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プロツアー・名古屋11

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Round 15: Ben Stark(アメリカ) vs. Gaudenis Vidugiris(アメリカ)

By Takamasa Sato  トップ8入りを争うフィーチャー・マッチから、今シーズン絶好調の強豪対決をお届けする。  Ben Stark(ベン・スターク)は、数々のプロツアー、グランプリ入賞経験を持つ、古くからの強豪。  今期もプロツアー・パリで優勝している。  既にドラフトラウンドで吉森 奨(第7回戦)、藤田 剛史(第8回戦)とも対戦しているGaudenis Vidugiris(ゴーデニス・ヴィドゥギリス)は、グランプリ・デンバー(リンク先は英語)の優勝者である。  ここで勝てばほぼトップ8の確定する一戦。まさに「負けられない戦い」というやつである。
Game 1
 ベンは7枚の手札をキープ。先手ゴーデニスは1マリガン。  ゴーデニスのスリーブは「You're fired!」の文字が刻まれたもので、プレイマットも《燃え立つチャンドラ》。  普通に考えれば赤単なのだが・・・静かな手つきで場に置かれたのは、《》。 Gaudenis Vidugiris
静かに熱く戦うGaudenis Vidugiris
 対するベンは、《平地》から《大霊堂のスカージ》《メムナイト》と展開する。  ゴーデニスは《大霊堂のスカージ》を《悪性の傷》で処理し、まずは毒カウンターを1つプレゼント。  ベンは《きらめく鷹の偶像》で航空戦力を得るが、ゴーデニスは白相手にはめっぽう強い《ファイレクシアの十字軍》。  次のターンに《墨蛾の生息地》と合わせたアタックが通って毒4つ。  しかし、この環境の白単デッキは、白いようで白くない。採用されているのは銀色の生物ばかりなのであり、ベンとしては問題ないはずだ。  ベンは落ち着いた表情で《起源の呪文爆弾》からマイア・トークンを産みだしてゴーデニスの攻撃に備える。  ゴーデニスはベンがタップアウトのうちに、《墨蛾の生息地》で殴って毒5つ。《疫病のとげ刺し》も追加して、上から殴り切るプランか。  少し考えてベンがタップアウトしつつプレイしたのは《刃砦の英雄》。一枚でゲームを決められる強力な神話レアである。
 しかし、返しにゴーデニスのプレイした《ピストン式大槌》が《疫病のとげ刺し》に装備され、《墨蛾の生息地》と共に殴ると、ベンに成すすべはなかった。 ベン 0-1 ゴーデニス
Game 2
 再びマリガンを選択したゴーデニス。先手のベンは7枚のハンドをキープ。  ベンは、《メムナイト》《信号の邪魔者》と並べるが、土地が《平地》1枚で止まってしまう。  ゴーデニスは《墨蛾の生息地》2枚を並べ、起動して感染ビート。  これにベンがファイレクシア・マナをライフで支払って《骨髄の破片》を打つが、さらにゴーデニスがライフを支払っての《変異原性の成長》。  早速毒カウンターは3つとなり、次のターンも攻撃して毒カウンターは4つ。  ここでベンは2枚目の平地を引き、《きらめく鷹の偶像》。  毒とダメージとのレースに持ち込む。  さらにベンは全軍で突撃。ゴーデニスが《きらめく鷹の偶像》に撃った《四肢切断》を2枚の《変異原性の成長》で退けつつ、ゴーデニスのライフを6まで追い詰める。  さらに後続として《きらめく鷹の偶像》を追加。  次のターンのアタックをゴーデニスが《墨蛾の生息地》で防ごうとすると、ベンは唯一の手札である《急送》を撃ち込んでこれを除去。  感染以上の速度でライフを削りきり、一本取り返した。 ベン 1-1 ゴーデニス
Game 3
 初動が《迫撃鞘》と、少々遅いゴーデニスに対し、《メムナイト》《信号の邪魔者》《墨蛾の生息地》と、ビート体制の整っているベン。  ゴーデニスは、《迫撃鞘》で《信号の邪魔者》を殺しつつ、《墨蛾の生息地》でベンに毒を載せていく。  さらなる脅威として《ファイレクシアの十字軍》を送り出すのだが、ベンが《刃の接合者》をプレイしたことで、地上はストップ・・・かと思われたが、ゴーデニスはゴーレム・トークンに《闇の掌握》を撃ち込んで地上をこじ開けると、《墨蛾の生息地》と《ファイレクシアの十字軍》でアタック。  これで、毒は4つ。 Ben Stark
苦戦するBen Stark
 頼みのゴーレムを失ったベンは苦しそうに口元を歪ませる。結局、残った《刃の接合者》と《メムナイト》でアタックし、覚悟を決めて《刃砦の英雄》を場に。  フルタップかつ、ブロッカーは《刃砦の英雄》のみと、瞬殺のありうる場になる。  この隙を逃すゴーデニスではなく、《ファイレクシアの十字軍》に《ピストン式大槌》を持たせ、《変異原性の成長》。  許容値を超えるカウンターを喰らい、ベンは毒殺されてしまうのだった。 ベン 1-2 ゴーデニス  ゴーデニス、トップ8へ!  既にトップ8入りをほぼ確定させている、藤田 剛史との再戦に期待しよう。
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RESULTS

対戦結果 順位
16 16
15 15
14 14
13 13
12 12
11 11
10 10
9 9
8 8
7 7
6 6
5 5
4 4
3 3
2 2
1 1

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