かわいい猫の画像を見るのが、日常の唯一の癒やしのガフ提督じゃ。今日は歯列矯正の日ということでじゃ、今日は綺麗な２本の歯が自慢、マジック界のネコちゃんこと、《剣歯虎》を紹介していくぞい。

　剣歯虎とは地球では遥か昔に生息していたとされる、ネコ科に属する肉食獣じゃ。特徴としては、やはり、２本のサーベル状の歯じゃろうな。これによって、ずぶりと標的を倒したのではないかと言われておるのじゃ。この歯の形状から、サーベルタイガーという名前で呼ばれてもおるのう、むしろ、そちらの方が馴染み深い名前じゃな。

　この剣歯虎、ドミナリアでは北方に生息しており、氷河期の時に大陸の方へ渡って来たようじゃな。そして、この世界の《剣歯虎》は赤の得意とする能力の１つ、先制攻撃を持ったクリーチャーじゃ。基本となるスペック（この時代じゃから《灰色オーガ》を参照じゃぞい）から、ちょっとタフネスを差し引いた分、先制攻撃がついている寸法じゃ。ふぉっふぉっふぉ、厳しい自然の世界で生き残るには先手必勝というわけじゃな。決して派手な効果ではないが、赤という色の特徴に剣歯虎という獰猛な生物の特徴と合わせて分かりやすく作られたクリーチャーじゃから、マジックの基礎を覚える役割を持っておるのじゃ。

　じゃがのう、ネコちゃん愛好家のわしとしては、けしからん点があるんじゃな。それはフレーバーじゃ。ネコを手懐けてこその愛好家じゃから、このフレーバーのように、ネコに噛まれるなどもってのほかじゃのう。まあ、ネコは気まぐれじゃて、わしのように全身から優しげなオーラが出てないと、手なずけるのは難しいかもしれんがのう。

　何？ 手本を見せてほしい？ しょうがないのう、そーれ……

「ふぉっふぉっふぉ、ネコちゃん、おいで、ネコちゃん、アアーッ！」――ガフ提督、最後の言葉