２日間にわたるグランプリ本戦周辺のできごとを写真で振り返っていくコラムです。さまざまな会場風景をご覧ください。

グランプリ０日目にあたる金曜日に、チーム「the sun」（石村 信太朗・瀧村 和幸・市川 ユウキ）によるチームシールド講習会が実施されました。会場は満杯ですごい熱気。

ギルドごとのデッキ構築指針などをスクリーンで説明したのち、実際にデッキを構築し、最後は実地で対戦という流れ。市川さんによると、生徒たちのカードプールをパッと見ただけで組み直したりする必要があるため、予想よりはるかに大変だったとのことです。

３人の講師陣はテーブルを回り、ひっきりなしの質問に答えています。「右からマナ・コスト順に並べるのはセンスが感じられない。左からにしたほうがいい」という、とてもためになる（？）アドバイスも飛び出しました。

ChannelFireball EventsのMashi Scanlanさんによる挨拶で、いよいよ本戦１日目がスタート。

今日１日をともにする、運命のカードパックがジャッジから配布されます。

チームで顔を突き合わせ、デッキ構築中。ほとんどのチームが構築時間ギリギリまで検討していました。

第４回戦が終わったあたりで、生放送の解説が休憩に入った浅原 晃さんにカメラをお貸ししたところ、4-0で絶好調という黒田 正城選手・藤田 修選手・長岡 崇之選手によるチームや……

対照的に初日落ちしてしまい、帰り支度のチーム「日本の裏ボス、カカオ」といった、悲喜こもごもの写真が残されていました。

初日を８戦全勝したのはこの２チーム。中央の志岐 和政さんは10数年ぶりにマジックに復帰したとのことで、カバレージチームの鍛冶 友浩さんが「2004年の世界選手権で対戦して以来です」と思い出を話していました。

一方こちらは世界中のグランプリを旅するプレイヤーたち３人が集まった混成チームです。左のギエム・サルヴァドール・アルナル選手は前回のグランプリ・千葉2018で優勝したばかり。

１日目は664チームでしたが、２日目になるとチーム数は８分の１に減ります。なお、奥では隣り合ってプロツアー予選が行なわれています。

今回はとてもたくさんのサイドイベントが開催されました。中でも特ににぎやかなのが、大乱闘戦カオスシールド。「大乱闘戦が開催されるのはアメリカと日本だけですが、カオスシールドでやるのは日本だけなんです！（一同拍手）」

「カオス」なので、ランダムなパックを６つ使ってシールドデッキを組みます。1994年発売の「フォールン・エンパイア」が出てきました！

この黒猫はこのようにして使い、大乱闘戦でターンを進行中のプレイヤーを示します。

本戦も終わりに近づき、テーブルに貼られたプレイヤーＡ～Ｃ席を示すシールをはがしています。

準決勝の細川 侑也選手対吉浦 宏俊選手の試合や、決勝の細川 侑也選手対行弘 賢選手の試合では、その奥の三原 槙仁選手も含めて同じスリーブをゲン担ぎのために使っており、一瞬どちらのデッキだかわからなくなる場面も。

決勝ドラフト後、対戦前に互いのピックが公開されます（ピック内容の中継が行なわれていることによる特別措置）。日本語のカード名だとどれなのかわからないとのことで、ジャッジが呼ばれていました。

決勝戦が、ビデオ中継とテキストカバレージを運営する多くのスタッフによって見守られています。

優勝候補筆頭の行弘 賢/佐藤 レイ/山本 賢太郎チームが、評判通りの強さをいかんなく発揮して優勝という結果になりました。生放送に出るため、空っぽになった会場を移動しているところです。

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　それでは、次は日本初の「ダブル・グランプリ」となる11月末のグランプリ・静岡2018でお目にかかりましょう！