日本は地震大国なんじゃ。昔から、地震、雷、火事、ヨーグモス、ウルザというように、地震はもっとも怖いものとして知られておる。地震は揺れに伴って誘発される災害も多いんじゃ、海側では地震に伴う大規模な波、津波には注意しなくてはいかんのう。

　今日は「世界津波の日」じゃ。津波の危険性を知り、理解し、素早い対策や避難する知識を得る日じゃ。そこで、今日はその恐ろしさを体現したカード、《津波》を紹介していくぞい。

　《津波》は『アンリミテッド』から存在する色対策カードの１つじゃ。今のスタンダードでも色対策カードが復活してブイブイと言わせておるが、このころの色対策カードは派手な効果が多かったのじゃな。

　そして、この《津波》も、すべての島を破壊する、ぶっ飛んだ効果じゃった。ちなみに青は青で《Acid Rain》ですべての森を破壊できたから、どっこいどっこいなのじゃが、かつては自然の脅威が住む場所さえも奪う、そんな、仁義無き戦いが行われておったのじゃ。

　また、《津波》は日本語なのじゃが、英語名も《Tsunami》なのじゃ。これは、英語名のカードで、日本語由来の名前が使われた、最初の例の１つなのじゃな。これは英語圏でも、日本語の津波の方が地震での高波という状況を表すのに最適という話のようじゃのう。

　ちなみにマジックの《津波》は《魔法改竄》で書き換えたり、《対抗呪文》で打ち消したりと、さまざまな対策があったのじゃが、現実では避難が最善の手段じゃから、これを機会にしっかりと知識を……おや、早速ちょっと揺れたかのう、少し大きな地震じゃな。ふむ、わしはちょっと海の近くの畑の様子が心配じゃから見てくるぞい……