product?
— Zachary (@zackwind) September 23, 2022
この製品にショックランドが入っている根拠はなんですか?
長年にわたり、フルアート土地はアン・セット特有のものだった。フルアート土地が他のセットでも見られるようになったので、我々は土地スロットになにか新しいものを追加したいと考えた。そして、宇宙の2色土地というのは無視するにはあまりにもクールだったのだ。私はどの2色土地にできるかを尋ね、ショックランドという答えを得た。私は拒絶するつもりはなかった。
What are the draft archetypes?
— Chain Link Sense (@ChainLinkSense) September 24, 2022
ドラフト・アーキタイプはどうなっていますか?
- 白青:名前ステッカー関連
- 青黒:サイコロ操作(特定のサイコロを操作する)、アトラクションと相性良し
- 黒赤:高い出目関連(高い出目で有利を得る)、アトラクションと相性良し
- 赤緑:大量のサイコロを振る(1ターン中に大量のサイコロを振ることで有利を得る)、アトラクションと相性良し
- 緑白:能力ステッカー関連
- 白黒:帽子関連
- 青赤:アート・ステッカー関連
- 黒緑:アトラクション関連(大量のアトラクションを観覧することで有利を得る)
- 赤白:道化師・ロボット・アグロ
- 緑青:パワー/タフネス・ステッカー関連
「お手紙は以上です」
本日の回答はここまで。質問を送ってくれた諸君に感謝しよう。すべての質問には答えられなかったことを申し訳なく思っている。いつもの通り、今日の記事や各回答、『Unfinity』についての諸君の考えを聞かせてほしい。メール、各ソーシャルメディア(Twitter、Tumblr、Instagram、TikTok)で(英語で)聞かせてくれたまえ。
それではまた次回、『兄弟戦争』のプレビューでお会いしよう。
その日まで、あなたが壮大なるマイラの半宇宙アストロトリウムでお楽しみいただけますように。
(Tr. YONEMURA "Pao" Kaoru)
RANKING ランキング
NEWEST 最新の読み物
-
2024.11.15戦略記事
今週のCool Deck:イゼット厄介者で機織りの季節を楽しもう(スタンダード)|岩SHOWの「デイリー・デッキ」
-
2024.11.15お知らせ
MTGアリーナニュース(2024年11月11日)|お知らせ
-
2024.11.15広報室
すべての基礎となるスタンダード対応セット『ファウンデーションズ』本日発売!関連キャンペーンも開催|こちらマジック広報室!!
-
2024.11.14戦略記事
とことん!スタンダー道!ゴルガリ・ランプと『ファウンデーションズ』の注目カード(スタンダード)|岩SHOWの「デイリー・デッキ」
-
2024.11.14読み物
第50回:『ファウンデーションズ』統率者ピックアップ|クロタカの統率者図書館
-
2024.11.13戦略記事
墓地を貯めて大ダメージを狙え、ジャンド昂揚(モダン)|岩SHOWの「デイリー・デッキ」
CATEGORY 読み物カテゴリー
戦略記事
コラム
読み物
BACK NUMBER 連載終了
- Beyond the Basics -上級者への道-
- Latest Developments -デベロップ最先端-
- ReConstructed -デッキ再構築-
- Daily Deck -今日のデッキ-
- Savor the Flavor
- 射場本正巳の「ブロールのススメ」
- 津村健志の「先取り!」スタンダード・アナライズ
- 浅原晃の「プレミアイベント三大チェックポイント!」
- ガフ提督の「ためになる」今日の1枚
- 射場本正巳の「統率者(2017年版)のススメ」
- かねこの!プロツアー食べ歩き!
- ロン・フォスターの統率者日記
- 射場本正巳の「統率者(2016年版)のススメ」
- マアヤのマジックほのぼの日記
- 金子と塚本の「勝てる!マジック」
- 射場本正巳の「統率者(2015年版)のススメ」
- 週刊連載インタビュー「あなたにとってマジックとは?」
- なかしゅー世界一周
- 中村修平の「デイリー・デッキ」
- 射場本正巳の「統率者(2014年版)のススメ」
- 中村修平の「ドラフトの定石!」
- 浅原晃の「プロツアー観戦ガイド」
- 鍛冶友浩の「プロツアー観戦ガイド」
- ウィザーズプレイネットワーク通信
- Formal Magic Quiz
- 週刊デッキ構築劇場
- 木曜マジック・バラエティ
- 鍛冶友浩の「デジタル・マジック通信」
- 鍛冶友浩の「今週のリプレイ!」
- 渡辺雄也の「リミテッドのススメ」
- 「明日から使える!」渡辺リミテッド・コンボ術
- 高橋優太の「このフォーマットを極めろ!」
- 高橋優太の「このデッキを使え!」
- 黒田正城の「エターナルへの招待」
- 三田村リミテッド研究室
- 新セットめった切り!
- シングルカードストラテジー
- プレインズウォーカーレビュー
- メカニズムレビュー
- その他記事