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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

アーティファクト・コントロール、『マジック:ザ・ギャザリング | スター・トレック』注目の1枚は……(スタンダード)

岩SHOW
 

 『マジック:ザ・ギャザリング | スター・トレック』は同タイトルのドラマおよび映画のシリーズとのコラボセットになる。日本のマジックプレイヤーにとってはあまりなじみはないかもしれないが……最初のシリーズ「宇宙大作戦」は1960年代から始まっており、今年でなんと60周年を迎えた深いコンテンツなのだ。

 SF作品の巨頭であり、後世の作品にも大きな影響を与えており……マジックにもそのエッセンスを感じることがある。他種族の同化を狙う侵略者、ボーグなどはあれ?どこかの次元に……と思ってしまうものだね。そのボーグや、宇宙を探索する宇宙船の数々に、冒険を彩るアイテムや兵器の数々……SF作品を元ネタにしたセットらしく『マジック:ザ・ギャザリング | スター・トレック』はアーティファクトが盛りだくさん!あの名カード《仕組まれた爆薬》が再録されたのも驚きだ。

 そんなわけでアーティファクト愛好家の皆には、このセットのカードを見逃さないように気を付けてほしいところだな。では今回はスタンダードにおけるアーティファクトを大量に採用したデッキを見てみるとしよう。

Rusherlol - 「アーティファクト・コントロール」
Magic Online Standard League 5-0 / スタンダード (2026年10月26日)[MO] [ARENA]
4 《キャッスル・ドゥーム》
4 《神聖なる泉》
4 《フラッドファームの境界》
1 《さびれた浜》
2 《行き届いた書庫》
1 《石化した村落》
5 《平地》
2 《島》
-土地(23)-
 
1 《浸食作用》
1 《縫い目破り》
4 《団結の最前線》
3 《マインド・ストーン》
2 《アイレンクラッグ》
1 《キャンディーの道標》
2 《窯焼きの煉瓦》
3 《氷魔法の秘宝》
2 《バネ仕掛けの鋸刃》
4 《危険な罠》
3 《ピナクルの星檻》
1 《白聖石》
2 《編まれた網》
3 《再利用隔室》
4 《身代わり合成機》
1 《火のクリスタル》
-呪文(37)-
2 《審判の日》
3 《縫い目破り》
1 《ピナクルの星檻》
2 《倦怠の宝珠》
2 《呪文貫き》
4 《勝利の楽士》
1 《安らかなる眠り》
-サイドボード(15)-
(Magic Online より引用)

 

 

 白と青をメインカラーに、ほんの少しの赤いエッセンスも持ったアーティファクト主体のこのデッキ……メインデッキのクリーチャー・カードは0枚であり、《危険な罠》《ピナクルの星檻》などなど、盤面に触れるアーティファクトが多く採用されている。即ちこれはコントロールデッキ!

 《マインド・ストーン》《アイレンクラッグ》《窯焼きの煉瓦》などを用いてマナを増やして盤面を作りつつ、相手の自由な展開は許さない。そしてアーティファクトが並ぶことで効力を発揮するのがデッキの看板カード《身代わり合成機》!これは3マナ以上のアーティファクトが戦場に出ることで能力が誘発、構築物・トークンを生成する。このトークンはアーティファクトの数を参照したパワー/タフネスを持つため、適当にゲームを進めているだけで巨大構築物がずんずんと並ぶことになる。

 相手のクリーチャーは除去して、この機械軍団の攻撃を一方的に通すのがこのデッキの目指すゴール!構築物に速攻を持たせてゲームエンドを早めるためにも《火のクリスタル》で赤が足されている、というわけである。

 そしてこのコントロールデッキにおいて重要な役目を果たすのが《団結の最前線》。このソーサリーは3マナ以下のクリーチャーでも土地でもないパーマネントを最大2枚戦場に出せる。ライブラリーの上からカードを7枚見てその中から繰り出すので、運任せな要素も大きいが……押されている時はこれで除去を探して粘り、勝ちに行くタイミングでは《身代わり合成機》などを叩きつけて勝負を決める!カードパワーで押しつぶす、パワフルなコントロールデッキに仕上げられているのだ。

 

 このデッキのもう1つのキーカードは《再利用隔室》。アーティファクトを生け贄に捧げて、それのマナ総量に+1したコストを持つアーティファクトを探してきて戦場に出せる。勝つため、そして相手の攻撃を受け止めるために必要な《身代わり合成機》の枚数をこれで水増しするという作戦だ。

 この手のカードを用いる際には生け贄に捧げるカードのチョイスも重要になってくる。《窯焼きの煉瓦》《バネ仕掛けの鋸刃》などは戦場に出た時点でカード1枚分の働きを果たしている。これらを生け贄に捧げても損をすることなく、合成機だったり《危険な罠》だったり3マナのアーティファクトを引っ張ってこられる。《氷魔法の秘宝》の場合は戦場に出て1ドロー、戦場を離れて1ドローで生け贄にすることで手札の枚数が増えるという、最高の相性を誇っている。これらを有効活用して、合成機がフル稼働する展開に持ち込もう。

 

 さて、アーティファクトを多数備えた『マジック:ザ・ギャザリング | スター・トレック』、このセットの新カードはスタンダードの「アーティファクト・コントロール」に何をもたらすだろうか?1つ気になるカードは……《レプリケーター》!この装置はエネルギーを物質に変換するという、超ハイテクノロジーの産物。機械部品を生成したり、食料品を作り出したりと……様々な分野に特化したモデルが存在している。

 マジックでカード化されたそれは、まずは食物を生成。そしてトークンのコピーを生成するという起動型能力で、原作のフレイバーを見事に表現している。食物を増やしてライフを維持しても良し、あるいはその他のトークンを……そう、《身代わり合成機》の構築物をガンガン量産しちゃっても良いのだ!

 これはなかなか強そうだ。本体は2マナなので、《再利用隔室》の餌にしちゃっても良いね。1枚で2つのアーティファクト・カウントになる、こんなカードを待っていたという、期待できる品質……手に入れたら、早速試してみたくなるね。

 『マジック:ザ・ギャザリング | スター・トレック』は11月13日(金)に公式発売日を迎え、それより少し早くプレリリースでカードが遊べるぞ!宇宙という開拓地に向けて、いざ出発!

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