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コラム

射場本正巳の「統率者(2015年版)のススメ」

射場本正巳の「統率者(2015年版)のススメ」第2回:統率者戦を「経験」してみよう!!

射場本正巳の「統率者(2015年版)のススメ」第2回:統率者戦を「経験」してみよう!!

by 射場本正巳

 こんにちは!ウィザーズR&Dの射場本です。11月13日(金)に、ついに『統率者(2015年版)』が発売されました!!

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 新たなシステム「経験カウンター」が面白そうなこの新製品、遊ばずにはいられません! てことで社内の統率者好きを集めて早速プレイしてもらいました!

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みんなでガッツポーズ!やっぱり新製品はテンションがあがります。

 あれ?オレがいないぞ......?実は今回は、残念ながら僕は参加できませんでした。ですが、みんなが遊んだ様子を教えてくれたのでその感想をお届けします。せっかくなので、今回のゲームは新メカニズムの「経験カウンター」を持つ統率者を選んでプレイしてもらいました。

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せっかくなので大判カードで遊びたいですよね!

 実はお恥ずかしながら当初「経験カウンター」は統率者に置かれるものだと勘違いしていました。プレイヤーが得るものだったんですね!こりゃ強い!「《イズマグナスのミジックス》とか強いけど死にやすいからなー」とか思ってましたが、ぜーんぜん関係ありませんでした。

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統率領域のそばに置かれた「経験」カウンターが目を引きます。

 もちろんゲーム後半になれば「経験カウンター」の数もすごいことに。

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さすがにここまで「経験」が貯まるとなんでも釣れます。

 このゲームでは格内さんの使う《ネル・トース族のメーレン》が豊富な生け贄手段とあわせて「経験」を貯め、《テラストドン》を使いまわして戦場を地獄に変えたそうです。やるなぁ。

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テラストドン》の効果で象・トークンを配る格内さん。

 「経験カウンター」は紋章と同じでそう簡単に取り除く手段はないので、ズバリ「経験」し得! 統率者は2度目以降にプレイするとマナコストが割に合わなくなっていきますが、この5人は「経験」を積むだけあって2度目以降もレベルアップして登場してくれる感じがすごいです。

 そして、「経験カウンター」はプレイヤーが得るもの。お気づきかもしれませんが、実は同じデッキでこれらの伝説クリーチャーを同居させると共有できるので幅が広がります。例えば5色の統率者を使用すれば、今回のセットの経験カウンターを使う伝説のクリーチャーを全て使用できるんですねー!

 この新しい「経験」メカニズムを経験できる『統率者(2015年版)』。すでにディープな統率者ファンの方も、これが初めてという方も楽しめること間違いなし!

 それでは、今回の『統率者(2015年版)』プレイに参加した皆さんにそれぞれのデッキの感想を聞いてみました。どのデッキを買うか迷っている方は、このオススメポイントを参考にどうぞ!

緑黒:「墓場の略奪」

統率者:《ネル・トース族のメーレン

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 《ネル・トース族のメーレン》は「生け贄に捧げると○○する」カードがデッキにたくさん積み込まれているので予想以上に経験カウンターを蓄積しやすく、18を超えたあたりからもはやカウントすることを諦めたくらいです(笑)ザックザックと面白いように墓地へカードが落ちていき、勝負が長引くほど有利な状況を作れるので、毎ターン墓地のクリーチャーをひょいっと釣れて嬉しい!

 今回は《ネル・トース族のメーレン》で《テラストドン》を釣って、みんなに象トークンを配るというプレイを3回はやりました(笑)《テラストドン》が破壊されたとしても、戦場に《コロズダのギルド魔道士》がいれば象が9体のかわいい苗木トークンに変身! 最後は《エルドラージの碑》を貼り破壊不能と飛行を得た苗木トークンが殴り勝つという面白展開でした。


白黒:「精霊の召喚」

統率者:《蘇りしダクソス

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 《蘇りしダクソス》の良いところはまず3マナという点です。早く出るのはそれだけで頼もしいです。エンチャントを唱えるだけで経験カウンターが貯まる条件もいいですね。3マナの起動コストを支払うたびに、マナさえあればいくらでも経験カウンターの分のパワーとタフネスを持つトークンを出せます。さらにそのトークンがクリーチャー・エンチャントになっているのもポイントです。デッキにはエンチャントが戦場に出ると誘発するカードがたくさん入っているので、最高に相性がよかったですね! デッキがシナジーの固まりみたいになっているので、プレイしているだけで気分がいいです!

 あとは序盤に攻めすぎていち早く手札が尽きてしまったのですが、《水晶のチャイム》で墓地に落ちていたエンチャントをごっそり回収できたのはかなり嬉しかったです!


青赤:「覇権の掌握」

統率者:《イズマグナスのミジックス

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 《イズマグナスのミジックス》の呪文が軽くなる能力はやっぱり強力ですね!「超過」「キッカー」など多くのマナが必要なカードがデッキに入っていますが、うまく使えればそのマナ・コストも全然気になりません。うまく生き残った時はデッキがぶんぶん回転してすごく気持ちいいです! 特に《天才のひらめき》などの、いわゆる「X呪文」との相性は抜群でした!

 デッキもインスタント呪文だらけなので、自分のメインフェイズにはほとんど動かず、相手と交渉しながら全体のバランスをとるのが楽しかったです。

 今回は使えませんでしたが、新カードの《ミジックスの熟達》は後半に唱えられれば簡単に勝てそうでした。次こそは使ってみたいですね。


青緑:「勢力の拡大」

統率者:《進化の爪、エズーリ

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 このデッキはアドバンテージを取れるカードが多くて息切れしにくく、後半でも戦えるところが強かったです! また、トリッキーなカードが多くて、不利な局面でも引き込んでから挽回する手段が豊富です。《進化の爪、エズーリ》の経験カウンターを稼ぐためにデッキには「横に並べる」カードがたくさん入っていますが、《進化の爪、エズーリ》の単体強化は一点突破する力を与えてくれるので、面と点の両方からプレッシャーがかけられる器用なデッキでした。

 また新カードの《群棲するバイパー》が持つ新能力「無尽」は、ブロッカーがいない相手に向かって攻撃すると本体が意外と生き残ることができ、予想以上にプレッシャーがかけられて好印象でした。


白赤:「戦闘の猛火」

統率者:《イロアスの信奉者、カレムネ

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 とにかく大型クリーチャーでビートダウンできるところが気持ちが良かったです! 相手が盤面を整えているうちに次々とプレッシャーをかけることができ、中盤以降も大型クリーチャーで次々に対応を迫るこのデッキは、ビギナーでも遊び慣れた人でも楽しめること間違いなしです!

 特に統率者《イロアスの信奉者、カレムネ》の打点の高さは特筆もの。ふんだんに収録された全体火力を駆使して、更地にした戦場をサイズの大きい巨人軍団で蹂躙しましょう!

 あと、新カードの《輪の大魔術師》がとにかく強い!《太陽のタイタン》とお手軽コンボで、赤なのに手札がなくなりません。対戦相手から「お願いします起動してください!」と懇願されるシーンが何度もありました(笑)。


 というプレイ感想でした。みなさんは『統率者(2015年版)』のどのデッキで遊んでみたいですか? この機会に統率者戦をぜひ「経験」してみてくださいね。

 そして、一度遊んでみたら少し改造したくなるもの。次回はお手軽にデッキをちょい足し改造する方法をご紹介していきたいと思います。

 それではまたー!

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