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ガフ提督の「ためになる」今日の1枚

今日の1枚:虹のイフリート

浅原 晃

 本日は虹の日。7月16日で、なな(7)い(1)ろ(6)よいう語呂合わせじゃな。虹というのは不思議なものじゃ。光の屈折、反射などによって、生まれるものじゃが、自然は時に美しいものを生み出すのじゃな。そんな虹と言えば、見えはすれど、触れず掴みどころのないものじゃが、今日はそんな虹のように現れては消えるクリーチャー、《虹のイフリート》を紹介していくぞい。

 《虹のイフリート》はフェイズ・アウトが特徴的なクリーチャーじゃ。フェイズ・アウトを知らない? ふぉっふぉっふぉ、まあ、フェイズ・アウトは古来の能力の1つじゃからのう。ポケベル、たまごっち、みたいなもんじゃから知らなくても仕方がないかもしれんな。

 フェイズ・アウトは端的に言うと、フェイズ・アウトしたら戦場にいないものとして扱い、次の自分のアンタップ・ステップにフェイズ・インして戻って来るというものじゃ。戦場にいないものとして扱うが戦場にはいるっちゃいるみたいなややこしい能力じゃから、詳しく知りたい人は総合ルールのフェイジングの項を読むと良いじゃろう。

 本来は自動的にフェイズ・アウトするフェイジングという能力で行われるため、2ターンに1回しか動けないデメリット能力なのじゃが、この《虹のイフリート》は能動的にフェイズ・アウトできたのじゃ。つまり、相手の除去に合わせて使うことが可能だったのじゃな。フェイズ・インのタイミングはアンタップ・ステップじゃから、《神の怒り》のような全体除去を打たれても、平然と戻って来れたし、自分の《ネビニラルの円盤》などのリセットとの相性も良かったからのう。青単色コントロールの無敵のフィニッシャーとして、《虹のイフリート》は使われることとなったのじゃ。

 《虹のイフリート》のような打ち消し呪文で守る必要がないというのは、青使いにとってはベターなフィニッシャーじゃろうな。もちろん、やられる側は手も足も出んからのう、ふぉっふぉっふぉ、まさに虹と戦っているようなもんじゃな。

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