みんなは過去の自分に教えたいことや言いたいことはあるかのう？ ふぉっふぉっふぉ、人生、言えなかったことや、言い残したこと、行動できずに終わってしまったもの、いろいろあるじゃろうな。

　わし？ わしももちろんあるんじゃな、過去に戻ったらファイレクシアとの戦い……はひとまず、置いておいて、ロト６を盛大にぶち当てるんじゃ。ふぉっふぉっふぉ、これからの社会、大事なのはビッグマネーなりじゃ。

　1945年10月29日は、戦後の復興のために政府から宝くじが初めて発売された日なのじゃな。そこで、今日は『Unglued』から《Double Take》を紹介していこうかのう。

　《Double Take》のイラストは、未来の自分が訪れて、当たるであろう宝くじの番号と《Black Lotus》を渡してくれるイラストになっておるのじゃな。過去の自分に利益を与えることで、未来の自分に還元しようと狙っておるわけじゃ。

　この《Double Take》、『Unglued』のカードだけに効果としても面白くてのう。次の同じ相手とのゲーム開始時にもカードを２枚引ける。つまりは、このゲームではない未来に対しても効果があるのじゃな。ちょっと考えると、負けそうなゲームで使うのはとても効果的じゃのう。その試合で負けても、次のゲームではかなり有利に進められるから、使っておくのが吉なのじゃな。後の利をゲームを超えて得られる、何とも『Unglued』らしいカードなのじゃ。

　ふぉっふぉっふぉ、『Unglued』としての本領発揮は実はこれからでな、この効果、可能な限りマジック以外のゲームでも適用するというルールがあるのじゃな。じゃから、これを逆手に取って、使われた側は次のゲームは他のゲームで挑むという対策があるんじゃ。例えばブラックジャックなんかは２枚引いたら、すぐバーストしてしまうからのう。サッカーなんかも良いかもしれんな、ちょっとしたラフプレイでイエローカードが出たとき、２枚追加で引いて即退場と言うわけじゃ。マジックの再戦？ それは、断固拒否がオススメじゃぞい。