クリスティナ：みなさーん！ こんにちハンマーオブボガーダン！ クリスティナですっ！ 今日は「世界食料デー」ということで、わたくし、一念発起して、世界の子どもたちに笑顔を届けるパイ包み屋、「アンパイ」をエルドレインに開業しました！

ダリア：わぁい！ あれ？ タピオカじゃないの？

クリスティナ：あ、ダリアちゃん。タピオカは完全にレッドオーシャンですから！ これからの時代は《パイ包み》です！

ダリア：え、タピオカ、あかんの……？

クリスティナ：完全にあかんとは言いませんが、簡単に儲けられるぜいぇい！くらいの気持ちだと多分アウトです！ まあ、そんな軽い気持ちで出す人も今はいないとは思いますが！

ダリア：な、なるほどー

クリスティナ：エルドレインの世界は何と言っても食物が主役！ 私の一押しの食物は《パイ包み》！ 私の店の《パイ包み》は絶賛なんですよっ！ エルドレインの飲食店紹介サイトでも、3.8評価です！ 年会費も貢納してますからアンチコメントもクリーチャー１体も速攻で破壊します！ ……あれ？　ダリアちゃんがいない？ ダリアちゃーん、どこー？　おや、向こうでブツブツ言ってるのが聞こえますね。

ダリア：あいつめ、タピオカ屋、むっちゃもうかるぜいぇいって言ったやんか！ どうなっとるん！

クリスティナ：そういえば、私の店の向かいにタピオカ屋ができたけど、あれはダリアちゃんが？

ダリア：こうなったら、やるしかない

クリスティナ：何をやる気でしょうか……。あれ？ 私の店の評価が下がってます！ しかも、アンチコメントが消せません！ くっ、これは、より高いお金を貢納したもののパワープレイ……！

ダリア：ここのパイはクソまず。安パイ？ じゃねぇ、これは危険パイ。食べたら体調崩して、病んパイ。書き込みは……これでよし！！

クリスティナ：ダリアちゃん？ これでよし！ じゃなくて、何をやってるのかしら？

ダリア：え、あの、その、あ、わぁ、おおきなほしがついたりきえたりしている……

クリスティナ：気が触れた振りしても許しません！ ゴンッ（物理）！

ダリア：ぶっぽるぎゃるぴるぎゃっぽっぱぁーっ！

クリスティナ：というわけでいろいろありましたが、こんがりと焼かれた《パイ包み》が完成しました！ これがね、絶品なんです。最後に隠し味も手に入りましたし。ぜひ、エルドレインへ来た時には来てくださ……隠し味が、何かって？ それは、教えられませんね。でも、ヒントをあげましょう。タピオカじゃあない。