読み物

鍛冶友浩の「デジタル・マジック通信」

2012.09.04

第52回:PoYは渡辺雄也！オンラインにもラヴニカへの回帰の足音！

　こんにちは、鍛冶です。
　今週はやはり、まずこの話題からですね！

2012マジック・プレイヤー選手権

　世界最高峰のプレイヤーを16名集め、2011-2012年度プレイヤー・オブ・ザ・イヤーと賞金10万ドルを賭けた戦い、マジック・プレイヤー選手権。
　そんなプロツアーよりも激しい争いを勝ち抜き、トーナメントの決勝戦のテーブルについたのは八十岡 翔太と渡辺 雄也の二人の日本を代表するプレイヤーでした。

　決勝：圧倒する続唱

　決勝はモダン環境の構築戦で行わて、渡辺のジャンドが八十岡の青赤緑コントロールを3-2というギリギリのスコアで競り勝ち、優勝。

渡辺 雄也
2012マジック・プレイヤー選手権 優勝 / モダン[MO] [ARENA]

2 《沼》 1 《森》 2 《血の墓所》 1 《草むした墓》 3 《黄昏のぬかるみ》 4 《黒割れの崖》 1 《踏み鳴らされる地》 2 《怒り狂う山峡》 4 《樹上の村》 4 《新緑の地下墓地》 1 《湿地の干潟》 -土地（25）- 4 《闇の腹心》 4 《タルモゴイフ》 4 《台所の嫌がらせ屋》 4 《血編み髪のエルフ》 -クリーチャー（16）-	4 《稲妻》 4 《コジレックの審問》 2 《思考囲い》 2 《終止》 2 《大渦の脈動》 1 《ジャンドの魔除け》 4 《ヴェールのリリアナ》 -呪文（19）-	2 《強情なベイロス》 1 《オリヴィア・ヴォルダーレン》 1 《思考囲い》 1 《虚無の呪文爆弾》 2 《墓掘りの檻》 2 《古えの遺恨》 2 《紅蓮地獄》 2 《原基の印章》 1 《ジャンドの魔除け》 1 《殴打頭蓋》 -サイドボード（15）-

　Kai Buddeに続き、二人目のダブルPoYタイトル・コレクターとなりました。

　また、八十岡は今回惜しくも優勝は逃したものの、予選ラウンド12回戦を11勝1敗というぶっちぎりの成績で1位通過したため、他の殿堂入りプレイヤーたちにも強く印象に残ったらしく、「彼は次こそ殿堂入りすべきだ」と話されていたそうです。

八十岡 翔太
2012マジック・プレイヤー選手権 準優勝 / モダン[MO] [ARENA]

4 《島》 1 《森》 1 《山》 1 《繁殖池》 1 《蒸気孔》 2 《銅線の地溝》 1 《踏み鳴らされる地》 3 《溢れかえる果樹園》 4 《沸騰する小湖》 3 《霧深い雨林》 -土地（21）- 4 《瞬唱の魔道士》 3 《タルモゴイフ》 3 《永遠の証人》 3 《ヴェンディリオン三人衆》 -クリーチャー（13）-	4 《霊気の薬瓶》 4 《稲妻》 3 《呪文嵌め》 2 《血清の幻視》 2 《蒸気の絡みつき》 3 《マナ漏出》 2 《差し戻し》 2 《知識の渇望》 4 《謎めいた命令》 -呪文（26）-	3 《高原の狩りの達人》 2 《エレンドラ谷の大魔導師》 1 《墓掘りの檻》 2 《呪文貫き》 3 《古えの遺恨》 2 《焼却》 2 《不忠の糸》 -サイドボード（15）-

　実際、このトーナメントではTop4がプレイオフ進出だったのですが、2位通過の渡辺 雄也でも勝ち点は21点。
　つまり、7勝5敗の勝ち越しができれば決勝ラウンドへ進めることなったのですが、このトーナメントはラウンド毎に勝者はプロポイントがもらえる仕組みだったため、八十岡はトスやIDなどせずにガチな試合を続けたようですね。

　このイベントを詳しくご覧になりたい方は、

　2012マジック・プレイヤー選手権 日本語カバレージページ

　がありますので、そちらへどうぞ！

続・新しいマジック・オンライン

　7月に紹介した、新しいマジック・オンラインのクライアントに続報です！(第45回:リリース間近！新しいマジック・オンライン)

　Going Wide（リンク先は英語）

　前回のSneak Peekの時に新クライアントを試してくれた方も多いと思いますが、それが更にパワーアップして帰って来ました！

　グランプリやプロツアーでのフィーチャーマッチ・テーブル中央にある、戦闘フェイズ用のスペース、通称「レッドゾーン」が採用され、どのクリーチャーが戦っているのかがわかりやすくなりました。

　他にも、トークンなどでコントロールするクリーチャーが沢山いる状態で、すべてのクリーチャーで攻撃させるにはクリックが多く、稀に「置いてきぼり」を起こしてしまうこともありましたが、「Attack with all creatures（全軍攻撃）」という選択肢が生まれました！
　大量の苗木トークンを抱えていた時にすごく欲しかった機能なので、とても嬉しいですね。

　他にも、細かい改良が重ねられており、今までのクライアントと並行して運用されるそうなので、期待が持てますね！

　Download Magic Online

マジック・オンラインでのラヴニカへの回帰

　マジック・プレイヤー選手権の後で開かれたイベント・PAX内で、《草むした墓》や《蒸気孔》が再録されることが発表され、一気に期待が膨らんだ『ラヴニカへの回帰』。
　しかし、マジック・オンラインでの新セットの発売は少し遅れるため、いつものようにオンライン・プレイヤーは発売日から３週間待ち・・・というのは違います！

　ラヴニカへの回帰 製品情報

　マジック・オンラインでの発売日は10月15日との発表がありました。
　まだオンラインにはズレがありますが、マジック2013の時と比べ、1週間も通常版との差が短くなりました。
　発売までの約一ヶ月、十分にチケットを用意しておきたいと思います。

　それまで待ちきれない方には、ちょうどラヴニカ・ギルドパクト・ディセンションのドラフトが行われていますので、そちらで発散してください！

　Ravnica Block Booster Drafts Return（リンク先は英語、下記イベント・インフォメーションに詳細があります）

　再録確定の各種ギルドランドに、モダンで活躍している《闇の腹心》などもありますし、何よりも多色環境のリミテッドです。

☆今週のイベント・インフォメーション！

　Magic Onlineの最新情報・イベント結果・デッキリストがわかる公式情報ページはこちら！（リンク先は英語）
　What's Happening?

　※以下の時刻はすべて日本時間です。

ラヴニカ・ブロック ブースタードラフト

開催時間: 8/29(水) ダウンタイム終了後～9/5(水) ダウンタイムまで
開催場所: 「Limited Queues room」
参加費: 15チケット、またはプロダクトと3チケット
プロダクト: ラヴニカ：ギルドの都、ギルドパクト、ディセンション　ブースターパック各1個
参加人数: 8人
イベント内容: ドラフト、及びデッキ構築とシングルエリミネーション3回戦です。
賞品 : 順位に基づいて配布されます。

順位	賞品	QP
1位	ラヴニカ：ギルドの都 ブースターパック 2個、ギルドパクト ブースターパック 1個、ディセンション ブースターパック 1個	1
2位	ラヴニカ：ギルドの都 ブースターパック 1個、ギルドパクト ブースターパック 1個、ディセンション ブースターパック 1個	0
3-4位	ギルドパクト ブースターパック 1個、ディセンション ブースターパック 1個	0

Magic Online Championship Series(MOCS) - シーズン 9

　プレイヤー・オブ・ザ・イヤーへ続く道！　MOCSはシーズン 9が進行中！

QP獲得期間：8/15～9/12(ダウンタイムまで)
プロモカード：《Thawing Glaciers》（新イラスト）
チャンピオンシップ 開催日時：9/15(日) PM11:00
チャンピオンシップ 形式：マジック基本セット2013シールド

　詳しくは、英語記事「2012 Magic Online Championship Series」をご覧ください。

　それではまた来週！