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エターナル・ウィークエンド・アジア2018

トピック

多種多様な統率者が大暴れ! デュエルコマンダー

Seo Asako

 エターナル・ウィークエンドでは、デュエルコマンダーの大会も開かれています。統率者戦用のデッキを使って1対1で対戦する、アメリカで人気が高いフォーマットです。

 ちなみにデッキ構築ルールを簡単にご説明しますと、統率者領域から繰り返しプレイできる「統率者」として伝説のクリーチャー(一部のプレインズウォーカーも含む)を選び、その統率者に含まれている色のカードのみを使って各カード1枚ずつ、計100枚でデッキを組みます。

 今回の参加者は13名。皆さんの統率者を見渡したところ、《墓場波、ムルドローサ》と《練達飛行機械職人、サイ》が2名ずついたほかは全員ばらばらで、以下のような統率者がいました。

 デュエルコマンダーにずっと取り組んでいる「やりこみ勢」ばかりが集まったため、対戦が終わってもフリーデュエルをしたり、対戦後には「今日あなたと会えてよかった」と握手を交わしたり、なごやかな雰囲気でした。

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 それぞれお気に入りのデッキを持ち込んでの対戦。「何それ!?」というようなカードも飛び出し、1本先取なのでダイナミックかつスピーディに進行します。

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 《死相の否命》と《汚らわしき者バルソー》のコンボで、戦場がとんでもないことに!

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 トップ4の皆さん(左から林翔一朗、Ian Emmanuel de Luna、大段豪史、Abel Bian)。左から2番目のイアンさんは日本で仕事をしているフィリピンの方で、カナダからお越しのアベルさん(右端)は日本へ旅行に来たついでに出場したそうです。国際的ですね。

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 決勝戦は《トレストの使者、レオヴォルド》を使う大段さん対《死相の否命》のアベルさん。大段さんが苦しい手札を打開するべく《Timetwister》を撃ったところ。

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 それによりコンボパーツのうち1枚を入手すると、4ターン目には無限コンボが決まり……

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「無限ダメージ? OK、君の勝ちだ」とアベルさんが言い、握手が交わされました。

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 優勝した大段さん。「ハルクフラッシュ」デッキを使用し、賞品の限定プレイマット2種と『エターナルマスターズ』コンプリートセットを獲得しました。なんと今日が誕生日だそうで、二重にめでたいですね! 普段はMagic Onlineでデュエルコマンダーをやりこんでいますが、今日はリアルで計7回戦対戦し、「ワンミス即死もありえる環境なので、めっちゃ疲れました」とのこと。


「ハルクフラッシュ」とは?

 このデッキについて、簡単にご本人に説明していただきました。2枚コンボが決まればあっという間に勝てますが、引きムラが多いといった弱点もあるそうです。

 「ハルク」こと《変幻の大男》と、「フラッシュ」こと《閃光》の2枚をそろえるコンボデッキです。

 《変幻の大男》を墓地に落とすと、合計6マナぶんのクリーチャーを持ってこられるので、以下の3枚を持ってきます。中央の《森を護る者》は妨害を防ぐために使います。

 《ボディ・スナッチャー》によって《変幻の大男》を戻し、《臓物の予見者》で生け贄に捧げ、今度は下の2枚を持ってきます。

 《不浄なる者、ミケウス》によって、《歩行バリスタ》が1/1の状態で出ます。《臓物の予見者》で生け贄に捧げると、不死によって+1/+1カウンターが乗った状態で戻ってきます。1点ダメージを相手に与え、墓地に行った《歩行バリスタ》が不死で戻ることを繰り返し、相手に無限ダメージを与えて勝ちます。

 また、統率者が《トレストの使者、レオヴォルド》なのは、《一日のやり直し》や《Timetwister》といったカードでこちらは7枚引くが相手は1枚しか引けない、という状況を作るためだそうです。


 トップ4に入賞した皆さんにデュエルコマンダーの環境について聞いたところ、1か月前に大幅な禁止制限の改定があってから1週間ごとにメタゲームが移り変わっており、一時期は禁止されていたチューター(特定のカードを持ってくるカード)がごっそり戻ってきたため、今の環境ではコンボデッキが特に強く、スイスラウンド1位の林さんは「せっかくハイランダーで毎回違うゲーム展開になるランダム性が魅力なのに……」と言っていました。

 とはいえ、普通ならデッキに入らないような好みのカードを入れる余地があり、構築の自由度が高くてとても楽しいということは、対戦の様子からよく伝わってきました。なかなか人が集まらずリアルでやる機会が全然ないけれど、とても面白いフォーマットなのでぜひもっと広まってほしい! と皆さんおっしゃっていました。

 広いカードプールでいろんなことをしてみたい方は、ぜひチャレンジしてみてください!

※デッキリストなどは後日掲載の予定です。

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