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岩SHOWの「デイリー・デッキ」
とことん!スタンダー道!横並びの極み、ナヤ・トークン(スタンダード)
スタンのデッキ、すごすぎるって!
常滑はAichi Sky Expoにて開催されたプレイヤーズコンベンション。スタンダードのトーナメントがいくつか開催されたが、そこでは「ボロス召集」が大活躍していた。戦前の予想通りといえばそうなるが、改めてフィーチャーマッチに呼ばれるようなラインのプレイヤーが使うこのデッキはやべぇなと……2ターン目に《イーオスの遍歴の騎士》→3ターン目にもういっちょイーオスと動いて圧勝というムーブを目の当たりにして、震えちゃったよ。スタンダードのデッキ、ヤバすぎるって!
特に強いなと感じたのは《血滾りの福音者》。この吸血鬼、1枚でクリーチャー3体分の働きを見せ、喚声でクリーチャー全体の強化もこなす。押せ押せな盤面、五分の盤面も当然のこと、クリーチャーを全て除去されたような盤面もこれ1枚で立て直せる。白系のトークンデッキを組むならこのカードはぜひとも取り入れたいものだ。ボロスカラーの召集デッキは現行スタンダードのトークンデッキの代表格だが、当コラム的にはもっと他のデッキも探していきたい……スタンダードのデッキを一つでも多く紹介し、その魅力を伝えるスタンダー道のコーナー。そんな使命感を抱きながらコンベンションに関するデッキリストを漁っていると……良いものあったぜ!さあ、今週はトークンの時間だ。
とことん!トークン道!
2《ジェトミアの庭》 3《戦場の鍛冶場》 2《銅線の地溝》 1《剃刀境の茂み》 4《感動的な眺望所》 3《日没の道》 2《不穏な大草原》 1《眠らずの露営》 1《ミレックス》 1《皇国の地、永岩城》 1《反逆のるつぼ、霜剣山》 1《耐え抜くもの、母聖樹》 1《平地》 1《山》 -土地(24)- 4《探索するドルイド》 3《復興の領事、ピア・ナラー》 1《勇敢な旅人、ケラン》 4《血滾りの福音者》 3《千番目の月、アニム・パカル》 1《輝かしい聖戦士、エーデリン》 1《怪しげな統治者、スクイー》 1《マラメトの模範、クチル》 -クリーチャー(18)- |
2《稲妻のらせん》 1《邪悪を打ち砕く》 1《毒を選べ》 3《トーテンタンズの歌》 1《アニーの加入》 1《戦導者の号令》 4《婚礼の発表》 2《ゴバカーンへの侵攻》 2《放浪皇》 1《焦熱の交渉人、ヤヤ》 -呪文(18)- |
1《怒りの大天使》 1《骨集めのドラコサウルス》 2《兄弟仲の終焉》 1《邪悪を打ち砕く》 1《石術の連射》 1《太陽降下》 1《一時的封鎖》 1《安らかなる眠り》 2《黄昏の享楽》 1《戦導者の号令》 1《宴の結節点、ジェトミア》 1《大天使エルズペス》 1《焦熱の交渉人、ヤヤ》 -サイドボード(15)- |
ジャパンスタンダードカップ:『サンダー・ジャンクションの無法者』Supported by 楽天ブックスにて10位入賞の「ナヤ(赤緑白)トークン」。《血滾りの福音者》は堂々の4枚フル投入!この情報だけで、トークンを含むクリーチャーを横並びに展開し、福音者などで強化して打点を伸ばして一気に殴り勝つデッキ……というのが伝わるだろう。そしてボロス(赤白)含むトークンデッキといえば《復興の領事、ピア・ナラー》!追放領域のカードをプレイすると飛行機械を生成する、かなりの展開力を持つ2マナクリーチャーだ。見たら即除去される類のカードだが、うっかり生き延びると……《探索するドルイド》や《焦熱の交渉人、ヤヤ》などのアドバンテージ源と組み合わさって、わんさかと飛行機械を引き連れることに。これと血滾りの喚声や《戦導者の号令》とで強化して、爆発的なダメージを叩き出す……それがこのトークンデッキの狙いだ。《婚礼の発表》や《放浪皇》などの定番トークン製造機から、《トーテンタンズの歌》まで、あらゆるトークン生成カードが詰め込まれていてワクワクしてくるリストだ。
このデッキの隠し味、デッキに独自の風味付けをしているスパイスは《アニーの加入》。4マナで5点ダメージ、除去としては平均的な性能だ。抜けた性能ではないが、破壊できるクリーチャーの範囲はそれなりに多いので邪魔者をこれでどかして攻撃を続けたい。そして重要なのは常在型能力の方。これがあれば伝説のクリーチャーの能力は2回誘発することになる。ピアもそうだが、このデッキには自然と伝説のクリーチャーが多めに採用されている。そしていずれもが誘発型能力を持っているため、この伝説エンチャントの恩恵を色々と受けられるというわけなのだ。
ピアで飛行機械を倍速量産したりと色々魅力的だが、中でも最も強力なのは《千番目の月、アニム・パカル》との組み合わせ。クリーチャーで攻撃すればパワーが上昇、その値と同じ数のノームを攻撃状態で生成するアニム。彼女の能力をコピーすると、アニムが毎ターン+2/+2になり、さらにビックリするような数のノームがうじゃうじゃと……《輝かしい聖戦士、エーデリン》や《怪しげな統治者、スクイー》と、頭数を一気に増やす《アニーの加入》シナジーを駆使して、《危難の道》等のリセットを受けても一気にリカバリーしよう。
トークンデッキの魅力、それは単体除去では対処しきれない数で攻められるという点。最近はスタンダードも複数のクリーチャーをまとめて吹き飛ばす全体除去が強力なラインナップになっており、あらゆるデッキがそれを備えている。特に《危難の道》は頻繁に目にするもので、トークンデッキにはなかなか……というところだが、一度流されてもまたカード1枚から一気に展開して、やられたらやり返す!この精神が重要だ。幸い《血滾りの福音者》は対全体除去にも優れているので、最新かつ大胆にトークンで攻め、危険で難関に満ちたスタンダードという道を……駆け抜けろ!じゃあ先にデッキ組んで行ってっからな!
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