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ガフ提督の「ためになる」今日の1枚

今日の1枚:波使い

浅原 晃

 今日は「ビーチの日」、7(な)3(み)が1(いい)という語呂合わせで制定された日じゃ。「波に乗る」や「乗るしかない、このビックウェーブに」といった言葉があるように、波には勢いや時流といった意味があるのじゃな。今回は青マナのシンボルという大波に乗って戦い、そのまま勢いにも乗って、その年のプロツアー優勝デッキの中核ともなった、《波使い》を紹介するぞい。

 《波使い》は「信心」という能力で活躍したクリーチャーじゃ。この信心、例えば青の信心じゃと、戦場にある自分のパーマネントのマナ・コストの中の{U}を数えるのじゃ。そして、その数に応じて効果が変わるというものなんじゃな。

 この信心の面白さは、同じ効果でも{1}{U}よりも{U}{U}の方がコストとして強いという現象が起こったところじゃ。本来は{1}{U}の方が色の融通が効きやすいのじゃが、この環境では{U}{U}の方が信心が深いとなり、強い場合も多かったのじゃ。

 そして、《波使い》の最強の相棒となったのが《夜帷の死霊》じゃった。混成マナによって、とても信心深いクリーチャーでのう。黒でも青でも3の信心として数えられたのじゃな。このタッグで《波使い》は多くのエレメンタルを生み出し、活躍したというわけじゃ。《波使い》がサーファーだとしたら、《夜帷の死霊》は最高の波だったというわけじゃ。

 しかし、《夜帷の死霊》とのタッグがローテーションで離れ離れになった後は、《波使い》は全盛期の活躍はできなかったようじゃ。やはり、波あっての乗り手というわけなんじゃな。わしは活躍できるチャンスをしっかりとものにした《波使い》は素晴らしいと思うぞい。いい波はチャンスと同じでいつ来るかわからないものじゃ、だから、ビックウェーブを逃さないように準備して波を待つ、それが人生において大事なのじゃな。ふぉっふぉっふぉ、ためになったじゃろう?

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