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インタビュー

チャンピオンズカップファイナル シーズン4ラウンド2 優勝者 マ・ノア 選手インタビュー

富澤 洋平(撮影者:堀川 優一/坂井 郁弥)
 

 フォーマットがモダンからスタンダードへ切り替わったチャンピオンズカップファイナル。現在のスタンダードはさまざまなアーキタイプが週替わりで優勝をかっさらう群雄割拠の時代。そんな激動のフォーマットを制したのはバント律動を使用したマ・ノア選手でした。

 マ・ノア選手といえば昨年に開催された「チャンピオンズカップファイナル シーズン3ラウンド2」でも優勝していました。チャンピオンズカップファイナルが始まって以来、二度目の栄光を掴んだ初めてのプレイヤーとなりました。

 喜びを噛みしめる中、簡単にお話を伺いました。

 

――以前の優勝インタビューでも語っていただきましたが、マジックを始めたのはいつごろでしょうか?

「もともと別のTCGをやっていましたが、マジックがTCGのオリジンなので、初心者説明会からマジックを始めました。セットとしては『基本セット2014』からです」

――では、競技マジックへはいつごろ進んだのでしょうか?

「もともとマジックを始めたときから、プロツアーで成果を出すのが目的でした。最初にプロツアーに出場したのは2019年(ミシックチャンピオンシップクリーブランド2019)です。Magic Onlineで権利を得ました」

 

――以前チャンピオンズカップファイナルを優勝したときは、Magic Onlineをメインに1人で調整していたとのことでしたが、今回はどうでしょうか?

Kongさん(韓国)と、かなり練習を重ねました。同じチームメイトであるTeam TCGplayerのメンバーたちと情報共有などもして、本戦へ挑みました」

――Team TCGplayerと連絡を密に取り合って練習している感じですか?

「同じチームメンバーなので話し合って練習はしていますが、今回は先ほどあげたKongさん影響が大きいです。かなり練習してきました。それとMTGアリーナのランクマッチを少しプレイしました。15戦ほどやってみたところ全勝でした」

――15連勝!?その勢いのまま本戦へ入れた感じですね。今回バント律動を選んだ経緯を伺えますか?

 

「もっとも強いデッキだと思っていますが、メタゲームによる浮き沈みの激しいデッキです。今は立ち位置が良いと思い選択しました。初日のメタゲームを見るに、特に日本だといいデッキです」

――どの辺が良いのでしょうか?

「日本だとディミーア加虐者とイゼット・スペレメンタルが少数であり、好ポジションにつけています」

――なにか、調整の中で特別なカードやテクニックなどをデッキに入れたりしたのでしょうか?

「一般的なバント律動のデッキリストと比較して、マナベースが違います。これは前回のプロツアーの際にチームメイトと練習したときに決まったもので、とても大事な部分です」

――特徴的な部分として《マルチバースへの通り道》が4枚、ファストランドの不採用がありますね。

 

「あとはサイドボードになりますが、《大空の賢人》をうまく使うことができました。対イゼット果敢に良いカードであり、よく選択し、使えたなと思っています」

――「大会当日の当たりはどうでしたか」

 

「ディミーア加虐者とイゼット・スペレメンタルは思っていたよりも少なく、反対にディミーア・ミッドレンジが多かったです。ディミーア・ミッドレンジが多いのは日本だからかもしれません。デッキはディミーア・ミッドレンジに相性が良いので、この結果は自分にとって有利に働きました」

――初日全勝と素晴らしい成績でしたね。この2日間で、特に印象的な試合や面白い出来事が起きたりなどありましたか?

「一番驚いたのはメタゲームです。バント律動にとって都合の良いメタゲームといえました。イゼット果敢を除く使用率の高いデッキに対して、良いデッキチョイスができたかなと」

――マ選手は過去にMPLに所属していたり、プロツアーにも何度も参加していますよね。ハイレベルトーナメントを勝つ秘密を教えてください。

 

「良い仲間とたくさん練習する、これに尽きます。プロツアーを目指している人にちょっとアドバスができるとすると、練習に関してはドラフトをしっかりとやる必要があります。日本人は構築戦をかなり得意としていると思います。ドラフトでも同じくらいの成績を残せれば、良い結果に繋がるかと」

――ありがとうございます。マ選手は2回目のチャンピオンズカップファイナル優勝ですが、日本は相性がいいなどありますか?

「特にそんなことはないです。いつもすごく勝つか、負けるかと両極端の結果です(笑)」

──今回の勝因は何だったんでしょうか。

「正直にいって、運が良かったです。チームメイトとの練習で痛感しましたが、天才の中に一般人が混じっている感じがします。自分は決して特別なプレイヤーではありません。私のような一般人はものすごく練習する必要がありますね」

──マ選手をして、一般人ですか?

 

「私は一般人、とても努力する一般人なんです」

──今回の賞金の使い道は考えていますか?

「プロツアー遠征はとても経費がかかるので、それに使う予定です。マジックで稼いだお金はだいたい稼いだ以上にマジックに使われています。近年のプロツアーはアメリカやヨーロッパなどでの開催のため、アジア圏のプレイヤーにとっては参加するだけでも大変ですね」

──プロツアーを日本や韓国などのアジア地域で開催してほしいですね

「そう思います。日本で開催してほしいです」

――次回のプロツアーの目標を教えてください。

 

「目標はいつも優勝です。プロツアーである程度の結果(順位)を残すことは素晴らしいですが、今の自分は優勝を目指しています」

――参加者の中にはトップ8であったり、次のプロツアーの権利を獲得できるチェインを目標にかかげるプレイヤーもいますが

「自分にとっては、優勝のほうが具体的な目標です。努力する一般人として、次のプロツアーは優勝を目指しています」

――プロツアーと同時に世界選手権の参加権利も獲得されましたが。

 

「先程の放送でもいいましたが、マジックを始めたころはプロツアーでいい成績を残すことが目標でした。ですが、今の自分の目標は世界選手権で良い成績を残すことです。全力を尽くして、努力します、頑張りたいです」

――優勝を祈念しております。最後にご友人や調整仲間など、お礼があればいただけますか?

「チャンピオンズカップファイナルを開催してくれたBIG MAGICと楽天ブックスにありがとうとお礼をいいたいです。良いイベントをありがとうございます」

――おめでとうございます、どうもお疲れさまでした!

 

 次のチャンピオンズカップファイナルは5月9・10日に、さらに5月末には久しぶりのマジック・スポットライトが開催されます。イベント会場にてまたお会いしましょう!

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