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グランプリ・北京2018

観戦記事

準決勝:行弘 賢(東京) vs. 浦瀬 亮佑(東京)

小山 和志
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行弘 賢(写真左) vs. 浦瀬 亮佑(写真右)

「リアル(現実)に適応しきれていない――」

 そう語ってからわずかに1か月と少し。浦瀬亮佑は紛れもなくリアルのイベントであるこのグランプリ・北京2018の決勝ラウンドに立っている。

 念願のリアルイベントでの実績を確かに残した浦瀬は、インタビューで話していたようにマスクを付けておりその表情は読み取れない。それでも準決勝の相手と交わす会話の様子からその興奮は垣間見える。

 その相手とは、行弘賢。

 これから浦瀬が目指す世界の舞台ですでに幾多もの実績を積み上げているトップ・プロ。

 乗り越えるか、返り討ちか。

 決勝戦への切符を手に入れられるのはどちらかひとり。

ゲーム1

 浦瀬が痛恨のダブルマリガン。

 ともに3ターン目まで動き無く、行弘の《ケルドの略奪者》が初動。浦瀬が遅れて召喚した《密航者、スライムフット》をキッカー込みの《シヴの火》で除去し、《荒々しいカヴー》と一気に攻め立てる。

 浦瀬は《要塞の聴罪司祭》を用意し、《最古再誕》で行弘の脅威を捌こうとするが、行弘は《ギトゥの溶岩走り》から《野生の猛攻》でねじ込みに行く。

 さらに浦瀬は頼みの《マンモスグモ》も《猛り狂い》で失ってしまい、残りライフは3。

 《最古再誕》のⅢ章能力と《ウィンドグレイスの騎士、アルイェール》で延命を図るものの、行弘が《炎矢師、ハラー》まで追加すると、浦瀬は行弘の墓地を確認しそのまま自らの戦場を急いで片付け始めた。

行弘 1-0 浦瀬
 
ゲーム1を先取した行弘賢

ゲーム2

 行弘が《冒険の衝動》から手札を整えるが、2ターン目に浦瀬が先ほどは見せなかった《》を見せると、

行弘「なんか変な色出てきたぞ」

 と訝しがる。

 浦瀬は2ターンの間土地が3枚で止まってしまうが、行弘の《暴れ回るサイクロプス》を色を足しサイドインした《氷結》すると、4枚目の土地を引き込み《ラノワールの特使》と《悠久の壁》で守りを固める。

 これには行弘が「なんと恐ろしいものをサイドイン!」と感嘆の声をあげる。

 行弘は《ラノワールの特使》2体と《這い回る偵察機》を追加するが、この壁を崩すクリーチャーを展開できない。

 浦瀬は《ラノワールの特使》から無理矢理黒マナを捻出すると、《雑食のサリッド》。さらに《灰からの成長》で《》を2枚手に入れ、マナベースの問題も解消する。

 が、行弘は《荒々しいカヴー》を召喚し、続くターンには総攻撃。

 その手札からは《野生の猛攻》! さらに《不死身、スクイー》で戦線を広げ、序盤のリードを守りきろうとする。

 浦瀬は《氷結》で《荒々しいカヴー》を無力化すると、《多勢の兜》。これを続くターン《雑食のサリッド》に装備しようとする。

 
食らいつこうとする浦瀬

 だが行弘は《氷結》された《暴れ回るサイクロプス》を生け贄に捧げての《不純な捧げ物》でこれを許さない。

 これでブロッカーを排除された浦瀬は行弘の攻撃を受けて残りライフは1。何とか《密航者、スライムフット》でブロッカーを複数用意するのだが……行弘の手からは2枚目の《野生の猛攻》が。

 浦瀬はこの盤面を挽回しきることはできなかった。

行弘 2-0 浦瀬
行弘賢 決勝戦進出!
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