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カラデシュ特務大使 現地取材レポート
カラデシュ特務大使 現地取材レポート:ミニマスターに参加してみた
by Asako Seo
世界選手権の会場は劇場なのですが、本戦やパネルディスカッションなどはステージ上で行なわれ、劇場の客席にあたる部分は一般客に解放されています。そこでは毎日、カオスドラフト(ごちゃまぜのブースターパックを使ったドラフト)や双頭巨人戦シールドなど、数種類のサイドイベントが行なわれています。
20ドル程度の参加費を払ってそれらに参加すると、1マッチ勝つごとに4ポイント、負けると2ポイントの得点がもらえ、それらをためてさまざまな景品と交換することができます。
景品はパックやスリーブ、Tシャツなど。サイドイベントの運営をしているChannelFireballのグッズももらえます。
月曜日の昼に、「ミニマスター」という手軽なサイドイベントに参加してみました。本来参加費は20ドルなのですが、私は特務大使ということで特別に無料にしてもらえました。参加し得!
今回のミニマスターのルールは次の通りです。
『マジック・オリジン』のパックを2パック受け取り、基本土地を足して30枚以上のデッキを作ります。1本勝負で対戦し、勝っても負けても1パック追加してデッキを組み直すことができます。全3回戦やっておしまいです。
ミニマスターに参加するのは初めてでルールもよくわからず、ウィザーズの格内さんやまわりに座っている人に「土地は何枚入れたらいいの?」などと教わりながらデッキを組みました。
《群れのシャーマン》とエルフがそこそこあったので緑黒を選び、2色だと枚数が足りないので赤をタッチして火力系呪文のカードを数枚入れました。
デッキ構築時間も対戦時間も普通のマジックより短いので、けっこう焦ります。
1試合目は、飛行か到達にしかブロックされない《果樹園の霊魂》に《精霊信者の剣》をつけてダメージを通しながらデッキ圧縮ができ、勝ち。
2試合目は相手に《スフィンクスの後見》を張られたうえ絆魂でがっちり守られ、エンチャント破壊ができずライブラリー切れで負け。
このエンチャント、デッキが30枚しかないミニマスター環境では最強なのでは?
3試合目は、《死の重み》を張って相手ブロッカーを弱体化してから攻撃したら、隣に《苛性イモムシ》がいるのをすっかり忘れていて、《死の重み》があっさりはずれるというやらかしにより負け。
残念ながら1勝2敗というしょぼい結果でしたが、計8ポイントの得点をもらったので、景品と引き換えることができます。
引き換え所には、大人気ですでに売り切れてしまったPAX限定《発明博覧会》のプレイマットもあるのですが、残念ながら30ポイントも必要でした。
結局、まだ日本では発売されていないウルトラ・プロ製の《サヒーリ・ライ》のスリーブと、かっこいいジェイスのスリーブと引き換えました。スリーブはいくらあっても困らないですからね。
というわけで、非常にお手軽なミニマスターでした。1人あたり5パックと基本土地があれば、あとは準備不要で時間もかからずできますので、簡単な対戦イベントをやりたいという場合には取り入れてみてはいかがでしょうか。
さて、カラデシュ特務大使としての仕事はこれで終わりですが、次はすぐに週末の「グランプリ・京都2016」が待っています。今度はそこでお目にかかりましょう!
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