• HOME
  • >
  • READING
  • >
  • 『戦乱のゼンディカー』プレリリースからの新マリガン・ルール

READING

お知らせ

お知らせ

『戦乱のゼンディカー』プレリリースからの新マリガン・ルール

authorpic_aaronforsythe.jpg

『戦乱のゼンディカー』プレリリースからの新マリガン・ルール

Aaron Forsythe / Tr. YONEMURA "Pao" Kaoru

2015年8月20日 / 2015年9月25日再掲


 数週間前のプロツアー『マジック・オリジン』で、マリガン・ルールへの新たな変更が導入されました。「バンクーバー・マリガン」と通称されているその変更の主たる部分は、「開始時の手札が初期手札枚数よりも少ないプレイヤーは占術1を行なってもよい」というルールが既存のマリガン処理に追加されるというものでした。

 このルール変更の目的は、実際にゲームをしたと感じられないようなゲームの数を減らし、少ない手札でゲームを始めるという難しい選択に直面したプレイヤーが行動できるようにするというものでした。これまでは、マリガンをしなければならなかったプレイヤーは、あまりにも多くのゲームで圧倒的に不利で、勝負が決まるまでほとんど何もできないこともありました。私たちは、サム・ストッダート/Sam Stoddardがこの記事で書いたように、この新しいルールその他の変種を内部で数ヶ月かけて試し、それからプロツアーに持ち込んだのです。

 プロツアーでこのマリガン・ルールを試したところ、この変更に関して多くの好意的な反響がありました。そこで、私たちはこれを『戦乱のゼンディカー』からマジック総合ルールに公式に追加することにしました。つまり、『戦乱のゼンディカー』プレリリースから全世界で、『Magic Online』でもオンライン・プレリリースから、採用されることになります。

 まずは、ワシントン州シアトルで8月27日、28日、30日に開催されるPAX Primeでおこなわれる2015年世界選手権で、この新マリガン・ルールが使われますのでご注目ください。このイベントは特例として、この新ルールの2度目のお披露目がなされます。

 それでは、よいマリガンを!


 新マリガン・ルールの公式な記述は次の通り。

103.4. 各プレイヤーは初期手札枚数に等しい枚数のカードを引く。初期手札枚数は通常7枚である(ただし効果によって初期手札枚数が変わることがある)。最初の手札が満足できるものでなかったプレイヤーは、マリガンを行なうことができる。まず、開始プレイヤーがマリガンを行なうかどうかを決め、その後、ターン順に各プレイヤーが同様の選択を行なう。全プレイヤーが選択を終えた後、マリガンすることを選んだプレイヤーは同時にマリガンを行なう。マリガンとは、手札をライブラリーの中に混ぜ入れ、そして1枚少ない枚数の新しい手札を引くことである。これ以上マリガンをしないと決めたら、そのカードがそのプレイヤーの開始時の手札となり、それ以降マリガンをすることはできない。この手順は、すべてのプレイヤーがマリガンしなくなるまで繰り返される(手札が0枚になった場合、そのプレイヤーはそれ以上マリガンすることはできない)。その後、開始プレイヤーからターン順に、開始時の手札が初期手札枚数より少ないプレイヤーはそれぞれ占術1を行なってもよい。


  • この記事をシェアする

RANKING

NEWEST

CATEGORY

BACK NUMBER

サイト内検索