そこに山があるから。

　これは、伝説的な登山家ジョージ・マロリーが、なぜ、エベレストに登るのか？ という問いに答えた言葉じゃ。

　今日は「エベレスト登頂記念日」。地球でもっとも高い山として知られるエベレストに、1953年5月29日、エドモンド・ヒラリーとテンジン・ノルゲイが初めて登頂に成功したのじゃな。今でこそ、多くの登山家が登頂に成功しておるのじゃが、当時はまさに命がけの挑戦と言って良かったのじゃ。まさに、探検の最高峰だったんじゃな。

　ふぉっふぉっふぉ、そうじゃ、マジックにも探検がテーマの次元に最高峰の山があったのう。今日は探検の世界ゼンディカーから、《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》を紹介するぞい。

　《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》は当時のスタンダードでも活躍し、今はモダンで使われておる土地カードじゃ。特に《風景の変容》や《原始のタイタン》との組み合わせで、《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》と《山》を一気に出すことで、大ダメージを相手に与えられるのじゃ。大山脈を作りあげれば、この《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》は探検と挑戦に相応しい姿を見せてくれるというわけなんじゃな。

　そうそう、名言を残したジョージ・マロリーは初登頂に成功した２人から30年ほど前にエベレストで遭難して亡くなっておるのじゃが、そこで登頂に成功していたかどうかはエベレスト最大の謎と呼ばれておるのじゃ。わしは、ロマン派じゃから、登頂には成功したが、その帰りに遭難してしまったと信じたいのう。もちろん無事に帰るまでが登山ではあるんじゃがな……

　ふぉっふぉっふぉ、年甲斐も無く血がたぎってきたのう、ちょっと《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》まで、登山に行ってくるとするぞい。……なぜって聞いてみてくれんのか？ えっ？ 名言が言いたいだけなのが見え見え？ ぐぬぬ……