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戦略記事

いってつの「コマンダーのすすめ」

第2回:大型イベントで“ギャザリング”しよう!

いってつ


 みなさんこんにちは、いってつ(@ittetu_)です!

 コマンダーの情報発信やマッチング手法の開発をしてきて、いまではコマンダー・フォーマット委員会に在籍してみなさんのコマンダーライフがよりよくなるように日夜研究しています。

 みなさんにコマンダーの情報をお届けする「もっと楽しむ!コマンダーのすすめ」の第2回!コマンダーはテキトーに遊んでも楽しいものですが、「真面目にテキトー」に遊ぶともっと楽しいですよ!

 ギャザリング/Gatheringとは「収集する」という意味ですが、「集合」とか「集会」といった意味もあります。普段私たちはカードをギャザリングしていますが、今日は私たちがギャザリングします。

 そう、おっきなイベントに参加するのです!
 

あなたのためのイベント

 新セットが発売されて、新しいデッキを組んでいる人も多いでしょう!デッキを組んだら……早速遊ばなくっちゃね!

 全国のマジック取り扱い店舗で「コマンダー交流会:甘口/辛口」をはじめたくさんのマジックのイベントが開かれています。

 それもいいでしょう!しかし、マジックにはいわゆる「大型イベント」があります!

 公式イベントとしては、「マジック・スポットライト・シリーズ」「プレイヤーズコンベンション」「マジック大戦祭」、そして……「コマンドフェスト」です!

 大型イベントと聞くと自分とは「関係ない」「ガチ勢のための場所でしょ」と感じる人もいようですが……そんなことは、マジで、決して、本当に、ありません!

 この記事では先日開催された「マジック・スポットライト:シークレッツ」のコマンダー・プレイエリア「コマンドゾーン」のレポートを交えながら、コマンダーのイベントの魅力をお伝えしていきます。

「大会……ってことはガチなんでしょ?」

 コマンドゾーンやコマンドフェストなどの多くのイベントでは、希望のゲーム観ごとにブラケットごとにマッチングが行われています。

 つまり、ガチ(ブラケット5:cEDH)でシビアかつ緊張感のあるゲームをプレイする人がいれば、他のブラケットでのんびりほどほどのゆるさで楽しんでいる人もいます。誰のためのイベント?と聞かれれば、それは「すべてのコマンダー・ファンのためのイベント」と言えるでしょう。

 今回のコマンドゾーンではプレイヤーの待合所があります!4人そろったら即・ゲームスタート!

 基本的に1ゲーム終わったら解散なので、疲れたら自由に休憩できますし、ご飯を食べに行くこともできます。(中には1分1秒ももったいない!とひたすらコマンダーに興じる人も少なくないようですが……!)
 

いざ、コマンドゾーンへ!

ブラケット2:コア

 まずはブラケット2のゲームに参加してみました!

 

 「FINAL FANTASY」シリーズのカードたっぷりの《第三の座、エメトセルク》、《ジェスカイの道師、ナーセット》、《進化した謎、ヴァニファール》との対戦です!

 ヴァニファールの方が《世界棘のワーム》を変装させて、ブリンクで表に戻すことで巨大クリーチャーでの攻撃をもくろみますが、エメトセルクとナーセットの方がバウンス呪文で懸命に攻撃を阻みます!

 

 一方そのころ、僕の「強すぎカード単」はインスタント除去がほぼないのでこのやりとりに参加できず。イニシアチブを献上してあとは頑張ってもらうしかありません。

いってつ -「ブラケット2:強すぎカード単」[MO] [ARENA]
1 《湧き出る源、ジェガンサ》
-統率者(1)-

1 《血染めのぬかるみ》
1 《溢れかえる岸辺》
6 《森》
6 《島》
6 《山》
1 《神秘の聖域》
6 《平地》
1 《汚染された三角州》
1 《露天鉱床》
6 《沼》
1 《吹きさらしの荒野》
1 《樹木茂る山麓》
-クリーチャー(37)-

1 《死儀礼のシャーマン》
1 《大霊堂の信奉者》
1 《心火の英雄》
1 《僧院の速槍》
1 《敏捷なこそ泥、ラガバン》
1 《アマリア・べナヴィデス・アギーレ》
1 《フェアリーの大群》
1 《超能力蛙》
1 《色めき立つ猛竜》
1 《隠された手、ケシス》
1 《夢の巣のルールス》
1 《火の怒りのタイタン、フレージ》
1 《反射魔道士》
1 《白羽山の冒険者》
1 《黎明起こし、ザーダ》
1 《ならず者の精製屋》
1 《自然の怒りのタイタン、ウーロ》
1 《迷える黒魔道士、ビビ》
1 《叫ぶ宿敵》
1 《守護フェリダー》
1 《創造の座、オムナス》
1 《アーラコクラの隠密》
1 《物騒なバトルレイジャー》
1 《奮起させるバード》
1 《まき散らす菌糸生物》
1 《空を放浪するもの、ヨーリオン》
1 《アンダーダークの探検者》
1 《激情》
1 《カザド=ドゥームのトロール》
1 《裏切りの工作員》
-クリーチャー(30)-
1 《夏の帳》
1 《成長のらせん》
1 《命取りの論争》
1 《ティボルトの計略》
1 《むかしむかし》
1 《煮えたぎる歌》
1 《この町は狭すぎる》
1 《時を越えた探索》
1 《超起源》
1 《霊気との調和》
1 《表現の反復》
1 《ヨーグモスの意志》
1 《電位式リレー》
1 《戦慄の復活》
1 《アールンドの天啓》
1 《宝船の巡航》
1 《望み無き悪夢》
1 《きらきらするすべて》
1 《プロフトの映像記憶》
1 《食肉鉤虐殺事件》
1 《ドルイドの誓い》
1 《豆の木をのぼれ》
1 《創案の火》
1 《荒野の再生》
1 《頭蓋骨絞め》
1 《太陽の指輪》
1 《苛立たしいガラクタ》
1 《勢団の銀行破り》
1 《密輸人の回転翼機》
1 《霊気池の驚異》
1 《時を解す者、テフェリー》
1 《王冠泥棒、オーコ》
-呪文(32)-

 こちらが「強すぎカード単」のリストです。過去に「強すぎ」と評価されたカードだけで構成されていて、カードをプレイするたびに「これスタンダードで使われたわ……」と対戦相手のニューロンを刺激することができます。よく、コマンダーで「このカードなに?と言わせたら勝ち」と言いますが、その真逆ですね。

 

 全員が消耗していくゲーム展開となりましたが、最後にはナーセットが果敢+追加戦闘で圧倒して勝利しました!

 ちなみに、このテーブルには初めて半年の初心者もいれば、海外から遊びに来た方もいました。大きなイベントとなると、参加している方の幅も広く、いろんなバックボーンの方と遊ぶことができます。

 英語が話せなくても全然大丈夫です。なぜなら、マジックのルールとカードは世界共通だから!もちろん、マッチング指標のブラケットも世界共通です。これまでは地域ごとに違うマッチング手法がありましたが、世界共通の指標ができたことは交流をよりスムーズにしてくれました。

ブラケット4:オプティマイズド

 続いてブラケット4のゲームに参加。「コマンダー交流会:甘口/辛口」が始ったのもあって、ブラケット4のゲームに参入するプレイヤーの増加を感じます。

 

 使用したのは前回の記事でも紹介した《魂の鋤引き、ヴァルガヴォス》です!

 
 

 対戦相手は《光明の不可思議、タヤム》、《災厄の占い師、グラルブ》、《秘儀を運ぶもの、パコ》&《熱心な秘儀術師、ハルダン》!どれも強力な戦術を持っていることで有名で、やる気十分です。

 序盤からタヤムの方から《弁論の幻霊》が設置され、サーチやマナ加速を連打しにくい展開に。サーチやマナ加速からフィニッシュするのが難しい盤面になっています。除去してそのまま勝利できなければ他のプレイヤーが有利となってしまいますが、《這いまわる落書き屋》とヴァルガヴォスでリソースを蓄え続けることができるこちらにとってはそう悪い状況ではありません。除去をたっぷりため込んでからコンボを目指してもいいですし、ヴァルガヴォスの戦闘ダメージでも勝利を目指せます。

 

 ヴァルガヴォスに《エンバレスの宝剣》を装備し、一気に大ダメージを発生させてパコの方と1対1の状況に。しかしここでパコによって追放されていた《ディレイド・ブラスト・ファイアーボール》を見落とす痛恨のミス!パコに攻撃され残り僅かだったライフへの火力で敗北……!!

 ブラケット4ではコンボの応酬をよく目にしますが、戦闘ダメージでの決着も珍しくありません。むしろ、どんな苛烈な方法でライフを攻めてもいいのです!

 みんなが自分なりの「強い」デッキを持ち込むブラケット4だからこそ、1アクション1ターンに緊張感があります。それだけにミスは負けに直結しますし、負けたときは悔しい……!本当に悔しい……!「勝った・負けた」を楽しみたいなら辛口やブラケット4はとても楽しいゲームです。次は負けないぞ……!

ブラケット3:アップグレード

 続いてはブラケット3のゲーム。

 

 こちらでは《気ままな紙片、ページ》を使用しました!

いってつ -「ブラケット3:気ままな紙片、ページ」[MO] [ARENA]
1 《気ままな紙片、ページ》
-統率者(1)-

1 《アモンケット・サーキット》
1 《オラーズカの拱門》
1 《アヴィシュカー・サーキット》
1 《眷者の居留地》
1 《埋没した廃墟》
1 《導路の塔門》
1 《水晶の岩屋》
1 《解体爆破場》
1 《砂漠》
1 《聖府首都、エデン》
1 《隠された岩屋》
1 《発明博覧会》
1 《スコフォスの迷宮》
1 《ムラガンダ・サーキット》
1 《次元の結節点》
1 《ウギンの聖域》
1 《屍肉あさりの地》
1 《隔絶した隠し場所》
1 《見捨てられた神々の神殿》
1 《灰色港》
1 《精霊龍の墓》
1 《ウルザの洞窟》
1 《ウルザの工廠》
1 《ウルザの鉱山》
1 《ウルザの魔力炉》
1 《ウルザの物語》
1 《ウルザの塔》
1 《ウルザの作業場》
1 《作戦室》
3 《荒地》
1 《ザルファーの虚空》
-土地(33)-

1 《搭載歩行機械》
1 《市場背負いの歩行機械》
1 《歩行バリスタ》
1 《面晶体の這行器》
1 《マナキン人形》
1 《極楽の羽ばたき飛行機械》
1 《鋼の監視者》
1 《テクノドローム》
1 《順応する自動機械》
1 《鋳造所の検査官》
1 《まばゆい肉掻き》
1 《スタークによる改良、アイアン・スパイダー》
1 《パラジウムのマイア》
1 《這いまわる落書き屋》
1 《真面目な身代わり》
1 《カルドーサの鍛冶場主》
1 《反因果の残留》
1 《終末を招くもの》
1 《マイアの戦闘球》
1 《砂岩の予言者》
1 《創造の破壊者》
1 《街並みの地ならし屋》
1 《崩壊した現実、コジレック》
1 《ユートロムの武人、クランゲ》
1 《大いなる歪み、コジレック》
-クリーチャー(25)-
1 《全ては塵》
1 《エルドラージ覚醒》
1 《ウギンの支配》
1 《永遠のこだま》
1 《多用途の鍵》
1 《頭蓋骨絞め》
1 《太陽の指輪》
1 《通電式キー》
1 《アイ・オヴ・ヴェクナ》
1 《記憶の仮面》
1 《精神石》
1 《月銀の鍵》
1 《玄武岩のモノリス》
1 《蜃気楼の鏡》
1 《継ぎ接ぎの旗》
1 《摩滅したパワーストーン》
1 《前兆の時計》
1 《達人のコイン》
1 《面晶体の記録庫》
1 《胆液の霊薬》
1 《神秘の炉》
1 《光耀の指輪》
1 《シッセイの指輪》
1 《スランの発電機》
1 《巻き戻しの時計》
1 《ウル=ゴーレムの目》
1 《見捨てられた碑》
1 《金粉の水蓮》
1 《精神の眼》
1 《マイトストーンとウィークストーン》
1 《内なる太陽、チミル》
1 《王神の立像》
1 《適合の結節点》
1 《ニンの杖》
1 《終焉の石》
1 《殲滅戦艦》
1 《ウルザの後継、カーン》
1 《大いなる創造者、カーン》
1 《人知を超えるもの、ウギン》
1 《嵐の目、ウギン》
1 《精霊龍、ウギン》
-呪文(41)-
 

 対戦相手は《魂の鋤引き、ヴァルガヴォス》、《大スライム、スローグルク》、《原初の生命体、アルテマ》!

 さきほど僕はヴァルガヴォスでブラケット4を楽しんでいましたが、こちらのプレイヤーはブラケット3のゲーム観でプレイしているようです。同じ統率者でもいろんな楽しみ方ができますからね!

 《大スライム、スローグルク》も当時のスタンダードで《天上都市、大田原》といった土地を使いまわす戦略が人気でした。コマンダーでもサイクリングをもった土地などを活用して毎ターンアドバンテージをとりながら巨体で攻撃してきます!

 《原初の生命体、アルテマ》は土地から出るマナを倍にすることで強力な無色の呪文を連打できます。つまりはエルドラージ!僕のページよりも爆発的にマナを増やせるので、相性の悪い相手です。ただし、相手の《全ては塵》といったカードは効かないので、うまく潜伏すれば勝機があります。

 

 ヴァルガヴォスの方とスローグルクの方が大きな統率者で攻撃を仕掛けます。負けじとアルテマ側からは《永遠のこだま》!無色の呪文と能力が倍になるとんでもないカードですが、これはこちらの《街並みの地ならし屋》でうまく処理しました。

 

 その後も《全ては塵》を撃たれますが、こちらは無傷。逆に《永遠のこだま》を設置し返して、派手な戦場を作って勝利!

 コマンダーのゲームの面白いところは、必ずしも強いデッキが勝つわけではない、というところです。ヴァルガヴォス、スローグルクを妨害しないことで戦場に展開させ、そこにアルテマが全体除去を撃つしかない状況を演出することで、有利な展開にできました。
 

楽しいゲームは続く……

 

 この日一日で7ゲームほどプレイしました!出店ブースですこし買い物もして、大満足の一日です。

ブラケット5をプレイ中。難しい局面でみんな険しい顔をしていますがめちゃくちゃ楽しいです。

 

 今回対戦した方の中には「半年前に始めたばかりです」「20年前からプレイしています」という方が入り混じって楽しむことができています。そう、実際にたくさんの始めたばかりのプレイヤーが参加して、思い出と副賞のパックを手にして帰っているのです!

 とりあえずデッキが一個あれば誰でも参加できます。構築済みデッキそのままでもまったく問題ありません!もっとも、楽しすぎてまた次回参加するときにはデッキが3つか4つくらいに増えちゃってるかもしれませんが……

 この夏はコマンダーがたっぷり遊べるイベントが各地で開催されますよ!

 なかでも「コマンドフェスト」は、コマンダーにフォーカスしたコマンダー・ファンのためのイベント!今年は7月12日に大阪、8月30日に横浜と、初の東西2都市での開催です。これは日本史上初!

 大きな会場だからってひるむ必要はありません。そこにいるひとは全員あなたと同じ、マジックファンですから!初心者でプレイに不安があっても、「実は初心者で……」と自己紹介すればゼッタイに受け入れてくれます!難しいカードの処理も手伝ってくれるはずです。

 それではみなさん、コマンダーのイベントでお会いしましょう!

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