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EVENT COVERAGE
プロツアー・名古屋11

Feature: 裏方のススメ - How to be a judge/reporter
By Keita Mori
マジックのイベントは、実に様々な役割を持った方々の熱意によってなりたっています。
もちろん、ご参加いただいているプレイヤーの皆様、イベントの熱をオンラインメディアで共有してくださる皆さんがいてくださってこそなのですが(いつも本当にありがとうございます!)、イベントがイベントとして成り立つためには、数多くのサポートスタッフが必要です。
マジックのイベントと世間一般のそれには様々な差異がありますが、おそらく一番の違いはここではないでしょうか。
お客様をおもてなしするために特殊な技能と専門知識を有する数多くのスタッフが必要であるわけですが、その裏方役をお客様の中から有志を募らせていただく形で成立させている点です。
マジックのコミュニティは今まさに発展途上にあります。
皆様にひとつ上のレベルのサービスをお届けするためにも、本稿にて、各種サポートスタッフについてご紹介し、興味をもっていただいた場合の応募方法(連絡先)をご紹介させていただきます。
― Wizards of the Coast LLC オンラインメディア日本担当責任者 森 慶太
■ジャッジ / by Takeshi Miyasaka

どんな仕事?
トーナメントを運営する様々な業務を担当するのがジャッジのおもな仕事です。プレイヤーがルール上の問題に直面したときに第三者の立場として判断を下す審判役としての側面ばかりがクローズアップされがちですが、対戦の組み合わせを発表したり、対戦結果を集めたり、対戦上を歩き回って、困っているプレイヤーがいないか、常に見て回ります。リミテッド戦で必要なブースターパックを配布したり、基本土地を準備したり、開封されたパックのゴミを回収したりするのも仕事の一つです。 プロツアーのような大規模なイベントだと、たくさんのジャッジが採用され、大きな会社のように配属された部署ごとに担当業務が決まっていますが、店舗で行われるフライデーナイト・マジックのジャッジだと、一人のジャッジがトーナメント運営マネージャー兼現場監督兼担当者、みたいな肩書きを持って担当します。店舗イベントなら、ジャッジを請け負いながらプレイヤーをする人もいますね。 ジャッジはトーナメントを進行するに当たって、必要不可欠な存在です。たとえプレイヤー同士がルールの判断に困ることがなかったとしても、結果を集計し、組み合わせを作成し、発表する仕事は誰かが担う必要がありますからね。 ちょっとルールに詳しくなって、地元の仲間からルールの質問をされるようになったら、ジャッジを請け負う最初の一歩を踏み出しても良い時期でしょう。どうやったらなれるの?
ジャッジは誰でもできます。身内で集まって遊ぶドラフトやスタンダードの対戦会で、組み合わせを作ったり、ルールに困った人を助けている人は、それがジャッジの事始め。いつも遊びに行くフライデーナイト・マジックで店員のヘルプをやるようになったら、あなたもジャッジの仲間入りです。 以上、ジャッジは誰でもなれますが、一部の競技・プロレベルのイベントでジャッジをやるためには、ジャッジ試験に合格して認定ジャッジとなる必要があります。 ジャッジ試験ではレベル 2 以上の認定ジャッジが試験官となり、かんたんな筆記試験を受けてもらいます。筆記試験のほか、必要に応じて実技試験やインタビューを経て、合格点以上を取ることができれば、晴れて認定ジャッジの仲間入りです。 ジャッジ試験に興味を持った方は、近くで活動している認定ジャッジにご相談いただくか、日本のジャッジ・コーディネータである鈴木健二さん(suzuken.mail@gmail.com)へお問い合わせください。■カバレージライター / by Yusuke Yoshikawa
