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グランプリ・静岡2017秋
第10回戦:チーム 川口/近藤/丸山 vs. チーム 八尾/黒田/表西
By Yohei Tomizawa
今大会唯一の初日全勝チームは関西のボス率いる、八尾 俊佑/黒田 正城/表西 幸次郎。
対するは愛知県は名古屋から、川口 晋司/近藤 昌平/丸山 友一郎。
二日目の大事な初戦、勝利するのはどちらのチームか。
A卓 川口(白黒吸血鬼) vs. 八尾(赤緑恐竜) ゲーム1
八尾 俊佑 |
川口の《縄張り持ちの槌頭》と八尾の《激情の猛竜》がすれ違いのダメージレースを展開する立ち上がり。
川口は《略奪者の痕跡》でライフ面とカード面で攻めるが、八尾は《猛竜の群れ》を連打し、1枚1枚のカードパワーで上回っていく。
1枚は《崇高な阻止》で対処するが、2枚目を止めるカードがない。
《確実な一撃》が2枚重ね合わせると、一気に10点のライフを削りきった。
川口 0-1 八尾
B卓 近藤(青黒赤海賊) vs. 黒田(青黒赤海賊) ゲーム1
黒田 正城 |
黒田が1マリガンならが3色揃った手札から、《指名手配の獄道者》と《財力ある船乗り》と攻防に優れたクリーチャーを配置する。
近藤は《島》ばかりの戦場だが、《幻惑の旋律》で《指名手配の獄道者》のコントロールを奪い、攻守を逆転する。
そのまま《海賊のカットラス》をまといダメージを刻むが、黒田は《依頼殺人》で破壊し、一気に宝物・トークンが4つ生まれる。
黒田《稲妻砲手》で戦闘以外でのダメージソースを確保するが、川口は地上に海賊・クリーチャーを並べるのみ。
黒田は《風を跨ぐ者》まで追加し、《海賊のカットラス》を装備すると上空から5点パンチ。川口のライフは6に。
川口はやっと3色目を宝物・トークンから確保し、《鉄面提督ベケット》を召喚し、一気に5体の海賊で攻撃し、黒田のライフを2まで追い詰める。
だが上空から再び5点のダメージが入ると、《稲妻砲手》の1点を合わせて、黒田が先勝。
川口 0-1 黒田
C卓 丸山(赤緑恐竜) vs. 表西(白黒吸血鬼) ゲーム1
丸山 友一郎 |
丸山は土地1枚ながら《恐竜との融和》で土地を確保し《ティロナーリの騎士》。
表西は《アルゲールの断血》でカードアドバンテージ面では先行するが、盤面が弱く丸山のクリーチャーに押され気味な展開。
《翡翠の守護者》にコンバットトリックが放たれると、表西のライフは5ターンで0に。
丸山 1-0 表西
A卓 川口(白黒吸血鬼) vs. 八尾(赤緑恐竜) ゲーム2
川口 晋司 |
八尾が《ティロナーリの騎士》、《葉を食む鞭尾》と並べるが、《弱者成敗》、《イクサランの束縛》で対処されてしまう。
その後も《深根の戦士》など軽いクリーチャーこそ展開するが、土地のみで攻撃に行けず、川口が唱えた《薄暮の賛美者》に主導権を握られてしまう。
八尾は上空のクリーチャーへの対処手段を引けず、川口がゲーム2を取り返した。
川口 1-1 八尾
C卓 丸山(赤緑恐竜) vs. 表西(白黒吸血鬼) ゲーム2
表西の《凶兆艦隊の貯め込み屋》、丸山の《深根の戦士》が互角のダメージレースを行う序盤戦。
手綱を手繰り寄せたのは表西の《帝国のエアロサウルス》。地上クリーチャーを飛び越え、パンプアップと飛行クリーチャーによる3点クロックを確保する。
丸山は土地を多く引きすぎているが、《イクサーリの守り手》がおり、8枚目が引ければ能力による逆転もあり得る。
その狙いを打ち砕いたのは表西の《イクサランの束縛》。
飛行クリーチャーによる攻撃により星を取り戻した。
丸山 1-1 表西
A卓 川口(白黒吸血鬼) vs. 八尾(赤緑恐竜) ゲーム3
八尾の《イクサーリの守り手》から始まるゲーム3。
川口は2ターン目に《強迫》を唱え、八尾の手札に追加クリーチャーがいないことが判明すると、小さくガッツポーズ。
《イクサーリの守り手》を《鉤爪の切りつけ》で対処すると、《縄張り持ちの槌頭》のバックアップのもと、攻撃を開始する。
八尾もクリーチャーを横に並べ、互いにがっぷり四つで組み合う。
しかし八尾の強力カードは《崇高な阻止》で対処され、徐々に川口有利な盤面に。
頭数が揃うと川口は多少の損はいとわず、無理やり攻撃に行く。
土地を多めに引いていた八尾はそのまま押し切られてしまった。
川口 2-1 八尾
B卓 近藤(青黒赤海賊) vs. 黒田(青黒赤海賊) ゲーム2
近藤 昌平 |
黒田の《セイレーンの嵐鎮め》でゲームの幕が開く。
黒田は《指名手配の獄道者》、《無法の物あさり》、近藤は《水罠織り》、《巧射艦隊の拷問者》を召喚し、にらみ合いに。
その間も淡々と上空から静かに《セイレーンの嵐鎮め》が時を刻み続けている。
この状況を打開すべく、近藤が唱えたのは《狡猾な漂流者、ジェイス》。
黒田は《海賊のカットラス》のバックアップのもと、《狡猾な漂流者、ジェイス》の対処には成功するが、近藤も《危険な航海》や《座礁》を使い、ターンを稼ごうと画策する。
近藤はゲーム1を決めた《稲妻砲手》こそ対処できたが、いかんせん黒田は飛行クリーチャーによる攻撃で、毎ターン《無法の物あさり》の能力でカードをルーティングしている。
カードの質で勝る黒田が、飛行クリーチャーによりライフを削りきった。
近藤 0-2 黒田
C卓 丸山(赤緑恐竜) vs. 表西(白黒吸血鬼) ゲーム3
表西 幸次郎 |
チームスコア1-1、マッチスコア1-1と、これが最後のゲーム。
丸山は《イクサーリの守り手》、表西は《司教の兵士》と同サイズのクリーチャーが並びあう展開に。
丸山は《ティロナーリの騎士》こそ追加するが、恐竜がなく攻撃に移れない。
互いにクリーチャーを横に広げ続け、表西の《輝くエアロサウルス》がゲームを決めうるかと思われたが、このクリーチャーが破壊されると再び戦場には静寂。
この静寂を打ち破ったのは丸山の《原野を目覚めさせる者》。潤沢な土地を1体ずつクリーチャー化する。
3体の土地・クリーチャーを表西は《残骸の漂着》するが、1ターン稼いだにすぎない。
表西はデッキに眠る《依頼殺人》を求めて耐えるが、丸山は毎ターン土地は恐竜並みのクリーチャーにし、手札を使わず戦線を拡大してくる。
最後の希望として《軍団の飛び刃》を送り出すが、そこにも《襲撃》が合わされる。
最後のドローは時すでに遅しの《依頼殺人》。
野性味溢れるマーフォークの力を前に、表西は膝をついた。
丸山 2-1 表西
チーム 川口/近藤/丸山 Win!
RESULTS 本大会の対戦結果・順位
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