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グランプリ・静岡2017秋

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グランプリ・静岡2017秋 注目チーム紹介 Part 1

By Masashi Koyama

 グランプリ・京都2016以来、約1年ぶりとなるチームリミテッドとなる。

 『イクサラン』発売直後のグランプリであり、練習時間がほぼ無かったに等しいプレイヤーたちにとって、チーム全体の総合力が問われることになる本イベント。世界選手権2017、チームシリーズ決勝戦の前週ということもあり、注目度は高い。

 本記事ではそんなグランプリ・静岡2017秋の注目チームを紹介していく。観戦の参考にしていただければ幸いだ。


松本 友樹/市川 ユウキ/瀧村 和幸

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写真左から松本/市川/瀧村

 グランプリ・京都2016で優勝を果たした3人が本グランプリでもチームを組み、ディフェンディングチャンピオンとして『イクサラン』チームリミテッドへ挑む。

 ゴールドレベル・プロの瀧村は過去にグランプリ・北京2015、前述のグランプリ・京都2016、そしてグランプリ・メキシコシティ2017と実に3度のチームリミテッドによるグランプリでトップ4入賞を果たしており、まさにチーム戦のスペシャリストと言っても過言ではない存在だ。

 そして同じくゴールドレベル・プロである市川はプロツアートップ8入賞2回、グランプリ優勝3回を誇る世界のトッププロであり、シルバーレベル・プロの松本は日本グランプリ史上最多の参加者数を集めたグランプリ・千葉2015(『モダンマスターズ 2015年版』リミテッド)を制している。

 「王者」の名にふさわしい強豪たちがこのグランプリ・静岡2017秋で防衛なるか? 最も注目すべきチームだろう。


山本 賢太郎/北原 寛章/行弘 賢

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写真左から山本/北原/行弘

 グランプリ・京都2016で松本/市川/瀧村たちと覇を争ったのがこの山本/北原/行弘の3人だ。グランプリ・北京2015から一貫して同じメンバーでチーム戦へ参加しており、チームワークに不安はないだろう。

 北原はプラチナレベル・プロである行弘やゴールドレベル・プロの山本に比べれば知名度は低いが、グランプリ・神戸2012での準決勝進出経験を持つ。

 今度こそこのチームでタイトルを。

 悲願のチーム戦グランプリ制覇が期待される。


渡辺 雄也/中村 肇/八十岡 翔太

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写真左から渡辺/中村/八十岡

 プラチナレベル・プロの渡辺と八十岡が手を組んだ!

 「Musashi」チームメイトであり、ともに世界選手権2017へ出場権を持つ日本の、いや世界のトッププレイヤーがこの静岡でチームメイトとしてグランプリ制覇を狙う。特に渡辺は現在あのカイ・ブッディ/Kai Budde、中村修平と並びグランプリ優勝回数が7回と世界最多タイとなっており、記録更新が期待される。

 渡辺は井川良彦、中村肇と参加したグランプリ・シドニー2017で惜しくも準優勝と記録更新を逃しており、今度こそ8度目のグランプリ制覇を手にしたいところだ。

 中村肇は渡辺の長年の友人であり、またかつてはプロツアー常連組であった強豪。その実力は折り紙付きだ。

 間違いなく世界でも屈指の好チームと言えるこのチームから目が離せない。


原根 健太/松本 郁弥/平見 友徳

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写真左から原根/松本/平見

 日本選手権2017で自身初のタイトルを獲得した新ゴールドレベル・プロ、原根健太。

 その彼が昨シーズンの飛躍のきっかけとなったのは今回と同じく松本、平見とチームを組みプロツアーへの参加権利を得たグランプリ・京都2016だった。

 その後原根はみごとゴールドレベルまで駆け上がったが、松本と平見もそれぞれシルバーレベル、ブロンズレベルとまずまずの成績でシーズンを終えることとなった。

 そんな彼らが目指すはさらなる飛躍だ。

 チームインタビューにもあったように、彼らがトロフィーを賭け戦う姿は具体的に想像できるほどの手練たちだ。

 新世代のスターたちがトロフィーを目指し駆け上がる。


Kelivin Chew/Lee, Shi Tian/Jeremy Dezani

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写真左からデザーニ/リー/チュウ

 アジアのトッププロ、ケルヴィン・チュウ、リー・シー・ティエンにプロツアー『テーロス』王者であるジェレミー・デザーニが加わり、外国勢としては最大の本命チームができあがった。

 デザーニは今年日本に移り住みながらもゴールドレベルを維持しており、生活に慣れてきた今こそ久々のタイトルを手に入れたいところだ。

 アジア勢であるチュウとリーのふたりにとっても、シーズン序盤この時期にプロ・ポイントの獲得は多ければ多いほどいい。特に彼らは来週の世界選手権に出場予定だけに、幸先よいスタートを切りたいところだろう。

 グランプリ・京都2013 のHron/Hayne/Hoaenチームのごとくグランプリを席巻する黒船となれるか。

 アジアのトップチームの動向から目が離せない。


 Part 2へ続く。

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RESULTS

対戦結果 順位
14 14
13 13
12 12
11 11
10 10
9 9
8 8
7 7
6 6
5 5
4 4
3 3
2 2
1 1

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