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津村健志の「先取り!」スタンダード・アナライズ
帰ってきたスタンダード・アナライズ グランプリ・静岡に向けて:第1回
帰ってきたスタンダード・アナライズ グランプリ・静岡に向けて:第1回
こんにちは。
つい先日終了したグランプリ・京都(『テーロス』3人チーム・リミテッド戦)の興奮も冷めやらぬ中、来週末にはグランプリ・静岡(スタンダード)が開催されます。11月の終盤から12月の頭にかけてみっつものスタンダード・グランプリが行われたので、今回の記事ではそれらを参考に静岡のメタゲームを予想していきたいと思います。
本編に入るその前に、グランプリ・京都のこぼれ話を少しだけ。
~これぞ王者の業・圧巻のパフォーマンス~
僕たちのチームは6勝3敗で初日落ちと振るわなかったものの、今大会では久しぶりに旧友のRich Hoaenと再会できてとても有意義な週末を過ごすことができました。互いの近況について話し合ったり、カラオケに行ったりとこれ以上ないほど賑やかな週末になりましたが、そんな中でどうしてもみなさんに紹介したいと思ったエピソードが彼のチームメイトであるMike Hronの離れ業でした。
とある試合でHronの対戦相手は《恩寵の重装歩兵》から《ヘリオッドの試練》というグッドスタートを切りました。緑系のデッキを使用していたHronは早くも窮地に追いやられたかと思いきや、ここで彼がとった行動は《ナイレアの試練》を対戦相手の《恩寵の重装歩兵》に付けるというものでした。
チームメイトのHayne曰く、「対戦相手がアタックしてこなければ《ナイレアの試練》は《平和な心》のように機能するし、もしアタックしてくれば+1/+1カウンターひとつと引き換えに《不屈の自然》×2だからね。」とのことですが、こんなプレイをあっさりやってのける辺り、さすがグランプリを優勝するプレイヤーは格が違うなと感心してしまいました。Mike Hronは非常に物静かなプレイヤーとしても有名で、この話をしている間もさも当然と言わんばかりの表情でしたが、これはこのグランプリで最も輝かしいプレイのひとつだったのではないかと思います。
グランプリで優勝するためにはもっともっと鍛練が必要だったと反省しつつ、ここからは本編のスタンダードの環境分析に移りたいと思います。まず最初にメタゲームの予想をしてから、その後に主要デッキを見ていきましょう。
グランプリ・静岡・メタゲーム予想
Tier1
- 「青単信心」
- 「黒単信心」
Tier2
- 「青白コントロール」
- 「エスパー(青白黒)・コントロール」
- 「赤単(タッチ白、緑を含む)」
- 「白単ビートダウン(タッチ赤、黒を含む)」
- 「コロッサル・グルール(緑単タッチ赤信心)」
まず始めに、ここでいう「メタゲーム予想」とはグランプリ・静岡における有力デッキの存在比率予想を指します。もう少し噛み砕いた説明をすると、直近の大会結果をもとに「このデッキはこれくらいいるだろうなぁ」という予想です。「Tier1(ティア・ワン)」はその環境を代表するデッキであり、全体のおよそ2~3割のプレイヤーが選択するであろう大本命と呼べるデッキです。「Tier2(ティア・ツー)」は全体の1割に届くかどうか、9回戦あれば1~2回あたるかどうかくらいのデッキだと定義しています。
現状はTier1に位置するふたつのデッキが圧巻のパフォーマンスを披露し続けており、グランプリ・アルバカーキ(11月23~24日)では「黒単信心」が、その翌週のグランプリ・ウィーン(11月30~12月1日)では「青単信心」がそれぞれ優勝を掴み取り、直近のグランプリ・ダラス/フォートワース(12月9~10日)では「黒単信心」の亜種と呼べる「オルゾフ(黒白)・コントロール」が見事王座に返り咲きました。(各リンクは英語イベントカバレージ)
はたしてグランプリ・静岡でも「青単信心」と「黒単信心」による覇権争いは続くのか。それとも、その他のデッキが久々の栄光を掴み取るのか。今大会ではそんなところにも注目していただければと思います。
さて、ここからは各デッキの解説に移りたいと思います。第一回となる今回の記事では、現環境を統べるふたつのデッキをご覧いただきましょう。
「青単信心」
20 《島》 4 《変わり谷》 1 《ニクスの祭殿、ニクソス》 -土地(25)- 4 《雲ヒレの猛禽》 4 《審判官の使い魔》 4 《凍結燃焼の奇魔》 4 《潮縛りの魔道士》 4 《夜帷の死霊》 4 《海の神、タッサ》 4 《波使い》 -クリーチャー(28)- |
1 《急速混成》 2 《サイクロンの裂け目》 2 《タッサの二叉槍》 2 《思考を築く者、ジェイス》 -呪文(7)- |
2 《急速混成》 4 《反論》 1 《サイクロンの裂け目》 1 《否認》 1 《漸増爆弾》 3 《家畜化》 1 《タッサの二叉槍》 1 《思考を築く者、ジェイス》 1 《霊異種》 -サイドボード(15)- |
プロツアー「テーロス」以降、支配的なまでの強さでスタンダードを牽引し続けているのがこちらの「青単信心」デッキ。『テーロス』で登場した新キーワード能力である「信心」を軸に据えた現スタンダードを象徴するデッキであり、プロツアー「テーロス」優勝を皮切りに数々の輝かしい成績を残しています。
基本的な動きとしては《潮縛りの魔道士》や《凍結燃焼の奇魔》、そして今をときめく《夜帷の死霊》といった色マナ拘束の強いクリーチャー陣で戦線と「信心」を拡大していき、《海の神、タッサ》か《波使い》でフィニッシュ、というのがこのデッキの描く青写真となります。
従来であれば、この手のデッキは長期戦に弱いのが常でしたが、この「青単信心」は《海の神、タッサ》の「占術」能力であったり、《タッサの二叉槍》や《思考を築く者、ジェイス》といったカードのおかげで長期戦にも強い構成に仕上がっています。
このデッキはプレイするのはそこまで難しくないと思いますが、メインボードの完成度が高いゆえにサイドボーディングは困難を極めます。しかしそんな「青単信心」を使用するプレイヤーたちにとって朗報と言えるのは、「青単信心」の権威として知られるSam Blackが自身のサイドボーディングプランをStarCityGamesで公開してくれていることです。
~「青単信心」の権威・Sam Blackのサイドボードプラン~
Thassa Good Deck (GP Louisville Top 8)(リンク先は英語記事)
Samも含め、海外勢は基本的にサイドボーディングプランを書くことを嫌う傾向があるように思えますが、その主な理由としては、「サイドボーディングは目の前の対戦相手のデッキに合わせて微調整するものだから、じっくりと自分自身で考えてほしい」という意見がほとんどです。
僕もこの意見には全面的に同意ですが、しかしながら有名なプロプレイヤーたちが行っているサイドボーディングプランを知ったうえでそれと違うプランを実行するのと、そうでない場合とでは天と地の差があると思います。
実際に僕はSamのサイドボーディングプランを実行するようになってから「青単信心」の勝率が劇的に向上しましたし、もしもまだ自身のサイドボーディングプランに自信がないという方はぜひこの記事をご一読ください。
~対「青白コントロール」・「エスパー(青白黒)・コントロール」戦の心得~
これらの《至高の評決》の入ったデッキとのマッチアップは一般的に「青単信心」が不利だと言われているようですが、個人的には「青単信心」が少し有利ではないかと思います。《タッサの二叉槍》と《思考を築く者、ジェイス》をいかにして通すかに全てがかかったマッチアップだと言えますが、そこで重要となるのは以下のカードです。
|
グループB |
グループAのカードは対戦相手が絶対に対処したいものです。そのため、《拘留の宝球》や《至高の評決》のようなソーサリータイミングの大振りなアクションを誘い出しやすいので、その返しのターンでグループBのカードを通すことが理想の展開となります。
1本目はグループBのカードが合計4枚しかないのでこのプランはそれほど現実的ではありませんが、サイドボード後はこれらのカードが増量されたうえで《記憶の熟達者、ジェイス》や《霊異種》までもが加わるので、「青単信心」側が相当に優位に立つことができます。1本目の「青単信心」側の勝率は3~4割ほどだと思いますが、サイド後にはそれが6~7割程度まで跳ね上がるので、マッチ全体で見れば「青単信心」が少し有利かなという印象です。
《思考を築く者、ジェイス》があれば《至高の評決》を連打されても息切れすることもないので、「青白」系のデッキを意識するのであれば、サイド後には《思考を築く者、ジェイス》を4枚にすることを強くお勧めします。
なお、Samは軽い点などを考慮して「青白」系のデッキに対するサイドボードカードとして《霊異種》よりも《記憶の熟達者、ジェイス》の方が好みとのことですが、個人的には《思考を築く者、ジェイス》が戦場に残りやすい点を加味して《霊異種》の方がいいのではないかと考えています。《記憶の熟達者、ジェイス》は「ライフ」ではなく「ライブラリー」を攻めるので、仮に途中で対処されてしまうとそれまでの行為に意味がなくなってしまうのも減点対象です。
この辺りは実際に試合をしてみて、みなさんもご自身なりの結論を導き出していただければと思います。
~ミラーマッチ(同系戦)の心得~
ミラーマッチの1本目は、同じカードばかりということでどうしても先手が有利になりがちです。しかしサイド後は《反論》や《家畜化》といった先手、後手を入れ替えるようなカードが入るので、それは幾分か緩和されることになります。
とりわけ対戦相手が序盤にクリーチャーを展開してこない場合は、これらのカードを持っている可能性が非常に高いので、《夜帷の死霊》や《波使い》を《家畜化》で奪われてそのまま負けてしまうことがないように注意しましょう。
《急速混成》か《サイクロンの裂け目》だったり、自身の《反論》のような《家畜化》に対処できるカードを待つなど、相手の展開に合わせて無理のない展開を心がけたいですね。
《家畜化》は両プレイヤーが《海の神、タッサ》をコントロールしている状況下ならば、対戦相手の《海の神、タッサ》を奪って「伝説ルール」によって対処できることも忘れないようにしておきましょう。
また、対「黒単信心」戦では対戦相手が《冒涜の悪魔》を2体コントロールしている状況であれば、その片方を奪って対戦相手のコントロールする《冒涜の悪魔》の能力で生け贄に捧げられることも覚えておきましょう。
最後に、この「青単信心」デッキは単色であるにも関わらず、色事故が付き物という珍しいデッキです。《変わり谷》は「青白」系のデッキに対して重要なカードなので、ある程度は仕方がないと割り切るしかありませんが、もしも対ビートダウン戦を強く意識するのであれば、《変わり谷》を減らしたり《前兆語り》の採用をお勧めします。
僕は優勝者のリストの《急速混成》を《前兆語り》にして、多少ではありますが序盤の展開がスムーズになるようにしています。《急速混成》もデッキの戦略に合致したカードなので悩ましいところですが、グランプリのような長丁場では安定性を重視するのも一考に値するのではないかと思います。
「黒単信心」
19 《沼》 4 《変わり谷》 3 《欺瞞の神殿》 -土地(26)- 4 《群れネズミ》 4 《夜帷の死霊》 4 《冒涜の悪魔》 1 《死者の神、エレボス》 4 《アスフォデルの灰色商人》 -クリーチャー(17)- |
4 《思考囲い》 2 《肉貪り》 2 《究極の価格》 1 《破滅の刃》 4 《英雄の破滅》 4 《地下世界の人脈》 -呪文(17)- |
3 《生命散らしのゾンビ》 1 《死者の神、エレボス》 3 《闇の裏切り》 3 《強迫》 3 《ファリカの療法》 1 《破滅の刃》 1 《減縮》 -サイドボード(15)- |
現環境で「青単信心」と双璧を成すもうひとつのデッキがこの「黒単信心」デッキです。
「信心」という名前こそ付いているものの、実際に「信心」を参照するカードは4枚の《アスフォデルの灰色商人》と1枚の《死者の神、エレボス》のみで、それほど「信心」に固執していないことがこのデッキの特徴と言えるでしょう。例えば先ほど紹介した「青単信心」であったり、次回以降に紹介させていただくその他の「信心」デッキは、多少カードパワーに難があっても色拘束の強いパーマネントを採用する傾向にありますが、このデッキにはそれがあてはまりません。
つまるところこのデッキは強力なカードの集合体であり、終始展開が安定している点が他の「信心」デッキとは一線を画しています。時には「黒単ビートダウン」のように、またある時は「黒単コントロール」のように振る舞うことができる柔軟性もこのデッキの持つ大きな魅力と言えるでしょう。
また、クリーチャーで攻める以外にも《地下世界の人脈》による圧倒的な物量であったり、《アスフォデルの灰色商人》による突然死であったり、多角的な攻め手があることもこのデッキの強さを支えている要因です。
このデッキを使う、または相手取る際に重要なことは、どちらのプレイヤーが「攻める側」なのかを認識することだと思います。環境初期の「黒単信心」と言えば、大量の除去呪文で相手をいなし、そこから《地下世界の人脈》か《冒涜の悪魔》へと繋いで悠々と勝利するコントロールデッキのイメージが強かったように思いますが、メインから4枚もの《群れネズミ》が採用されたこのリストは「攻める側」に回る機会が圧倒的に増えています。
「青単信心」や、このデッキが苦手とする「赤単」系のデッキに対しても、「全てのクリーチャーを除去する」よりも「《群れネズミ》で攻めながら要所を除去で捌く」方が理想的かつ現実的なので、とりわけ先手の場合は自分が「攻める側」に回ることを念頭に置いてプレイするといいでしょう。
また、4枚の《群れネズミ》を採用することで、《地下世界の人脈》をサイドアウトする戦略も容易に行えるようになりました。以前から攻めを信条とする「赤単」や「白単」系統のデッキにライフ損失の伴う《地下世界の人脈》をサイドアウトするのは一般的なプランでしたが、《群れネズミ》のおかげで「青単信心」などにも《地下世界の人脈》をサイドアウトする選択肢が生まれたことは特筆に値します。
唯一の注意点として、《群れネズミ》は先手と後手で強さが左右される類のカードなので、サイドボード後に何枚残すかは慎重に検討しましょう。僕は相手のデッキがコントロールや同系の場合は先手でも後手でも4枚残し、相手のデッキがビートダウン系の場合は先手なら4枚、後手なら2枚にしています。
デッキ構築、そしてサイドボーディングプランに多大な影響を与えた《群れネズミ》の4枚採用は、「黒単信心」デッキを更なる高みへと導いてくれました。Owenのリストは他にも《減縮》を採用していたりと、現環境への造詣の深さが伺えます。《減縮》は「白単」ビートダウンや、土地を17枚まで削った「赤単」デッキ(参考例:英語記事)のようにタフネス1のクリーチャーを多用するデッキに劇的に作用するので、メタゲーム次第では増量を検討してもいいと思います。
冒頭でも少し触れたように、「黒単信心」を基盤とした「オルゾフ(黒白)・コントロール」デッキがグランプリ・ダラスを制覇していたので、そちらを紹介してお別れしたいと思います。
「オルゾフ(黒白)・コントロール」
12 《沼》 4 《神無き祭殿》 4 《変わり谷》 4 《静寂の神殿》 1 《平地》 -土地(25)- 4 《群れネズミ》 1 《罪の収集者》 4 《冒涜の悪魔》 4 《ヴィズコーパの血男爵》 -クリーチャー(13)- |
4 《思考囲い》 2 《強迫》 4 《肉貪り》 2 《今わの際》 2 《究極の価格》 4 《英雄の破滅》 4 《地下世界の人脈》 -呪文(22)- |
3 《生命散らしのゾンビ》 2 《罪の収集者》 3 《闇の裏切り》 1 《強迫》 1 《真髄の針》 3 《ファリカの療法》 1 《破滅の刃》 1 《減縮》 -サイドボード(15)- |
直近のグランプリを制したのは、「黒単信心」対決で有利になるために白を足したリストでした。《ヴィズコーパの血男爵》は「プロテクション(黒)」のおかげでほとんど除去されることがなく、「絆魂」がダメージレースすらをも許さない、正しく「黒単信心」への究極の解答と呼べる逸材です。また、近頃では「青白」系のコントロールが増えてきていますが、《ヴィズコーパの血男爵》はカウンター呪文か《至高の評決》くらいでしか対処されないので、それらのマッチアップでも十分な活躍が期待できます。
「青白」系のコントロールでも頻繁に採用されるようになった《今わの際》は、《群れネズミ》、《夜帷の死霊》、《波使い》、《変わり谷》といった環境の主要クリーチャーをほとんど対処できる優良除去。特に《夜帷の死霊》を除去できる2マナ以下のカードは黒単色だと《肉貪り》しかないので、《夜帷の死霊》が幅を利かせる現状では非常に頼もしい存在ですね。
「黒単信心」にはこのように白を足した形や、《突然の衰微》、《ゴルガリの魔除け》、《霧裂きのハイドラ》のために緑を足したリストも散見されますが、そのどちらでも問題となるのは土地構成が歪になってしまうことです。2色目が白であれ緑であれ、上記のカード群は色を足すには十分すぎるほどに魅力的なものばかりです。しかしながら、そのせいで《静寂の神殿》や《ゴルガリのギルド門》のようないわゆる「タップインランド」が増えてしまい展開に支障が出たり、《神無き祭殿》や《草むした墓》のせいで余計なライフの損失を被ってしまうことが多々あります。
Owenのリストで《欺瞞の神殿》が3枚に抑えられているのもタップインを嫌ってのことだと思われますが、「黒単信心」における《欺瞞の神殿》は単色であるがゆえに序盤にプレイする必要がなく、それでいて中盤以降のドローの質を向上させることが可能です。しかしデッキを2色にしてしまうと4枚採用以外の道はありませんし、それらの土地絡みの問題を甘受してまで色を足すべきかは、いささか疑問に思えます。
先ほどの「黒単信心」の項目でも述べたように、近頃では《地下世界の人脈》をサイドアウトするマッチアップが増えているような現状ですし、土地からのダメージや展開の遅れは致命的になりえます。色を足せば対処できる範囲が広がるため特定のマッチアップの勝率は上がると思いますが、それが原因で全体的な勝率が落ちるようでは本末転倒ですので、色を足す際には慎重にご検討ください。
デッキの解説というよりは色を足すべきか否かという内容になってしまいましたが、土地絡みの問題はそれほどまでにデリケートなものだとご理解していただければ幸いです。
このデッキは締め切りの関係であまり多くの回数をこなすことができませんでしたが、ミラーマッチと「青白」系のデッキには相当強い構成に仕上がっていると感じました。ただしせっかく白を足しているので、サイドボードに1枚か2枚、《解消の光》《摩耗 // 損耗》のような《拘留の宝球》に触れるカードを入れておくといいかもしれません。
「帰ってきたスタンダードアナライズ グランプリ・静岡に向けて:第1回」は以上になります。メタゲームの中心である「青単信心」と「黒単信心」をメインにお届けしましたが、次回以降は下剋上を狙うその他のデッキもチェックしていきたいと思います。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう。
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