マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト

読み物

翻訳記事

authorpic_meghanwolff_0.jpg

そうだったらいいのにな!

Meghan Wolff / Tr. Tetsuya Yabuki

2017年11月14日

原文はこちら

 愛犬の散歩。追加ドロー。完璧なチョコレート・ムース作り。追加ターン。「紙くず」(つまり重要書類)の整理。クリーチャーを4/4のゾンビとして戦場に戻す。

 世の中には、他人に任せられないことがあります。自分でやることに意味があることがあります。

 間もなく発売の『Unstable』には、そんな自立心の強い方のために便利なクリーチャーが収録されます。仕事をうまく進めるには自分の力でやらなければならない、と信じる人にぴったりです。趣味のDIYの時間を大事にしている人におすすめです。

 早速ご覧いただきましょう。〈DIY熾天使/Do-It-Yourself Seraph〉です!

en_lU18pLgXLP.jpg

 いいですよね、4/4飛行(6マナというコストもまずまずです!)。では、回避能力持ちの脅威である〈DIY熾天使/Do-It-Yourself Seraph〉がたった1回攻撃するだけで、あなたがゲームに敗北しなくなるとしたらどう思います?

 そんなうまい話があるわけないですよね。ところがデッキに《白金の天使》を1枚入れておくだけで、〈DIY熾天使/Do-It-Yourself Seraph〉はそれを実現してくれるのです。

 オーケー、オーケー、余計なセールス・トークはここまでにしましょう。このカードの素晴らしさをわざわざ言葉で伝える必要はありませんよね。では記事の残りは、〈DIY熾天使/Do-It-Yourself Seraph〉によって広がる夢のような可能性を見ていきましょう。

 まず、ドラフトがとても楽しくなります。〈DIY熾天使/Do-It-Yourself Seraph〉をドラフト序盤にピックできれば、その後アーティファクトをピックしていくことであなただけの強大なアーティファクト・天使を作れます。また、たとえアーティファクトをひとつかふたつしか取れなくても、〈DIY熾天使/Do-It-Yourself Seraph〉はこれ単体で強力なのです。

 『Unstable』ドラフトでどんな素敵なテキストのカードをピックできるかはまだわかりませんが、このやる気と自立心に満ちたものまね役者の活躍の場は他にもあります。キューブ・ドラフトでは常連になるでしょうし、銀枠セットありの統率者戦でも使われるでしょう。つまり現時点ですでに、〈DIY熾天使/Do-It-Yourself Seraph〉の能力を適用できるカードは無数にあります。「ほぼ」無数と言った方が良いですかね。マジックには、約1780種類のアーティファクトがあります。

 無限に広がる可能性こそ、このカードの凄さです。このカードが持つ可能性をすべてお伝えするには、マジックの歴史上にあるアーティファクトをすべてご説明しなければいけません。

 そしてそれこそ、〈DIY熾天使/Do-It-Yourself Seraph〉の最大の魅力です。このカードが戦場に出ているということはすでに6マナ域にアクセスできる状態なので、ゲーム序盤に欲しい軽いマナ・アーティファクトを能力で選択することはないでしょう。《太陽の指輪》は素晴らしいカードですが、すでに4/4飛行が攻撃しているならその魅力は減ります。だからどのアーティファクトを採用してどれを選択するかで、創造性を発揮する余地が大いにあるのです。

 何から始めればいいか迷っているなら、マジックで一番好きなことを考えてみればいいじゃないですか。私はドローが大好きなので、当然私の手札に新鮮な呪文を加えるために〈DIY熾天使/Do-It-Yourself Seraph〉を使うことばかり考えていますよ。対戦相手とも私の楽しさを共有したいので、《吠えたける鉱山》や《神話の水盤》を採用することになるかと思います。

 もし自分だけ楽しみたいなら、《ニンの杖》や《強制の門》を採用して自分だけ追加ドローの恩恵を受けましょう。


〈DIY熾天使/Do-It-Yourself Seraph〉 アート:David Sladek

 もっと現実的な人なら、この天使は攻撃するたびに強くなるため、すぐ対戦相手の除去に狙われることにお気づきでしょう。その場合は《ダークスティールの鋳塊》や《ダークスティールの巨像》のような、破壊不能を持つダークスティール製のアーティファクトを選択するのが良いでしょう。警戒も持たせたいなら、《ダークスティールの歩哨》がおすすめです。

 《ぬいぐるみ人形》のテキストをもらえば、対戦相手が戦闘に困ることうけあいです。相手の攻撃をブロックすればその分のダメージをはね返し、こちらが攻撃すれば、相手はそれを通して4点を受けるかブロッカーのパワー分のダメージを受けるか迷うことになるのです。

(編訳より 11/16:《ぬいぐるみ人形》は戦場に出るに際しプレイヤー1人を選びますが、〈DIY熾天使/Do-It-Yourself Seraph〉はそれがないため、上記の挙動は成立しません。原文の誤りでした。訂正し、お詫びいたします。)

 《白金の帝像》や《白金の天使》も最高の選択肢です。それらのテキストをもらえば、敗北の心配なく勝利へ向かえるようになるでしょう。それから、4/4飛行1体だけでは盤面を制圧することができない場合もあるでしょう。盤面を支える手段が足りないと思ったら、《ネビニラルの円盤》や全体除去の効果を持つものだって使えるのです。

 〈DIY熾天使/Do-It-Yourself Seraph〉はまた、多用途なツールをものまねするのも好きそうです。十徳ナイフ、パスタからアイスクリームまで何でも作れるミキサー、あるいは《威圧の杖》のような。

 そして《霊気貯蔵器》や《記憶の壺》のようなとんでもないコンボを生み出すアーティファクトを選べば、大変なことになるはずです。

 ここで挙げたのは、〈DIY熾天使/Do-It-Yourself Seraph〉が持つ可能性の本当にわずかな一例です。このカードの可能性をすべて探求し、あなたのデッキやキューブでの最高の使い方を見つけ出したいなら、あとはあなた自身がひたすらに取り組まなければならないのです。

前の記事: 『デュエルデッキ:マーフォーク vs ゴブリン』 | 翻訳記事一覧に戻る | 次の記事: 殺しのメアリーと殺人ボット

トピックス