特報！ ガフ提督、次のセットの主人公に決定！ セット名は『ガフ・サーガ』！ ふぉっふぉっふぉ、今日はエイプリル・フールじゃな。エイプリル・フールは嘘をついても良い日と言われておる。とは言え、ついていい嘘は他人に迷惑をかけない嘘じゃから、嘘だと一発で分かる面白いものを披露する日といっても良いじゃろう。今日は嘘に関連した１枚、《嘘か真か》を紹介していくぞい。

　《嘘か真か》は『インベイジョン』で登場した４マナのドロー呪文じゃ。ライブラリーの上から５枚のカードを相手が２つに分けて、どちらかの束を手札に加えるのじゃが、ポイントは相手が分けてこちらが取るという点にあるのじゃな。

　相手にとってはこちらが欲しいものが確実に分かるわけではないから、結果的に分け方をミスしてしまうことも多いのじゃ。逆に使う側はらくちんで、必ず欲しいカードは手に入るし、時にはおまけが付いて来たりもするからのう。もちろん、単純な強さだけで考えても、多い方を取れば最低でも３枚は手札に入る上に残りは墓地に置かれるため、《サイカトグ》やスレッショルドの餌になるのじゃから、当時の青のほとんどのデッキに入っておったくらいじゃ。

　なので、大会へ出る際には使われる前提で束を分ける練習も大事じゃったな。分けている最中に相手の顔色をちらっと見て欲しいカードを伺う、それを逆手に取って土地が欲しい素振りをしてみるなんて心理戦も噂によると行われたりしたようじゃが、それも含めて、カード名通りの駆け引きかもしれんのう。ふぉっふぉっふぉ、何にせよ、みんなも嘘をつくときはやり過ぎないようにじゃな……。

　何、耳寄りの情報がある？ 新元号がタピオカに決まった？ ふぉっふぉっふぉ、ミエミエの嘘じゃな、引っかからんぞい。何？ 『灯争大戦』では36人のプレインズウォーカーがいて、毎パックに１枚は封入されている？ またまた、わしを騙そうとしてもそうはいかんのじゃ。ふぉっふぉっふぉ、嘘としてはなかなか面白いがのう。