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グランプリ・静岡2017秋
インタビュー:市川 ユウキの意気込み――チームシリーズ・チャンピオンシップ優勝のために
By Yohei Tomizawa
2016-2017年シーズンより新たに導入されたプロツアー・チームシリーズは、長い予選ラウンドを終え、来週末10月8日、上位2チームにより行われる「チームシリーズ・チャンピオンシップ」を残すのみとなっている。
「チームシリーズ・チャンピオンシップ」に出場する2チームは、2大陸のスター・プレイヤーが集合した「GENESIS」、そして我らが誇る日本のプロプレイヤーチーム「Musashi」!
これまで「Musashi」の山本 賢太郎(インタビュー:山本 賢太郎が語る、Musashiの面々―チームシリーズ優勝を目指して―)、覚前 輝也(インタビュー:覚前輝也が語る、己の意思、Musashiとしての意志)にインタビューを実施してきたが、「チームシリーズ・チャンピオンシップ」出場が決まり、今の心境、そして同大会への意気込みを市川 ユウキに伺った。
――「チームシリーズ・チャンピオンシップ」はフォーマットが『イクサラン』を使用したチームシールドとのことですが、シールドで引きたいカード、どういった環境なのか教えてください。
市川「イクサランは4種族からなるアーキタイプ重視のテンポ環境になるので、単体で強いカードよりもアンコモンのアーキタイプの軸となるカードが欲しいですね。
具体的には、マーフォークなら《蔦形成師の神秘家》、吸血鬼は《薄暮まといの空渡り》、恐竜は赤緑白の2色のバリエーションがあるためいくつかありますが《オテペクの猟匠》、《大物群れの操り手》、《凶暴な踏みつけ》、《空の恐怖》あたりです。
海賊も複数ありますが、唯一コモンからでも切り込める《海賊のカットラス》の存在が大きいですね。3枚あっても全部入れたい、そのくらい強力なカードです。カードの存在と同時にテンポ環境であるため、マナ・カーブよく展開し、かつシナジーを形成するカードの評価は高くなります。」
――対戦相手となる「GENESIS」の印象や、キープレイヤーがいましたら教えてください。
(GENESIS:ブラッド・ネルソン/Brad Nelson、ルーカス・ブロホン/Lukas Blohon、セス・マンフィールド/Seth Manfield、マイケル・メジャーズ/Michael Majors、マーティン・ダン/Martin Dang、マーティン・ミュラー/Martin Muller)
市川「チームの印象というよりも、全員がトッププロであり、巧く、リミテッドよりも構築戦に精通したプレイヤーという個々の印象が強いです。チームの中でもルーカス・ブロホン、セス・マンフィールドは本当に強いので、彼らと誰がどう戦うかが勝敗を握る鍵になりますね。」
――「チームシリーズ・チャンピオンシップ」は6人を2つのチームに分けますが、相手のチーム分けについて予想はありますか?
市川「わかりません(笑)」
――では、市川さん自身が所属するチームである「Musashi」、他のメンバーに対するコメント、キープレイヤーはどなたになりますか?
市川「コメントについてはヤマケン(山本 賢太郎)が前に言ったしなぁ。控えさせてください。キープレイヤーは間違いなく覚前君です。戦績は主人公気質である彼が伸るか反るかで大きく変わってくると思います。覚前君が勝ったらみんなのテンションも上がり、チーム内にいい影響がでて勝ちが近づくはずです。」
――プロツアー・チームシリーズ、こちらを1年行った率直な感想をお聞かせください。
市川「プロツアー・チームシリーズ開始前は、一緒に調整はしていませんでした。実際、プロツアー『霊気紛争』は別々に調整しています。それが今『Musashi』というチームで戦うことで、単純にラウンド間に集まり勝った負けたの話をしていても楽しいし、一体感が生まれチームというものを実感しています。プロツアー・チームシリーズ以前は同じスポンサードをされているというビジネスライクな付き合い方でしたので。自分としてはチームとして一緒に活動し、大会前に調整をするなど具体化できておりメリットになっているので、チーム戦の導入はいい方針だと思います。」
――最後に「チームシリーズ・チャンピオンシップ」への意気込みをお聞かせ願えますか。
市川「6-0しますよ! 勝負の後は骨も残さない。」
――ありがとうございました。
力強く語る市川に目は、一転の曇りなく「優勝」の二文字だけを見据え、勝ち抜く意志と自信に満ち溢れるものだった。
来週末に差し迫ったチームシリーズ・チャンピオンシップ、市川の言葉通り、パーフェクトスコアによる「Musashi」の勝利を信じ、私たちオーディエンスも画面を通じ彼らを応援しよう!
RESULTS 本大会の対戦結果・順位
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