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岩SHOWの「デイリー・デッキ」

2017.10.11

岩SHOWの「デイリー・デッキ」:ルクサよりアズカンタへ(バント副陽)(スタンダード)

by 岩SHOW

 以前に完全にノリで書いた回があった。「副陽はルクサに接近す」の回だ。いつもいつも同じような文体では飽きられてしまうかなと、時折こういった芝居がかった回を設けているのだが......どうかな?(笑) また何か機会があったら教えてくれると嬉しいね。

 で、結局のところ......《副陽の接近》を使ったコントロールデッキは、上記の回で紹介した《ルクサの恵み》型はさして使われることはなく、純正とでも言おうか、青白の2色にまとめたものが主流となった。これが各国のグランプリやプロツアー予選で活躍したわけだが......

 時は経ち、迎えたるは『イクサラン』。ローテーションにより失うカードよりも、得るカードの方が多いのではと思われた「副陽コントロール」は、皆の予想通り、先行リリースされたMagic Onlineで猛威を振るった。リアルでも同様のことが起きるだろうなと思いつつ、発売週に開催されたグランプリ・静岡2017秋へと旅立った。

 熱戦をお届けして、思いのほか早く終わったのでその日のうちに帰宅。大阪に着いたのは深夜だったので帰るなり爆睡して、そして翌日......よく寝たなぁと伸びをしながら、まずチェックしたのはStarCityGames.com Standard Open Dallasと、そして前日に開催されていた静岡のサイドイベント、プロツアー『イクサランの相克』予選(PTQ)の結果だ。

 そして、PTQのTOP8デッキに、忘れかけていた「副陽はルクサに接近す」第2章とも言うべきデッキを発見した! ルクサに接近した副陽が、続けてアズカンタを照らすのだ!

Sakai Yoshiki - 「白青緑コントロール」
グランプリ・静岡2017秋 併催 プロツアー『イクサランの相克』予選 トップ4 / スタンダード (2017年10月1日)
2 《平地》
4 《島》
4 《灌漑農地》
4 《氷河の城砦》
1 《まばらな木立ち》
4 《陽花弁の木立ち》
4 《植物の聖域》
2 《霊気拠点》

-土地(25)-


-クリーチャー(0)-
3 《選択》
4 《花粉のもや》
4 《巧みな軍略》
3 《アズカンタの探索》
2 《検閲》
4 《至高の意志》
4 《ルクサの恵み》
2 《イクサランの束縛》
1 《天才の片鱗》
1 《残骸の漂着》
4 《燻蒸》
3 《副陽の接近》

-呪文(35)-
3 《陽光鞭の勇者》
1 《周到の神ケフネト》
3 《奔流の機械巨人》
3 《否認》
2 《没収の曲杖》
2 《排斥》
1 《残骸の漂着》

-サイドボード(15)-
晴れる屋 より引用)

 《アズカンタの探索》は2マナと軽く、早いターンに設置できる。毎ターン、ライブラリーの一番上をちらりと見て、そのカードが不要だったら墓地に置いてもよい。占術1を行っているようなもので、この時点でなかなか強い。適当にコントロールと疑似占術を繰り返し、墓地にカードが7枚以上あれば変身し、《水没遺跡、アズカンタ》となる。

 アズカンタそのものになってしまえば、{2}{U},{T}でライブラリーの上から4枚見て、土地でもクリーチャーでもないカードを選んでそれを手に入れることができる。THEコントロール、無茶苦茶強いアドバンテージ源となってくれる。これは、もう「副陽コントロール」と合わないわけがない1枚で、事故防止にアドバンテージ回復に《副陽の接近》掘り起こしにと大活躍な1枚なのだが、そのパワーをより体感しようと組まれたと思われるのがこの《ルクサの恵み》入りの白青緑コントロールだ。

 《水没遺跡、アズカンタ》はとてつもないアドバンテージをもたらすが、実質4マナ必要であり、決して軽くはない。この土地と、そこから見つけたカードのプレイに必要なマナを《ルクサの恵み》で供給しようというわけだ。ルクサが2枚並んだりすると、副陽見つけて即キャスト、なんて動きも決して不可能ではない。むしろ、したいことはそれだ。アズカンタからルクサを見つけたり、ルクサのマナで呪文を唱えまくってアズカンタを変身させたり、この2枚をかみ合わせることが出来ればとても楽しいコントロールライフを送れそうだ。

 そんな至福の時間を邪魔するクリーチャーたちは《花粉のもや》でシャットアウト。段々と相手もこのシステムが嫌になってきて、「副陽見えるまでは一応やるか......」となってくる。こうなったら、もうゲームは終了なんですよ。心は、もう折れているんですよ。というわけで、このデッキと相対して「ハマってしまったな」と思ったら残り時間と相談して投了してしまうのも勇気だね。大ぶりの隙を埋める《花粉のもや》は実にいい仕事をしてくれそうだ。

 防御システムを組む、そんな戦い方が好きな人は、是非ともこの環境では「副陽コントロール」を極めていただきたい。そのバリエーションの1つとして、この《ルクサの恵み》入りデッキも覚えておいてくれると嬉しいね。実は僕もルクサ&アズカンタデッキを考えているのだが、それについて色々話す機会は......少なくとも、世界選手権が終わってからかな。

 というわけで、ボストンに行ってきますの前にこれを書いています。明日の更新分に、世界選手権の最新のデッキが間に合えば......いや、間に合わそう。やってやるってぇ!

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