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ガフ提督の「ためになる」今日の1枚

今日の1枚:催眠の悪鬼

浅原 晃

 よくこれを見るんじゃ……3、2、1、はい、かかりました。あなたはガフ提督が好きになーる。そして、『灯争大戦』でガフ提督を出せ!出すんじゃ!とツイッターでマローにリプライを飛ばすのじゃ。……おやおやおや、まったくかからんのう。

 今日3月21日は「催眠術の日」じゃ。催眠術は3、2、1、はい、といった形で暗示を掛けるじゃろう? じゃから、3月21日が催眠術の日に制定されたのじゃ。

 さて、マジックで催眠という名前は、『トーメント』の《催眠の悪鬼》などに使われておるな。この時代の黒いデッキはなかなかに活躍したから、覚えている人も多いじゃろう。

 この《催眠の悪鬼》などが持つナイトメアという種族は、悪夢を表現したものと言えるのじゃ。例えば《催眠の悪鬼》なら、相手の手札1枚を追放できるのじゃが、《催眠の悪鬼》が死ぬと元に戻ってしまう。悪夢から覚めたとでも言うべきか、もしくは、名前の通り、催眠状態に掛かっておったものが、掛けた本人が倒されたことで、元に戻ったというやつかもしれんな。

 ストーリーでは、このナイトメアは《狂気を操る者チェイナー》という魔術師が作ったのじゃ。チェイナーは『ドミナリア』の英雄譚で名前は登場しておるから、当時を知らなくても、名前は知っておる人はいるじゃろうな。

 しかし、催眠術とは案外侮れないものじゃな。わしの考えでは、絶対に掛からんという人ほど、暗示にかかりやすいのじゃ。なぜかというと、掛からんと思い込んどるから、自分が掛かっても、疑問に思わないんじゃな。詐欺なども同じじゃぞい、絶対に引っかからんと思う人ほど引っ掛かった時が危ないんじゃ。

 ん? わし? ふぉっふぉっふぉ、わしはすべてお見通しなプレインズウォーカーじゃから、催眠術や詐欺などには絶対に引っかからんわい。さて、そうじゃ、今日は用事があったのじゃ、絶対に儲かる健康食品を売りに行くんじゃ。最初は金が掛かるんじゃが、そのうち、戻って倍返しなんじゃ、ふぉっふぉっふぉ、ガッポガッポなんじゃな。

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