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『ストリクスヘイヴン』リーグ・ウィークエンド
『ストリクスヘイヴン』リーグ・ウィークエンド(4月)注目の出来事
2021年4月14日
(編訳注:埋め込み動画は英語実況のものです。)
(編注:この記事はリーグ・ウィークエンド取材班のメーガン・ウォルフ/Meghan Wolffとコービン・ホスラー/Corbin Hosler協力のもとで作成されました。)
これまでで最も多くのものが懸かったリーグ・ウィークエンドを終えて、マジック・プロリーグ所属のオンドレイ・ストラスキー/Ondřej Stráský選手とライバルズ・リーグ所属のイーライ・カシス/Eli Kassis選手がそれぞれのリーグの首位に躍り出ました。
これで両選手は、誰もが切望する「第27回マジック:ザ・ギャザリング世界選手権」の席と2021-2022シーズンにおけるMPLの席という輝かしい報酬を手にしました。MPL残留はそれだけで偉業です。そしてライバルズ・リーグの頂点に立つというのは並大抵のハングリー精神では実現できません。
『ストリクスヘイヴン』リーグ・ウィークエンド(4月)がこの結末へ至るまで、どのような戦いが繰り広げられたのでしょう? ここでは、両リーグの先頭を走った選手の勝利への道のりと、その中で起こった注目の出来事をお届けします。さらに、まだ去就が決まっていない選手たちの中で今回大きく動いた者に注目し、またドラマに満ちた週末を経てリーグの舞台を降りることになった選手をお知らせします。
MPLの頂点
順位ごとに分けられたポッドでのスイス式ラウンド3回戦。ストラスキー選手は、この週末を通して世界最高の相手との戦いが待ち受けていることを覚悟していました。彼が世界選手権へ向かう道を力強く歩み出したのは、最初のポッドでのことでした。「ディミーア・ローグ」で挑んだスタンダード・ラウンドで、最後は殿堂顕彰者ガブリエル・ナシフ/Gabriel Nassif選手を下し、全勝を達成したのです。
Super close match against Nassif, where I was behind on the clock by like 5 minutes. I barely managed to not time out and it was only 2 games!
— Ondřej Stráský (@OndrejStrasky) April 10, 2021
3-0 and in first now!#MTGLeagueWeekend
ナシフとの残り時間5分の超接戦を制した。2ゲームで終わったからなんとか時間切れにならずに済んだよ!
これで最初のポッド3-0!
#MTGLeagueWeekend
2回目のスイス式ラウンドはフォーマットがヒストリックに変わりましたが、ストラスキー選手の勝利は変わりません。このポッドで「バント・ミッドレンジ」を手にした彼は、現在の世界王者(にして殿堂顕彰者である)パウロ・ヴィター・ダモ・ダ・ロサ/Paulo Vitor Damo da Rosa選手を打ち破ります。
残る2つの試合も勝利したストラスキー選手は、6戦全勝で初日を終えました。この結果には彼も大満足です。
「気持ちいいね。もちろん目標は1位になること。チームメイトのおかげで、毎回ベストなデッキ選択ができているよ。明日もしっかり準備して、あとは運が大事かな」
ストラスキー選手は、その技術や成功のための努力を語らず勝利を「運が良かった」と評することで有名です。入念な準備か幸運か、いずれにしても、彼は2日目も勝利を積み重ねていきました。
Got lucky.
— Ondřej Stráský (@OndrejStrasky) April 11, 2021
7-0#MTGLeagueWeekend
運が良かった。
7-0
#MTGLeagueWeekend
これには同じMPL所属のアンドレア・メングッチ/Andrea Mengucci選手がツッコミを入れます。
Nah you played incredibly well. Stop always calling luck. Hopefully I’ll dodge you next round!
— Andrea Mengucci (@Mengu09) April 11, 2021
いや、プレイ上手すぎでしょ。いつも「運が良かった」で終わらせないでよ。次当たりませんように!
第8回戦では、殿堂顕彰者セス・マンフィールド/Seth Manfield選手(よく殿堂顕彰者が登場しますね?)を撃破。それはつまり……
8-0.
— Ondřej Stráský (@OndrejStrasky) April 11, 2021
Looking like back to back matches with PV for the Worlds slot.
Flashbacks anyone?#MTGLeagueWeekend
8-0。
世界選手権の出場権を懸けてPVともう一度らしい。
誰かフラッシュバック使った?
#MTGLeagueWeekend
ストラスキー選手の快進撃は止まりません。ダモ・ダ・ロサ選手を再び打ち倒し、8-0の成績は9-0に。こうして、ストラスキー選手は今シーズンのMPL順位1位を確実なものにしたのです。
今シーズンの成功について、ストラスキー選手はサポート体制の充実を挙げています。
First in the MPL!
— Ondřej Stráský (@OndrejStrasky) April 11, 2021
Feels sureal to beat the best players in the world over such a large sample size, but I've played some great Magic throughout the year.
Big thanks to my team - Stan, Jakub, Brad, Seth and especially Ivan who worked his ass off this year.#MTGLeagueWeekend
MPL1位!
これだけの試合を重ねて世界最高のプレイヤーたちに勝てたことは正直実感が湧かないけれど、シーズンを通して最高のマジックを味わえた。
とにかくチームのみんなに感謝。スタン、ヤコブ、ブラッド、セス、そして1年間懸命に助けてくれたイヴァン、本当にありがとう。
#MTGLeagueWeekend
Biggest thanks goes to my girlfriend @AnetaProko. I was bit worried my results would suffer after moving out of the Czech Magic house, but this past year was one of the happiest in my life and it's something that definitely reflects on my game.
— Ondřej Stráský (@OndrejStrasky) April 11, 2021
Love you baby
そしてガールフレンドの@AnetaProkoに最大の感謝を。「Czech Magic house」を出たらマジックの結果が出せなくなるんじゃないかと少し心配していたけれど、この1年は人生で一番幸せなときを過ごせたし、それは間違いなくゲームにも表れていると思う。
愛してるよ
そして彼は、この先も見据えています。「最高の気分だよ。プロツアーやグランプリは優勝経験があるし、MPL1位はプレイヤーズ・オブ・ザ・イヤー獲得みたいなものだし。でもやっぱり、『世界選手権』でプレイできることに心が躍る。優勝すれば自分の顔がカードになるなんて、信じられない」
オンドレイ・ストラスキー選手、改めておめでとうございます! この週末、彼を勝利に導いたデッキは以下の通りです。
5 《島》 3 《沼》 2 《ゼイゴスのトライオーム》 4 《欺瞞の神殿》 4 《清水の小道》 4 《寓話の小道》 -土地(22)- 4 《マーフォークの風泥棒》 4 《遺跡ガニ》 4 《盗賊ギルドの処罰者》 4 《空飛ぶ思考盗み》 -クリーチャー(16)- |
4 《湖での水難》 3 《無情な行動》 1 《軽蔑的な一撃》 4 《心を一つに》 1 《神秘の論争》 4 《物語への没入》 3 《アガディームの覚醒》 2 《凪魔道士の威圧》 -呪文(22)- |
1 《夢の巣のルールス》
-相棒(1)- 4 《スカイクレイブの影》 2 《血の長の渇き》 2 《塵へのしがみつき》 2 《否認》 1 《取り除き》 1 《神秘の論争》 2 《激しい恐怖》 -サイドボード(14)- |
2 《森》 1 《平地》 3 《寺院の庭》 4 《まばらな木立ち》 4 《繁殖池》 3 《内陸の湾港》 1 《神秘の神殿》 3 《神聖なる泉》 3 《氷河の城砦》 2 《啓蒙の神殿》 2 《ゼイゴスのトライオーム》 -土地(28)- 3 《鎮まらぬ大地、ヤシャーン》 3 《ハイドロイド混成体》 -クリーチャー(6)- |
4 《不可解な終焉》 4 《成長のらせん》 3 《探検》 3 《神の怒り》 2 《サメ台風》 2 《暗記 // 記憶》 4 《覆いを割く者、ナーセット》 4 《世界を揺るがす者、ニッサ》 -呪文(26)- |
1 《孤児護り、カヒーラ》
-相棒(1)- 1 《鎮まらぬ大地、ヤシャーン》 1 《墓掘りの檻》 3 《霊気の疾風》 3 《神秘の制圧》 2 《否認》 2 《神秘の論争》 2 《サメ台風》 -サイドボード(14)- |
ライバルズ・リーグの頂点
イーライ・カシス選手は、ライバルズ・リーグの舞台で常に冷静で落ち着いたプレイを見せてきました。それはこの週末でも変わりません。
「安心感はあるが、MPL入りと『世界選手権』参加の野心は消えていないよ。この週末の目標はもちろんリーグ1位だが、一番大切なのはベスト尽くすことと良い時間を過ごすことだ」
ストラスキー選手と同様に、カシス選手も最初からこの週末を席巻しました。ストラスキー選手と同じく「ディミーア・ローグ」を手に連勝を重ね、ルカ・マーニ/Luca Magni選手を下すと3戦全勝で最初のポッドを乗り越えます。
そしてフォーマットがヒストリックに変わると、カシス選手はこの週末における最注目デッキの力を解き放ちます。
2 《沼》 2 《森》 3 《島》 4 《ゼイゴスのトライオーム》 4 《草むした墓》 1 《森林の墓地》 2 《水没した地下墓地》 4 《繁殖池》 1 《ヴァントレス城》 1 《世界樹》 -土地(24)- 2 《玻璃池のミミック》 3 《不屈の巡礼者、ゴロス》 1 《長老ガーガロス》 1 《失われた宝物庫の学者》 -クリーチャー(7)- |
4 《探検》 4 《成長のらせん》 2 《暴君の嘲笑》 4 《耕作》 2 《絶滅の契機》 1 《最後の別れ》 1 《影の評決》 1 《崇高な天啓》 4 《出現の根本原理》 2 《アールンドの天啓》 1 《全知》 1 《暗記 // 記憶》 2 《覆いを割く者、ナーセット》 -呪文(29)- |
2 《花の壁》 2 《変容するケラトプス》 1 《スカラベの神》 2 《神秘の論争》 1 《衰滅》 1 《影の評決》 3 《サメ台風》 1 《思考のひずみ》 1 《圧倒的輝き》 1 《覆いを割く者、ナーセット》 -サイドボード(15)- |
「スゥルタイ根本原理」はスタンダードで1番人気のデッキですが、ヒストリックではそこまでの高みにありませんでした。この週末に、それが一変したのです。
ブレント・ヴォス/Brent Vos選手謹製のこのデッキは、彼自身に加えて同じチームのカシス選手、ルイス・スコット=ヴァーガス/Luis Scott-Vargas選手、マット・スパーリング/Matt Sperling選手が使用しました。このアーキタイプにとって大きな転機となったのは、《不屈の巡礼者、ゴロス》と《世界樹》の追加です。《不屈の巡礼者、ゴロス》は《世界樹》を持ってくることができ、《世界樹》は《不屈の巡礼者、ゴロス》の能力を起動するのに寄与します。これにより《発生の根本原理》や《失われた宝物庫の学者》、《全知》といった強烈な一撃を実現するのです。
そしてカシス選手は勢いに乗り、初日を6戦全勝で終えました。
Stoked to be 6-0 in #MTGLeagueWeekend
— Eli Kassis (@Eli_Kassis) April 10, 2021
Let’s run it back tomorrow for worlds and MPL
#MTGLeagueWeekendは6戦全勝。超嬉しい
明日も世界選手権参加とMPL入りを目指して走ろう
同じヒストリックのデッキを持つスパーリング選手とスコット=ヴァーガス選手がすぐ後ろに迫る状況で、カシス選手は世界選手権出場への険しい道を進みます。2日目最初のポッドはスパーリング選手に土を付けられ2勝1敗。最後の3回戦に「スゥルタイ根本原理」で挑みます。第11回戦、コーリー・バークハート/Corey Burkhart選手との対戦では、とんでもない動きを見せました。
もちろん、ライバルズ・リーグの戦いに芸術点はありません――どんな勝ち方でも1勝につき1点です。迎えた最終ラウンド、カシス選手は世界選手権出場とMPL入りを懸けて、再びルカ・マーニ選手と対峙します。
ストラスキー選手と同様に、カシス選手も1人では決して成し遂げられなかったと語ります。
Cannot express how over the moon I am right now. MPL and Worlds are both firsts for me. I want to thank my teammates, the sickest squad around. Also a special thank you to @brent_vos for breaking it!
— Eli Kassis (@Eli_Kassis) April 11, 2021
今の喜びはとても表現できない。MPL入りも世界選手権出場も初めてだ。最高の仲間たちに感謝を。中でも大成功の立役者である@brent_vosに!
レポーターのメーガン・ウォルフとコービン・ホスラーによると、世界選手権はカシス選手が何十年も焦がれていたまさに「世界の舞台」でした。
「世界選手権の舞台で戦うことは、キャリア初期の頃からの夢だった。90年代の中頃からプロツアーに出場しているけれど、世界選手権は『プロツアーの中のプロツアー』なんだ。MPLも第1期のメンバー入りを惜しくも逃し、苦い思いをした。だからこちらも夢が叶ったよ」
リーグ勝ち越し
シーズンを通した大活躍により、ストラスキー選手とカシス選手は第27回マジック:ザ・ギャザリング世界選手権の席を確保しました。世界最高のプレイヤーたちを相手にポイントを得るのは決して簡単なことではありませんが、両者とも驚異的な成績でリーグ戦を終えています。ストラスキー選手のリーグ・ウィークエンド通算成績は39勝19敗、勝率は67.2%。そしてカシス選手は41勝16敗の成績を収め、実に71.9%もの高い勝率を記録しました。
歴史的に見て、プレミア・イベントにおける通算勝率60%代前半が「殿堂顕彰者の基準」となっています。ストラスキー選手とカシス選手の両名は、この上なく最強のプレイヤーたちを相手にシーズンを通して戦い抜き、真の勝利を得たのです。
さて、2日間にわたる戦いの中で動きを見せたのは彼らだけではありません。見どころ満載の今回のリーグ・ウィークエンドでは、他にどんな出来事が起きたのでしょう?
赤単物語
リー・シー・ティエン/Lee Shi Tian選手は、シーズンを通して苦しい戦いを強いられてきました。ライバルズ・リーグへの降格を防ぐためには結果を残す必要がありましたが、ここでついに彼は成し遂げたのです。その活躍ぶりをマイク・シグリスト/Mike Sigrist選手が語っています。
.@leearson is my Idol. He's 6-0 with double mono red which is exactly what I wanted to play but couldn't pull the trigger. #MTGLeagueWeekend
— Michael Sigrist (@MSigrist83) April 11, 2021
@leearsonは僕の憧れだ。両フォーマットとも「赤単」で6戦全勝。まさに僕がやりたかったことだけど、僕にはその決断ができなかった。#MTGLeagueWeekend
リー選手のプレイを山ほど見てきた「赤単」ファンの皆さんのために、彼が今週末持ち込んだ炎のデッキをご紹介しましょう。
19 《冠雪の山》 2 《エンバレス城》 4 《不詳の安息地》 -土地(25)- 4 《熱烈な勇者》 4 《火刃の突撃者》 4 《義賊》 3 《リムロックの騎士》 4 《鍛冶で鍛えられしアナックス》 4 《砕骨の巨人》 1 《灰のフェニックス》 3 《朱地洞の族長、トーブラン》 -クリーチャー(27)- |
4 《霜噛み》 4 《エンバレスの宝剣》 -呪文(8)- |
2 《灰のフェニックス》 2 《アゴナスの雄牛》 2 《レッドキャップの乱闘》 2 《乱動する渦》 2 《焦熱の竜火》 1 《切り裂かれた帆》 2 《魂焦がし》 2 《アクロス戦争》 -サイドボード(15)- |
20 《冠雪の山》 2 《エンバレス城》 1 《ファイレクシアの塔》 -土地(23)- 4 《スカークの探鉱者》 4 《人目を引く詮索者》 4 《ずる賢いゴブリン》 4 《ゴブリンの酋長》 4 《ゴブリンの女看守》 3 《ゴブリンの戦長》 4 《群衆の親分、クレンコ》 1 《ゴブリンの損壊名手》 4 《上流階級のゴブリン、マクサス》 -クリーチャー(32)- |
3 《アイレンクラッグの妙技》 2 《髑髏砕きの一撃》 -呪文(5)- |
1 《宝石の手の焼却者》 3 《ゴブリンの首謀者》 4 《霜噛み》 3 《削剥》 4 《通報の角笛》 -サイドボード(15)- |
最終的にリー選手は10勝を挙げ、先週金曜日の時点に比べてMPL残留の望みが良くなったのでした。
火力呪文を嗜むプレイヤーといえばもう1人、前回のリーグ・ウィークエンドでは「赤単」で苦戦したマーティン・ジュザ/Martin Jůza選手です。今回は殿堂顕彰者にふさわしい復活劇を見せた彼は9勝3敗とMPLで3番目の好成績を収め、リーグ内のトップ8に順位を戻しました。
別れの物語
競技とは酷なもので、最高のプレイで勝利した者がいれば敗北に悔し涙を浮かべる者もいます。MPLでは、ピオトル・グロゴウスキ/Piotr Głogowski選手とクリス・カヴァルテク/Chris Kvartek選手、そしてラファエル・レヴィ/Raphaël Lévy選手がMPL敗退となり、来期はライバルズ・リーグ所属となります。カヴァルテク選手とレヴィ選手はこの結果を冷静に受け止め、丁寧な語り口で報告しました。一方グロゴウスキ選手は、皮肉的なユーモアを交えたいつもの口調で今シーズンを振り返ります。
please cure covid I need modern tournaments to perform
— Piotr 'kanister' Głogowski (@kanister_mtg) April 11, 2021
#MTGLeagueWeekendの結果は22位。ウィークエンド通算勝率39%の輝かしい活躍でライバルズ降格
コロナ収まれ。モダンをやらせてくれ
ライバルズ・リーグでは、ジョン・ロルフ/John Rolf選手、ベン・スターク/Ben Stark選手、アリー・ウォーフィールド/Ally Warfield選手、ベアトリス・グランチャ/Beatriz Grancha選手、ヨエル・ラーション/Joel Larsson選手が惜しくも敗退となりました。来シーズンはチャレンジャーとなる彼らですが、「『ストリクスヘイヴン』チャンピオンシップ」には出場できるため、恐るべき対戦相手であることに変わりはありません。
少なくともスターク選手は、前向きに受け止めているようです。
On the one hand I'm gonna have to win my way in to tournaments again, on the other hand though this means more time to draft! https://t.co/LMaPINW7dj
— BenS_MTG (@BenS_MTG) April 12, 2021
また大会で結果を出さなきゃならなくなったけど、ドラフトの時間は増えるな!
信じられない物語
今回のリーグ・ウィークエンドにおけるベスト・マッチは、行弘 賢選手と佐藤 レイ選手によるMPL同士のスタンダード・ラウンド最終戦で異論ないでしょう。
まずはデッキリストをご覧ください。
1 《平地》 1 《山》 1 《島》 4 《ラウグリンのトライオーム》 4 《針縁の小道》 4 《連門の小道》 4 《河川滑りの小道》 -土地(19)- 4 《繁栄の狐》 4 《ドラニスの刺突者》 4 《雄々しい救出者》 4 《アイレンクラッグの紅蓮術師》 -クリーチャー(16)- |
4 《血の希求》 4 《型破りな協力》 4 《驚くべき発育》 2 《軽蔑的な一撃》 4 《天頂の閃光》 3 《霜帳の奇襲》 4 《願い与えの加護》 -呪文(25)- |
2 《常智のリエール》 3 《レッドキャップの乱闘》 2 《軽蔑的な一撃》 2 《ガラスの棺》 2 《否認》 2 《切り裂かれた帆》 2 《神秘の論争》 -サイドボード(15)- |
7 《島》 6 《山》 4 《ラウグリンのトライオーム》 4 《河川滑りの小道》 -土地(21)- 4 《フェアリーの荒らし屋》 4 《アイレンクラッグの紅蓮術師》 2 《砕骨の巨人》 2 《常智のリエール》 -クリーチャー(12)- |
4 《血の希求》 4 《型破りな協力》 4 《驚くべき発育》 2 《火の予言》 1 《切り裂かれた帆》 4 《中和》 1 《ヴァラクートの覚醒》 4 《願い与えの加護》 3 《時の支配者、テフェリー》 -呪文(27)- |
2 《アゴナスの雄牛》 3 《レッドキャップの乱闘》 3 《軽蔑的な一撃》 2 《火の予言》 2 《否認》 2 《魂焦がし》 1 《神秘の論争》 -サイドボード(15)- |
カバレージ・ファンの皆さんなら、行弘 賢選手が一風変わったデッキを披露し「え? マジで?」というプレイを見せることに驚きはないでしょう。しかし今回はまた一味違います。ぜひ動画ですべてご覧ください。
皆さんの見たい部分もお見せしましょう。
このときコメント欄で「YourWorldHistoryTeacher」が発言した「これはひどい」がすべてを物語っているでしょう。もちろんそれは、「驚くべきものを見た」という意味のマジック・スラングです。
こうして、また1つリーグ・ウィークエンドが閉幕しました。改めまして、オンドレイ・ストラスキー選手とイーライ・カシス選手、2020-2021シーズンに大きな成功を収めた2名に盛大な拍手をお送りください。それではまた次回、5月15~16日に開催される「『ストリクスヘイヴン』リーグ・ウィークエンド(5月)」にてお会いしましょう。次回は世界選手権やMPLの席がさらに埋まり、より多くの負けられない戦いが繰り広げられます!
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