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日本選手権11

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第1ドラフトレポート: 森 勝洋(東京)

by Takamasa Sato Round 1  2005年世界王者にして、2010年の日本王者。「帝王」森 勝洋は初日のスタンダードを全勝で終えている。  基本セット2012のドラフト練習回数は、わずか1回とのことだが、果たしてどのようなテクニックを見せてくれるのか?

ドラフトパック1

1: 《セラの天使 他の候補:《破滅の刃》《地割れのドレイク
 黒い除去と強力な飛行生物との二択から、ゲームを決定づける一枚を選択。 2: 《嵐前線のペガサス 他の候補:《鐘塔のスフィンクス》  軽い飛行生物を取って、色を合わせる。 3: 《ギデオンの法の番人 他の候補:《グレイブディガー》 白で最も優秀なコモンという呼び声も高い、タッパーをピック。 4: 《機を見た援軍
 押されている状況を一枚でひっくり返す、構築でも要注目の一枚。 5: 《マーフォークの物あさり 他の候補:《マナ漏出》《死の印》  デッキの密度を上げてくれる強力カード。この順目は嬉しい。 6: 《グリフィンの乗り手  グリフィンさえ取れれば《セラの天使》とタメを張る飛行戦力に。 7: 《氷河の城砦 他の候補:《湾口の海蛇》  青を使う場合にやっかいな《湾口の海蛇》ではあるが、受けを広くすることを選択。 8: 《送還 他の候補:《スランのゴーレム》  殴るデッキになりそうなため、バウンスは重要な要素。 9: 《鎧の軍馬 10: 《石角の高官 11: 《神聖なる好意》 12: 《巨森を喰らうもの》 13: 《埋没した廃墟》 14: 《ゾンビの大巨人》  1パック目終了時点で白はほぼ確定。2色目に青は見えているが、総じて受けは広い。

ドラフトパック2

1: 《破滅の刃 他の候補:《地割れのドレイク》《帝国の王冠》《鎧の軍馬》《翡翠の魔道士
 このピックは1パックで取れていない除去を補うとともに《セラの天使》を生かすため。確かにこの環境では《セラの天使》に対処できるカードは限られている。 2: 《錆びた歩哨 他の候補:《霜のブレス》《空中浮遊
 攻防に活躍するナイスなサイズのクリーチャー。 3: 《セラの天使 他の候補: 《ギデオンの法の番人》  2枚目の天使! デッキが一気に引き締まった。 4: 《火葬 他の候補:《オーラ術師》  除去色として赤を選択することも視野に。 5: 《力強い跳躍 他の候補:《天界の粛清》《思案》《移し変え》  序盤から殴る構成になりそうなので、コンバットトリックを確保。 6: 《速足のブーツ 他の候補:《思案》《包囲マストドン》  呪禁と速攻能力は除去デッキにとって脅威。 7: 《鎧の軍馬 他の候補:《肉体のねじ切り》  2枚目。 8: 《護衛の誓約 他の候補:《送還9: 《鎧の軍馬 他の候補:《オーラ術師》  3枚目。 10: 《ルーン爪の熊 11: 《歯止め 他の候補:《スランのゴーレム》  大きい生物よりは、コンバットトリックを優先。 12: 《力強い跳躍 13: 《思案  今後、色をタッチする上では心強い一枚。 14: 《地盤の裂け目

ドラフトパック3

1: 《突撃するグリフィン 他の候補:《蒼穹の魔道士》《護衛の誓約
 強力カードである魔道士と少し悩むも、青マナが少ないデッキのため、確実な飛行戦力を。 2: 《ベナリアの古参兵 他の候補:《アラクナスの紡ぎ手》  爆弾カードである紡ぎ手のテキストをしっかりと確認しつつ、デッキに不足していた中堅クリーチャーを確保。 3: 《破滅の刃 他の候補:《帝国の玉座》  これまた強力なレアが出たが、2枚とれている《セラの天使》を生かすためには、《破滅の刃》をカットするとともに、3色目の黒を確定する方が良いと判断。 4: 《霜のタイタン 他の候補:《護衛の誓約》《踏み荒らし
 超強力カードの登場に、思わず顔がほころぶ。序盤で青に渡りをつけておいたのが功を奏した。 5: 《取り消し 他の候補:《ショック》  3色目が黒と決まっていたため、赤には手を出さず、強力な打ち消し呪文をピック。 6: 《崩れゆく巨像 他の候補:《神聖なる好意》  ブロッカーかつフィニッシャー。 7: 《珊瑚マーフォーク 8: 《鎧の軍馬 他の候補:《メサの女魔術師》  これで4枚目。白単気味になりそうであるため、うまく運用できるだろう。 9: 《護衛の誓約 他の候補:《棍棒のトロール》  他の候補をご覧いただけば、緑の不人気さが理解できるだろう。 10: 《送還 他の候補:《石角の高官》  アグレッシブな構成になるため、バウンスは強い。 11: 《地盤の裂け目》 12: 《稲妻の精霊》 13: 《殺戮のワーム》  これまた、緑の不人気をよく示す一枚。 14: 《災難の瀬戸際
 森曰く「3-0の狙えるピック」。
 確かに軽量の白いクリーチャーを大量に確保し、《護衛の誓約》で一気に踏み荒らせる構成は強力だ。  さらに、その猛攻に耐えても2枚の《セラの天使》と《霜のタイタン》が控えている。  問題はマナベースだが、《マーフォークの物あさり》と《思案》が潤滑油の役割を果たしており、序盤にピックした《氷河の城砦》も安定度向上に寄与。  果たして「帝王」はドラフトラウンドを3-0し、二年連続日本王者への足がかりとできるか。
森 勝洋
日本選手権2011(ドラフト)[MO] [ARENA]
11 《平地
3 《
2 《
1 《氷河の城砦

-土地(17)-

1 《ギデオンの法の番人
4 《鎧の軍馬
1 《マーフォークの物あさり
1 《ベナリアの古参兵
1 《突撃するグリフィン
1 《錆びた歩哨
2 《セラの天使
1 《崩れゆく巨像
1 《霜のタイタン

-クリーチャー(13)-
1 《歯止め
1 《思案
1 《送還
2 《破滅の刃
1 《力強い跳躍
1 《速足のブーツ
2 《護衛の誓約
1 《機を見た援軍

-呪文(10)-
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RESULTS

対戦結果 順位
14 14
13 13
12 12
11 11
10 10
9 9
8 8
7 7
6 6
5 5
4 4
3 3
2 2
1 1

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