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プロツアー・パリ11
Deck Tech: Francesco Hugonyの感染デッキ
by Tim Willoughby / translated by Atsushi Ito
この週末の間ずっと僕がカジュアルプレイヤーたちのために目をつけていた、楽しいマジックを見たいと思うときにはうってつけのスタンダードのデッキがある。
デッキ製作者のFrancesco Hugonyは初日のスタンダードラウンドであまり良い成績を残せなかったけれど、ドラフトラウンドの奮闘で2日目へと進出することとなった。これは僕にとってとてもハッピーな知らせだ。何故ってそれは、彼の挑戦的で、そして殺伐とした感染デッキが動いているのを見るチャンスが増えたってことだからだ。
黒いカードの投入を諦め、代わりに赤を入れたおかげで、このデッキはワンパンチでいきなり10個の毒カウンターを与えることもできるし、赤い除去でブロッカーたちを簡単に焼き払うこともできるんだ。では、リストをご覧あれ。
5 《森》 4 《銅線の地溝》 4 《根縛りの岩山》 4 《くすぶる尖塔》 4 《新緑の地下墓地》 3 《墨蛾の生息地》 -土地(24)- 3 《荒廃のマンバ》 4 《胆液爪のマイア》 4 《屍百足》 4 《疫病のマイア》 -クリーチャー(15)- |
4 《突撃のストロボ》 4 《地うねり》 3 《巨大化》 4 《巨森の蔦》 3 《梢の覆い》 3 《紅蓮地獄》 -呪文(21)- |
1 《荒廃のマンバ》 3 《秋の帳》 3 《自然の要求》 3 《稲妻》 3 《活線の鞭》 1 《梢の覆い》 1 《紅蓮地獄》 -サイドボード(15)- |
やることはとても単純。感染持ちクリーチャーで殴り、致死量まで《巨大化》系カードでパンプする。これだけやれればいいってことで、なかなか格好良いカードたちが採用されているよね。
《墨蛾の生息地》の加入はこのデッキにとって強烈な後押しとなった。飛行持ちを止めるのは簡単なことじゃないからね。だけどこのスーパー強い土地を引けないときでも、《梢の覆い》がいい仕事をしてくれる。これがついた感染持ちクリーチャーは一気に手に負えなくなるんだ。
このデッキを使っていると物凄い大逆転も起こりうるものだから、Hugonyの傍を通りかかると毎回、対戦相手の「ブロックなし」宣言の後に山ほどのパンプアップ呪文を叩きつけている最中だったね。
もしあなたが一風変わったファンデッキを求めているのなら、感染デッキを組むのが一番いいと思うよ。病みつきになること間違いなしさ!
RESULTS 本大会の対戦結果・順位
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