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プロツアー『破滅の刻』
プロツアー『破滅の刻』 初日スタンダード・メタゲーム・ブレイクダウン
Chapman Sim / Tr. Keiichi Kawazoe / TSV Yusuke Yoshikawa
2017年7月28日
マーク・カルデラロ/Marc Calderaroの助けを借りて、我々はすべてのデッキリストをチェックし、各選手が今回持ち込んだ武器を分類した。実に20を超える数のアーキタイプが存在し、まさにメタゲームの多様性を象徴する結果となっている。さあ、選手の選択を見てみよう!
アーキタイプ | 使用者数 | 使用率 |
---|---|---|
ラムナプ・レッド | 115 | 24.8% |
黒単ゾンビ | 53 | 11.4% |
黒緑「巻きつき蛇」 | 45 | 9.7% |
マルドゥ機体 | 33 | 7.1% |
青赤コントロール | 29 | 6.3% |
赤緑ランプ | 24 | 5.2% |
白青ギフト | 18 | 3.9% |
ティムール・エネルギー | 17 | 3.7% |
白青モニュメント | 17 | 3.7% |
黒赤ミッドレンジ | 16 | 3.5% |
青黒ゾンビ | 9 | 1.9% |
赤緑打撃体 | 9 | 1.9% |
黒赤アグロ | 7 | 1.5% |
ティムール現出 | 7 | 1.5% |
白青フラッシュ | 6 | 1.3% |
赤単エルドラージ | 4 | 0.9% |
その他 | 54 | 11.7% |
合計 | 463 | 100.00% |
「ラムナプ・レッド」は、今回の使用率が約25%を占める最大勢力となった。『アモンケット』ブロックで獲得した《ラムナプの遺跡》や《陽焼けした砂漠》などの砂漠から得られる利益に焦点を当てたもので、さらに一部のプレイヤーたちは《死者の砂丘》や《終わりなき砂漠》さえも採用している。マナ・ベースに20点ものダメージ源を内含するということは大きな利点であり、それこそがこの2~3週間で結果を残した理由と言えるだろう。
《地揺すりのケンラ》と《アン一門の壊し屋》は対戦相手のブロッカーを封じ、また《地揺すりのケンラ》の「永遠」能力や《熱烈の神ハゾレト》、サイドボードの《反逆の先導者、チャンドラ》が長期戦への耐性を高めている。
次に多かったのが黒単ゾンビで、これはプロツアー『アモンケット』でジェリー・トンプソン/Gerry Thompsonが勝利を収めたアーキタイプだ。黒単だけでなく青黒や赤黒といったバリエーションを含めれば、63名ものプレイヤーが《墓所破り》と《無情な死者》を筆頭としたアンデッドの群れとともに戦うことを選んだのだ。フィニッシャーとしての《スカラベの神》や致命的な呪文への対抗策としての《否認》を取るプレイヤーや、追加の除去として《削剥》や《木端 // 微塵》を取ったプレイヤーも見受けられた。
「黒緑『巻きつき蛇』」は3番目に多いアーキタイプで、《巻きつき蛇》と《ピーマの改革派、リシュカー》によって相手を素早く打ち倒すという点で、依然として魅力的な選択肢だ。《夢盗人》は《顕在的防御》や《新緑の機械巨人》、そして時には《気宇壮大》によってパワーを上昇させられることから、多くのリストに登場することになった。
「マルドゥ機体」は依然として強力なデッキだが、ここしばらくのプロツアーと比べると人気が落ちた。プレインズウォーカーを利用するサイドボードプランが《破滅の刻》によって対処しやすくなってしまったことにより、多くのプレイヤーはよりアグレッシブなプランへと流れ、《発明者の見習い》を多く見るようになった。
《奔流の機械巨人》を使ったデッキもまた多く、《削剥》や《至高の意志》、そして《破滅の刻》がコントロールデッキ使いに新しい武器を与えた。《王神、ニコル・ボーラス》は多くのデッキのフィニッシャーとして採用されている。「青赤コントロール」や「青黒コントロール」、そして「グリクシス・コントロール」とバリエーションはあるものの、デッキの中核部分は非常に似通っている。
6位に目を向けると、《王神の贈り物》戦略のひとつ、「赤緑ランプ」が登場する。ビッグ・マナ戦略は《楽園の贈り物》や《奇妙な森》、《開拓 // 精神》、そして《砂の下から》によって復活した。これにより4ターン目の《約束の刻》による(《見捨てられた神々の神殿》2枚を呼び出す)マナ加速で、5ターン目の《絶え間ない飢餓、ウラモグ》を可能にしているのだ! 《王神の贈り物》は先週時点では人気のある選択肢だったが、このプロツアーにおいては下火になっている。
アーキタイプ | 使用者数 | 使用率 |
---|---|---|
黒緑儀式 | 3 | 0.6% |
マルドゥ・プレインズウォーカーズ | 3 | 0.6% |
黒緑昂揚 | 2 | 0.4% |
黒緑打撃体 | 2 | 0.4% |
青黒リアニメイト | 2 | 0.4% |
青赤エルドラージ | 2 | 0.4% |
青赤果敢 | 2 | 0.4% |
4色機体 | 2 | 0.4% |
ジェスカイ・コントロール | 2 | 0.4% |
ジェスカイ・ギフト | 2 | 0.4% |
マルドゥ・コントロール | 2 | 0.4% |
黒単エルドラージ | 2 | 0.4% |
緑単エルドラージ・ランプ | 2 | 0.4% |
白単エルドラージ | 2 | 0.4% |
白単モニュメント | 2 | 0.4% |
赤白アグロ | 2 | 0.4% |
スゥルタイ現出 | 2 | 0.4% |
白ウィニー | 2 | 0.4% |
白黒コントロール | 2 | 0.4% |
白青コントロール | 2 | 0.4% |
アブザン昂揚 | 1 | 0.2% |
バント・ギフト | 1 | 0.2% |
黒赤ゾンビ | 1 | 0.2% |
青黒ギフト | 1 | 0.2% |
エスパー機体 | 1 | 0.2% |
グリクシス・コントロール | 1 | 0.2% |
ジェスカイ機体 | 1 | 0.2% |
マルドゥ・アグロ | 1 | 0.2% |
赤単「差し迫る破滅」 | 1 | 0.2% |
赤緑エネルギー | 1 | 0.2% |
ティムール打撃体 | 1 | 0.2% |
白黒ミッドレンジ | 1 | 0.2% |
合計 | 54 | 11.7% |
デッキがメジャーでなかったからと言って、メタゲームから無視するということではない。これは使用者が3人以下だったデッキの一覧だ。興味深く、また革新的なものもあり、それがメタゲームの柱にどう対処していくのかは、時が経てば明らかになることだろう。
RESULTS 本大会の対戦結果・順位
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