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プロツアー『神々の軍勢』
モダン用語集 − プロツアー『神々の軍勢』主力デッキ集
Nate Price / Tr. YONEMURA "Pao" Kaoru
2014年2月21日
親和/Affinity
モダンの中でももっともアグロ寄りなデッキの一つ。親和はものすごく軽い(しばしばタダの)アーティファクト・クリーチャーをプレイし、それを《エーテリウムの達人》や《頭蓋囲い》で強化し、ものすごく素早く相手を叩きのめすのだ。
アミュレット/Amulet
このコンボ・デッキには2種類あるが、どちらも《精力の護符》を有効活用し、様々な方法で複数の土地を出して大量のマナを出す。1種類目は《集団意識》から《召喚士の契約》を使い、相手がコストを払えないことによってゲームに負けさせる。もう1種類は《原始のタイタン》《処刑者の要塞》《軍の要塞、サンホーム》を使い、なんと2ターン目もあり得る高速の一撃でとどめを刺すのだ!
ストーム/Storm
このデッキの基本は青赤で《紅蓮術士の昇天》を悪用できるよう、大量の軽いまたはタダのカードを引いたりマナを出したりする呪文を詰め込み、大量の呪文を唱えてそのストームを使って《ぶどう弾》でトドメを刺す。もう1つのパターンは、《天使の嗜み》を使い、ライブラリーの全てのカードを引いて大量のマナ生成を行えるように準備してストームを稼ぐというものだ。
ブルー・ムーン/Blue Moon
プロツアー『神々の軍勢』の舞台に華々しく躍り出た革新的モダンデッキのブルームーンは、《血染めの月》と《広がりゆく海》でリソースを、《不忠の糸》と《稲妻》でクリーチャーをコントロールし、《波使い》と《殴打頭蓋》でトドメを刺すというものだ。モダンでマナベースを支配するのが可能性のある戦略だということは証明されており、ブルームーンはその種のデッキの最新版と目されている。
バーン/Burn
おっと、《稲妻》はクリーチャーを焼けるって? 誰もモダンでバーンを使うプレイヤーにそんなことは言わない。赤で顔を殴れるなら、そうするに決まってる。この種のデッキのほとんどは《夜の衝突》のために黒を入れている。赤呪文だけでやるのは簡単すぎるのだ。
フェアリー/Faeries
このイベントはマジックの主役2人の帰還のときでもある。その1つめがローウィンの部族であるフェアリーを中心とした青黒コントロールで、その名もフェアリー。瞬速のおかげで、フェアリーは自分のターンよりも相手のターンに動くことが多い。この例外は、フェアリーの復活の理由そのもの、つまりは最近解禁された《苦花》である。
呪禁オーラ/Hexproof Auras
デッキの中には相手と交流したがらないものもあり、その一例がこの呪禁オーラである。《ぬめるボーグル》などの呪禁クリーチャー1体、《夜明けの宝冠》などのパワー強化オーラ4枚、ぶっ倒れた対戦相手1人。このデッキには色々なバリエーションがあるが、呪禁のおかげで回り出したらもっとも止めにくいデッキの1つとなっている。大当たりするか素寒貧か。これが呪禁オーラなのだ。
感染/Infect
これも呪禁オーラ系のクリーチャーを使ったコンボ・デッキで、感染は1〜2マナの感染クリーチャーで攻撃し、それを強化して一撃で十分な数の毒ダメージを与えるのだ。オーラよりも脆弱だが、より早く決着を付けられる可能性を秘めている。
ジャンド/Jund
ありとあらゆるフォーマットで猛威を揮ったジャンドだったが、《死儀礼のシャーマン》の禁止によって死に絶えたと噂されていた。しかし、それでもまだジャンドは強いと言うプレイヤーは多い。ジャンドは基本的に、モダン最強の緑、赤、黒のカードの中から選び抜いて、ミッドレンジ系のコントロールっぽいデッキに詰め込んだものだ。ジャンドは対戦相手の計画が何であれそれを妨害するために作られた、妨害デッキの権化なのだ。《思考囲い》《ヴェールのリリアナ》《大渦の脈動》《漁る軟泥》と揃っていて、どんな攻撃もジャンドの妨害を受けずにはいられない。その代償は、フォーマットでもっとも脆弱なマナ基盤である。
キキ・ポッド/Kiki Pod
《出産の殻》を使ったコンボ・デッキ2種のうち1つが、《出産の殻》を使って《鏡割りのキキジキ》と、《やっかい児》《修復の天使》《詐欺師の総督》のどれかを持ってきて大量のトークンを出すキキ・ポッドである。カードを手にしてしまえば、どうすればいいかわかるだろう。
メリーラ・ポッド/Melira Pod
モダンにあるもう1種の《出産の殻》デッキが、《シルヴォクののけ者、メリーラ》と頑強の相互作用を使うメリーラ・ポッドである。《シルヴォクののけ者、メリーラ》のおかげで、頑強持ちのクリーチャーは−1/−1カウンターを置かれることなく戦場に戻ってくるので、生け贄に捧げる手段さえあれば何度でも繰り返すことができるのだ。《臓物の予見者》を使って、《台所の嫌がらせ屋》で大量のライフを得たり、《残忍なレッドキャップ》で大量のダメージを与えたりできる。
死せる生/Living End
モダンに数少ない墓地活用デッキの1つ、《死せる生》は続唱メカニズムを悪用し、《献身的な嘆願》や《暴力的な突発》などの相手のターン終了時に唱えられるカードを唱え、続唱で、デッキに存在する唯一の3マナより軽いカード《死せる生》を唱えるものだ。その前に、《通りの悪霊》や《巨怪なオサムシ》などのクリーチャーがサイクリングで墓地に送られており、《死せる生》で戦場に出されることになる。このデッキでは必ず一撃で勝負が決まるわけではないが、2回目で大体勝負が付く。このデッキの恐いところは、引きが良ければ第2ターンに起こることがあるということだ。
マーフォーク/Merfolk
《波使い》と《海の神、タッサ》が登場して、マーフォークは一気に強化された。マーフォークは青を基調としたアグロ・デッキで、攻撃と妨害の両面で使える能力のため歴史的に好まれてきたデッキである。その結果、モダン範囲内で有りうる限りコンボ寄りのフォーマットにおいては非常に強力になっている。《呪い捕らえ》と軽い打ち消し呪文で、マーフォークが海を受け尽くし防御を押し流すまで、対戦相手のバランスを崩し続けることができることが多いのだ。
風景の変容/Scapeshift
モダンにおける有力なコンボ・デッキで、《風景の変容》でもっとも多いのは《虹色の前兆》を使って土地を全て《山》にし、マナ加速を唱えて土地を戦場に出し、それから《風景の変容》を唱えるというものだ。《風景の変容》で土地を生け贄に捧げて同数の土地を探し、《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》と他の土地を必要なだけ出す。《虹色の前兆》のおかげで、たいていの場合はこれだけで致命傷だ。《イゼットの魔除け》や《謎めいた命令》を入れるのは、このデッキをあらゆる妨害から守るためである。
トロン/Tron
《ウルザの鉱山》《ウルザの魔力炉》《ウルザの塔》という三位一体を軸に作成されている、ビッグ・マナなデッキ。このデッキにはこの部品を集めるための多くのカードが入っており、それ以外は《解放された者、カーン》やエルドラージなどの、無色の重量級呪文である。
双子/Twin
双子デッキはキキ・ポッドと非常によく似た構造で動き、《鏡割りのキキジキ》《欠片の双子》と、《やっかい児》《詐欺師の総督》とを使って無限のクリーチャーを生み出すデッキだ。このデッキには白をタッチして《修復の天使》や《村の鐘鳴らし》を入れ、さらなる汎用性を得たものもある。
白青コントロール / W/U Control
マジックの古典であり、文字通りの白青コントロールである。遅くて安定している。白青赤瞬速デッキと同様、このデッキは《瞬唱の魔道士》《修復の天使》《聖トラフトの霊》を使って相手を倒したりゲームをコントロールし続けたりする。これをサポートするため、《スフィンクスの啓示》や打ち消し呪文、《至高の評決》などの古典的な補助が入っている。
白青赤フラッシュ / W/U/R Flash
このデッキは白青コントロールに比べてアグロ寄りで、クリーチャーが多く、《スフィンクスの啓示》のような低速向けカードは少ない。赤を加えることで《稲妻》や《雷口のヘルカイト》といったカードが加えられ、ゲームを早期に終わらせることができるようになった。瞬速という名前は、デッキの中核をなす《修復の天使》《ヴェンディリオン三人衆》《瞬唱の魔道士》の持つキーワード能力に由来している。
ズー/Zoo
ズーはこのプロツアーで解禁されたために復活を遂げたもう1人のマジックの主役である。モダンのアグロ・デッキに多様性を保つために禁止された《野生のナカティル》は、再びプロツアーの広い《平地》(や《山》や《森》)に解き放たれたのだ。ズーは《野生のナカティル》の不在中もプレイされていたが、1マナで3/3クリーチャーこそがこのデッキを一線級に保っていた存在なのだ。このデッキには3種類あり、それぞれにまた少しの亜種がある。古典的なナヤ・ズーは《野生のナカティル》と、他の緑、白、赤の軽くアグロなクリーチャーを組み合わせている。これには《壌土のライオン》などの1マナ・クリーチャーを大量に入れた非常にアグロなデッキから、《雷口のヘルカイト》に到るビッグ・ナヤまで存在する。ドメイン・ズーは青の《瞬唱の魔道士》や《聖トラフトの霊》、黒で《闇の腹心》などを組み合わせたものだ。最後の1つはカウンターキャットで、これは緑を基盤にしたマーフォーク・デッキのような構造をしており、少数のアグロなクリーチャーが相手を倒しきるまでなんとか妨害するというものである。
RESULTS 本大会の対戦結果・順位
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