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プロツアー・名古屋11

Feature: アーティストインタビュー: Daarken
by Asako Seo
イベントのたびに、さまざまなマジックのアーティストが来日するのを楽しみにしている方も多いことでしょう。
今回の来場アーティスト、Daarkenさんにショートインタビューをさせていただきました。
・Daarkenさんのプロフィール

9枚つなげたプルーフカードの裏面に大きなイラストを描くDaarkenさん。

テーブル上の料金表。
―― 日本に来るのは何回目になりますか?
「2009年のグランプリ岡山以来で、2回目です」
―― 岡山のときは私も列に並びました(笑)
「ありがとう」
―― 日本のお客さんとアメリカのお客さんとでは、サインを求められるカードなどに違いはありますか?
「今回と、先週行ったグランプリ・シンガポールでは、《自然の要求》《法務官の相談》などが人気があったけれども、アメリカではまったくこういうカードは人気がなくて、圧倒的に《恐血鬼》《サルカン・ヴォル》などですね」




―― それでは、マジックの仕事はいつからされているんですか?
「2004年に、まずD&D(『ダンジョンズ&ドラゴンズ』の略。ウィザーズ社が展開しているテーブルトーク・ロールプレイングゲーム)のイラストの仕事を始めて、1年くらいやっていたんだけど、D&Dのアートディレクターに『マジックの仕事もさせてもらえないか』と聞いたら、マジックのアートディレクターのメールアドレスをもらえて、そこからコンタクトをしました。なので、未来予知が最初に参加したセットです」
―― 前々からマジックの仕事をしたいと思われていたんですか?
「ええ、アーティストになる前、高校時代にマジックをプレイしていたことがあるので、いつも興味を持っていました」
―― マジックのカードイラストを描くときに、気をつけていることを教えてください。
「以前はこういった背景のないイラストが多かったんですが(《戦慄の魔術使い》のイラストを見せる)、今は世界観を表現するために、できるかぎりいろいろな背景を描くように気をつけています(《男爵領の吸血鬼》のイラストを示しながら)」


※筆者注:「男爵領」とは《Baron Sengir》の領地を指しており、ホームランドの舞台、ウルグローサにあるとされる。
―― 描くのには何を使っていますか?
「自分は全部デジタルなので、Photoshopです」
―― 今まで描いた中で、一番気に入っているカードはなんですか?
「やっぱり《サルカン・ヴォル》ですね。アレクシー・ブリックロットは僕の尊敬しているアーティストで、最初は彼だけがプレインズウォーカーのイラストを描いていましたが、彼の次にプレインズウォーカーを描いたのが自分なので、すごく特別な意味があるカードです」
―― 今日はどうもありがとうございました。
もうひとりの来場アーティスト、Steven Belledinさんは本日体調を崩されており、インタビューができませんでした。あしからずご了承ください。

Steven Belledin

サイン済みカードが汚れないように乾かすための自作ボックス。
アーティストサインブースにて、お客さんが持っているのを見かけました。











アーティストサインブースにて、お客さんが持っているのを見かけました。